別居後の離婚回避事例


依頼者:YUさん36歳(会社員・男性)

結婚2年目の妻Cさん(31歳)。子供なし

妻の浮気が原因で離婚を要求され別居、別居後の浮気の解決と離婚の回避・修復を希望。

期間:2008年2月相談、2月着手、09年7月修復

難易度:E(相談時は対話・留意が難しい状態)

YUさんの意思により、他の復縁に悩まれている方に勇気を与えられるのであればとのことで、

この復縁エピソードを事例紹介に掲載いたします


YUさんと奥様のCさんは結婚2年目(着手当時)、お子さんはいない。3年の交際を経て、結婚され、分譲のマンションで暮されている。相談の約1ヶ月前に奥様からYUさんと一緒に暮らし続けることが苦痛で体調が優れない、離婚を前提に別居したいと言われたそうである。私の気持ちを理解してくれない、いつも我慢をされられていた、価値観が合わないなどの理由で、離婚をしたいことを言われ、別居に応じる返答をされてしまわれたそうである。口論に至られた原因はこの数ヶ月、奥様(Cさん)の携帯の通話料が高いことや土曜日祝日の出勤が多い、カードの使用額(YUさん口座から利用代金引き落とし)が高騰していることを指摘し、理由説明に対して相当に執拗な問い詰めをしたことから言い合いが始まったそうである。その離婚を前提とした別居の話し合いで奥様(Cさん)のご両親を交えての話し合いをお願いしたが義父が非常に怒っている状態で拒まれてしまい、奥様の要求に応え、そのままマンションからYUさんが出るという形での別居となり、引っ越しが完了した時点で当方にメールで相談をいただく。電話にて詳しく経緯をお聞きしメールにて14項目のチェックシートと40項目の相手の人格分析のチェックシートにご回答いただき、奥様の心理分析を行う。(細かな経緯をお聞きし、心理分析を行う。)チェックシートによる分析により奥様が何か言えずに伏せていることや、向き合う意欲が持てない事情があることを提示し、YUさんの以前からの意見の衝突の原因でもあった妥協しない追及の癖や会話が憶測や思い込みによる補足の多さなどから話し合うことが煩わしいと感じさせてることを指摘し、日常での住まいでのYUさんの振る舞いが身勝手と感じさせ、会話でも奥様の気持ちの確認など愛情が少ないと感じさせていたことが、奥様の主張するコミュニケーション不足、不満を聞いてくれない、話すと疲れる=気分を疲労させたことと断定し提示する。奥様の主張を基準にYUさんの非について分析し、きちんと課題形式で謝罪したい内容をまとめてからYUさんから奥様にメールで会っての話し合い申し入れを伝えていただく。奥様から再度、拒否の回答が来てしまう。注意事項を提示し、しばらく静観していただくことなど悪化を防ぐことを指示する。2週間の静観を指示する。この期間で対話のマニュアルを作成する。

静観の期間で奥様のYUさんへの主張している不満などについて詳しく分析し、謝罪の部分について奥様の言葉に基づき奥様が本当に苦痛とか不安と感じていたYUさんの良くない部分についての不満をきちんんと考え、非を自覚し、向き合ってきちんと謝罪するための課題の取り組みと反省をしていただく。奥様に再度、対話を求める内容の電話を入れていただく。その電話にて、当方のマニュアルに従い、良く考える意味で時間を下さいと伝え1ヶ月の冷却の期間を置くことになる。YUさんの非と謝るべき問題点の提示に至る。手順として非の自覚、伝えるべきことの課題に取り組んでいただき、奥様には電話にて先々で話し合いをしたいことを伝えるが、離婚合意の話し以外では会いたくないと言われてしまう。奥様の言い分から会って話をすると相当に煩わしく不快であることを避けているように感じられ、この時点で浮気を疑う必要がないことを提示する。(実際は浮気の可能性が非常に高い状態であるため、話しを拗らせないための策)奥様が何度もYUさんにマンションにいきなり来ないでほしいということを執拗に発言したり警戒している様子があり、そのことを理由に慎重に対話を進める意味でマンションに寄るという言葉はしばらくは控えるよう指示する。奥様が使っているクレジットカードの明細をネットで閲覧できる状態を維持していただく。しかし1ヶ月と10日ほどでパスワードが変えられてしまい見ることができない状態となる。(修復までカードを回収できず、その別居の期間は初期は相当に引き落としの額が高騰したままになる)

