離婚の回避事例

依頼者:Fさん32歳

結婚2年目の妻H子さん(29歳)。子供なし。

離婚を回避し、修復を希望。

期間:2006年1月相談、1月着手、6月修復

難易度:E(相談時は対話困難の状態)

Fさんの意思により、他の復縁に悩まれている方に勇気を与えられるのであればとのことで、

この復縁エピソードを事例紹介に掲載いたします。

 

FさんはH子さんと結婚2年目、お子さんはまだ。近々、子作りをと話していた矢先に別居の出来事が起きる。

2年前から賃貸のマンションで生活をされる。

年明けの休日の夕方、Fさんが外出から戻ったら奥様が突然に別居を要求して来る。

「しばらく一人になりたい」とのこと。実家には電話で帰宅を了解されているとの話しで身の回りの物は

鞄に支度をされている状態。

慌てたFさんが激怒したように早口、大声で留意されたそうである。

「気持ちの整理ができたらきっぱり離婚してくださいね、お金とかは本当にいらないから」とのこと。

Fさんは販売流通業の仕事に従事されていてシフトの関係で帰宅が遅くお休みも不定期。

休日は在宅し、趣味の鉄道模型に熱中されたり、写真、PCなど奥様と過ごす時間を大切にできてはいなかった。

たまにシフトの関係で土日祝日に休みになった場合でも趣味のモデル撮影会に行かれるなどしていた。

奥様との会話は少なく、養ってやっているとの意識があるように奥様は感じられていた。

ただ浮気、外での飲酒、ギャンブル、浪費、借金などの問題はなく、突然の離婚要求に戸惑う。

奥様の親族とのお付き合いも特に問題はなく、両親との関係も問題は感じなかった。

前兆がなかったのFさんは裏切られた気持ちになられ驚くだけであったとのこと。

新婚当初からFさんと奥様のH子さんが一緒に外出することが少なく、H子さんとしては淋しい状態。

お互いを干渉せずに自由に生活することが円満な生活と思われていたようである。

その日、実家への帰宅に承諾をされる。

3日ほどが経過し、メールや電話にて帰宅を促すが答えは戻らないの一点張りの状態に陥り、

過多に留意のメールをされたり、電話を何度も入れられたら、義母が応対に出るようになり、

離婚を突きつけられ、連絡は控えて欲しい、話す気力が無いとのことを通告され、当方に相談。

経緯をお聞きし、チェック項目などを実施してから受任する。

謝罪について冷静に検討し、問題のない謝罪の手紙を作成し郵送する。

1週間後にメールにて回答が来る。内容は、

『一緒に暮らす意思も自信もないのですぐに離婚をしたい、離婚が無理でも実家でぞっと暮したい、

慰謝料も財産分与もお金はいらないから自由にさせて欲しい』、とのこと。

これに対してこの先の提案や愛情のことをメールする。

『あなたの近くにいるとつらい息が詰る想い、あなたの顔を見ると自分が愛されていない実感がありつらい。』

約1週間を置いて義母宛に謝罪と仲裁を懇願する手紙を送付する。

10日待つが回答が来ない。

この間に奥様への気遣いのメールは継続される。

義母に当方作成のマニュアルを使用し電話を入れていただく。

義母に誠意は通じて義母から奥様を説得頂き、奥様からの回答を得る。

「話し合いはこれを最後にして欲しい、愛情はもうありません。離婚を前提として話をして欲しい」との内容。

翌週、実家にて話し合いが行われる。約束を提示する。離婚の決断期日を5月末と決める。

話し合いで一旦、荷物を整理することが決まる。

翌日の朝、奥様は手で持てる荷物を持ち、他荷物をまとめて宅配業者を委託し、実家への引越しを完了される。

ここからFさんから奥様への安心の与えられる提案や不安を解決する取り組みを始まる。

特に2年間の反省、ご自分の短所についての理解などを考える段階に入る。

それまでの家庭、奥様、実家との関係について経緯などから直すべき点や改善すべきことを提示する。

奥様の主張について、奥様からの言葉の原文、話し合いの詳細、1年前、2年前のことも含めお聞きする。

修復へのアドバイス、問題点の改善について取り組む。

実家に戻られた奥様へのメール・電話は情況からおろそかにせず、必要な配慮や気遣いをアドバイスする。

1ヵ月後、実家のご両親へ再度、解決のための話し合いをH子さんとしたいことを伝えていただく。

対話が適う。いくつかの主張を聞いて来られる。 

当方のカウンセラーが対話内容を分析した結果から奥様の心理に別居主張の際、言えないことがあったと推測。

事実確認をFさんに質問し、今回のことの原因として家庭での態度や気遣いへの配慮に問題があり、

自分勝手で思いやりに欠落したFさんに非があり、奥様を不安にしたと断定。

家庭での奥様の居心地く、放置放任が原因で奥様が結婚生活を放棄したい心理に陥いられたかを推測する。

Fさんに自身を奥様の視点から見て考えていただくなど、休日や帰宅後など家庭のこと、夫婦の愛情について

レポートをまとめていただき、奥様の心にある不安・不満について問題点を探す。

不安に思わせたこと、どうすれば安心を与えられるか、

謝罪すべきこと、約束することはあるのかなど、この先の話し合いの内容について

対話のマニュアルを作成と安心を伝達する向き合い方を検討する。

義母に再度、手紙。次回の対話について懇願する。

奥様からのメール回答が来る。次回の日程が決まる。

『後々覆すことになる約束は絶対にしないこと』を厳守で対話をされる。

いくつかの不満を言われる。

奥様の主張の意味が特定できる。

離婚をしたい理由を将来への大きな不安と疑いの気持ちから夫婦としての信頼が薄く、

留意の際に追い詰めたことに原因があると推測。

その晩に奥様の実家に電話を入れ、奥様にいくつかの提案をされる。

次回の話し合いでどうすれば離婚について考えずやり直すには、を中心に話し合いたいと相談するが

離婚の撤回意思はない、離婚意思は変わらず、奥様の放棄的な発言や感情的な発言に至る。

1ヶ月を置く。

冷却をすることを奥様の親と話し、決める。生活費などのことも奥様の親経由でお願いをする。

奥様の状態が落ち着くのを待ちながら次回の対話を待つ。

1ヵ月後、話し合いが再度行われる。

ここでまた奥様からの新しい主張が出てくる。この騒動はFさんだけに非がある、

きちんと奥様の気持ちを理解し、会話も持つようにすることなどが条件となり、

奥様の帰宅について約束や条件が示され、考える猶予を提示される。

気遣いのメール、手紙のことに偽りがあれば即離婚を要求するなどの条件が提示される。

2週間くらいが経過し、両親を加えて対話をされる。H子さんの両親の後押しが得られ、

離婚の話しは奥様の譲歩で今回は撤回となり、家庭の修復に向けて奥様を尊重し生活を再スタートされた。

 

 

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