2ヶ月の静観を指示する。

静観し1週間も経過しない時期に、深夜に突然、奥様からメールがあり、「すぐに離婚に応じてほしい」という内容であった。メールでのやり取りはマニュアルを厳守で要点から明朗簡潔に受け答えしていただく。しかし奥様からの警戒の言葉が多く向けられる状態であった。その後も3週間程度、「いつ離婚届に捺印をしてくれるのか?」「戻るつもりはない」という離婚合意の催促が連日、メールで届くようになる。

義父(奥様の親)に電話を入れ相談をしたが奥様の気持ちは変わらないと思うことや介入・留意を断られてしまう。ここで初めて、浮気の疑いについて義父に言葉をむけていただく。別居から1ヶ月程度が経過し、月末に生活費を振込みたいメールを奥様にされた際に奥様から「そんなのいりません。いつになったら離婚させてくれるの」との内容で激しくメールで責められてしまわれる。マニュアルを厳守で返信をしていただく。

父親の提案で奥様の実家の近くのファミレスで話し合いが行われる。義父母は今回の別居はYUさんが悪いのだから離婚は仕方がないことと主張し、奥様の要求に応じてほしいことを言われてしまう。話し合いではこれまでの話のように、離婚したくない、と主張はするが、奥様と義父母の離婚要求についての言い分は変わらず、結論は、離婚の保留が半年でも構わないが陰湿なYUさんから何度も留意されることが奥様にとって精神的に苦痛であるからしばらくは話し合いたくない、離婚に応じるという返答がない限り、話し合いには今後応じない結論で決裂されてしまう。

3ヶ月の冷却期間を置く。奥様からのメール文章を心理を分析した結果、まず奥様は浮気をしていた形跡が強く疚しい気持ちが継続中であり、奥様が離婚要求をした理由はYUさんに対して離婚を要求し自分が被害者であると主張することで自己を正当化し、浮気を疑われる前に離婚を成立させ安心を得たい心理が作用していることを提示する。この分析を基にYUさんから電話で奥様に再度、謝罪を伝えて安心を与える会話をしていただく。

3ヵ月後、父親を交えての3人での話し合いが行われ、マニュアル厳守で聞き上手に徹していただき、奥様の言い分を聞いていただく。急に奥様の言い分が変化し、別居の話し合いの時に慰謝料としてマンションをYUさんがくれると言っていた、という話になってしまう。生活費をくれない意地悪な面が嫌いだとも言われ、当月から奥様の口座に生活費を奥様の要求の金額で支払うことになってしまう。離婚についてYUさんの落ち着いた対話が悪化を防げ、結論は再度、保留となる。

冷却の期間で義父との1:1の対話に向けてマニュアルを作成する。

義父との面会が実現し、別居当初のカード明細を提示し、明らかに外食など2人分の使用が多いことなど、携帯代金や休日出勤のことも併せ、浮気を心配していることを伝えるが義父がかなり感情を乱してしまわれ即離婚と今後は話し合いに応じないという返答を突きつけられてしまう。(奥様が親に嘘や誇張の発言をしていることが理由)

数回、義父と電話で話していただき、会われた際に浮気の疑いについてきちんと説明をしていただく。

浮気を疑う以上、自身でできる範囲できちんとした事実関係を調べることになる。(カードの明細・利用の場所、品目などやPCの使用履歴、休日出勤のことなど)

徒歩で金曜の夜や週末にマンション敷地に行って駐車場を確認し続けていただく。駐車場のYUさんの位置に他の車(比較的若者が乗るRV車)が駐車されている。

策として、YUさんに金曜夕方を狙い、奥様に「今夜マンションに寄ります」というメールを入れていただく。すぐに奥様から電話があり、最初は残業で不在と言っていたが、離婚に応じてくれないなら会わない、という感情的で攻撃的な言葉にエスカレートし、最後は体調が悪いから今夜は会えない、という言い訳に至ってしまう。当方のマニュアルに従い、義父に連絡をして、義父にもマンション付近に来ていただく。まず義父からYUから電話で聞いたが体調を崩したそうだから心配になり近くに来ているから寄らせてほしい、と伝えていただく。その際に奥様は「生理的にYUが嫌いだから顔を見たくないだけ」と言い訳をしてしまい義父はこれ以上言えない状態になる。YUさんは義父を同乗させ車でマンションの駐車場まで行かれる。駐車場のYUさんの位置にやはり先日から目視していた他の車が駐車されている。マンションの管理人に知らせ、管理会社にすぐに電話を入れていただき、部外者駐車として警告の張り紙をしていただく。管理人の記憶では最近はよく駐車されている、とのこと。管理人が駐車場に気を配り持ち主を見つけ、注意し事情を聞いてみるということになる。その結果の連絡をもらうよう手配をしていただく。翌日の午後、車の持ち主が判明する。管理人が見つけたのは奥様の以前からの友人と言う男性であった。奥様からYUさんに駐車場のことを管理人にクレームしたことについて「マンションに来ないでって言ったよね、すぐに離婚して下さい」と電話で激しく怒鳴られてしまう。すぐに義父母に連絡をし、義父から奥様に事情を聞くと足がなくて困っていたので友達の彼氏の車を借りていた、という言い訳に至る。義父が「すぐにYUに離婚に応じさせるからマンションで3人で話そう」、と伝えると「怖いからファミレスとか駅とかじゃないとYUと会いたくない」などのマンションに入室させない言い訳を繰り返す。義母が説得をすると「部屋が散らかっているからダメ」という主張に変わる。義父が明らかに可笑しいと察してくれ、そのまま3人でマンションに向かい、部屋の前から呼びかける。渋々、奥様がドアを開けて部屋に3人を入れてくれるが、玄関の靴や傘、リビングの吸殻やお酒のビン、衣類、などから男性がそこで同居している様子がわかる。義父から問い詰めたら浮気を認め、開き直り、それを理由に離婚して欲しい、離婚してくれないから苦しくて今の彼と付き合いを始めた、YUさんが離婚したら慰謝料としてマンションをくれると言っていた、などの言い分になる。義父は、実家に帰ろうと諭すが応じず、その日は話し合うことが難しい様子だったので話し合いを保留し、マンションに奥様を残し、帰宅となる。

(義父に最初の電話追及をお願いした理由は奥様がYUさんの追及が執拗であることを苦手と感じているからこれ以上、苦手意識を大きくしないことが目的)

その日の深夜に何通も奥様からYUさんに即座に離婚して欲しい、絶対に無理、考えは変わらない、人生を返せ、このまま自由にして、という離婚を激しく要求するメールが届く。マニュアルに従い、きちんと返答を返し、メールでの言い合いを避けるやり取りをしていただく。

義父母とはこまめに連絡を取り合われながら2ヶ月の静観を指示する。奥様には週に1回程度健康を気遣うメールをしていただくが返答が得られない状態が続く。

2ヶ月が経過した3月の下旬、義父からの進言で、週末に奥様を交えた実家での4人での対話が実現し、まずは奥様に実家に帰るよう説得をしていただき数週間後、奥様が実家への引越しに応じてくれ、浮気は今は沈静している状態となる。家族愛の観点からの呼びかけを含めた離婚についての話し合いをしていただき、浮気の原因の半分は僕が気持ちを察してあげなかったり、寂しいと感じさせたり、煩わしいと思わせてしまうくらい執拗に陰湿な言葉で追求したり、コミュケーション不足なことが理由だったと反省しているなどの言葉を向けていただき、少しづつではあるが奥様との会話が回復する。注意事項を厳守で週末を一緒に過ごしていただくなど時間を共有していただく。

安心の伝達などの日常連絡の通話をされながら向き合っていただく。

3ヶ月程度が経過し、月末に奥様の実家に生活費のことで訪問していただいた際に義父母を交えて4人での話し合いが行われ、週末だけでもマンションに一時帰宅する方向で話が進展する。週末に話し合いのための面会を兼ねた帰宅での面会をされる。その際に奥様から離婚の撤回を言ってもらえ、7月上旬に奥様のマンションへの引っ越しが完了し、2人での暮らしが始まる。修復が完了する。 

 

TOP