夫婦が別居後に同居の話し合いをする

夫婦が別居後に同居の話し合いをする際の注意事項

落ち込んでしまう

別居した夫婦の注意事項を実践した例

いつも一緒

別居した夫婦の同居に向けた対話の方法

依頼者:RYさん41歳※着手当時(男性・会社役員)

結婚8年目の妻Mさん(着手当時39歳)。子供1人小学3年生(着手当時)

別居から同居交渉と離婚を回避・修復を希望。

修復期間:2年6ヶ月

難易度:F(相談時は対話が難しい状態)

RYさんの意思により、他に悩まれている方に勇気を与えられるのであればとのことで、このエピソードを掲載いたします 。

実現できる

 

RYさんはIT関連の会社に勤務され、13年程前に学生の頃の友人の紹介で知り合った友人と仲の良かった奥様のMさんと知り 合われ、数年の交際を経て8年半前に結婚をされた。結婚をしてすぐにお子さんが産まれ、順調で幸せな生活であった。(家庭を築いてから2人とも人付き合い があまり得意ではないことや仕事と子育ての多忙さ、家庭のことが順調であったこともあり、当時の友人との親交は疎遠になってしまわれたそうである。)

ところがお子さんが小学校に入学された頃から奥様の家庭での態度に異変が起き始める。最初は反 発や家事・家計の怠慢から始まり、無視をして寝込んでみたり寝室に早い時間から閉じこもるなどの行動から始まり、家事や子育てについてRYさんが注意をし ても聞く姿勢もないまま返答もしなくなり、無視をしたり、小さな言い合いをした翌日にお子さんを連れて住まいから200km程度(神奈川ー静岡)離れた実 家に無断で家出をし、お子さんの学校を欠席させてしまうなどの身勝手な行動が目立つようになられたそうである。そういう家出は電話で謝罪することにより 2,3日で戻って来てくれたが、その後も2ケ月間隔での1~3日程度の家出が6回くらい続き、この別居が起きるきっかけとなった家出の時から義母(Mさん の母親)が応対に出るなどの介入が始まってしまわれたそうである。RYさんに無断でお子さんの転校手続きを奥様や義父母・義兄が行ってしまい、電話で激し い言い合いになられ、強い言葉で離婚を要求されたそうである。(義父はRYさんに奥様を罵倒し追い出したことについて、きちんと説明をし謝るよう求め、実 家に来て欲しいことを言われたそうであるがRYさんの仕事の都合で週末までは身動きできないことを伝え、罵倒した記憶がないことなどの自己主張をされたら、かなり義父義兄が声を荒げて来てしまい、話が拗れ始めたとのこと)

その通話以降、義父、奥様からの数回の通話での離婚についての要求に憤慨され、拒ん だ結果、月々の生活費を送金するよう一方的に奥様からのメールで言われてしまわれたそうである。数ヶ月の膠着を経て、奥様側から離婚についての調停を申し 立てられ、調停にて3回の話し合いが行われたそうである。

奥様側が事実を誇張したり、真実とは大きく異なる主張や同居期間での精神的苦痛が原因での体調不 良を主張され、離婚して欲しいことを言っていたそうであるが、2人の言い分の大きな違いとお互いの言い分が変わらないことなどが原因で、調停では別居中に RYさんが支払う奥様とお子さんの2人の生活費のこと、RYさんとお子さんとの定期的な面会のことは決まったが、離婚については本人同士で良く話し合う か、裁判をして下さい、という結果に終わられたそうである。その後、面会のことでは義父経由で数回のやり取りをされたが都合が合わないことを理由に実現さ れないまま数ヶ月が経過し、奥様からのメールの返答も離婚の要求や抗議のような内容に偏り、膠着されてしまったそうである。お子さんへのクリスマスや誕生 日の贈り物についても送り返されてしまう状態に陥る。お子さんとの通話を求めるが激しい言葉で拒まれてしまったそうである。困り果てて当方にお子さんとの面会実現や同居・離婚回避についての相談をされる。

 

当方と通話で相談の後、メールにてチェックシートなどにご回答いただき、別居前の異変から膠着状態に陥るまでの経緯を詳しくお聞きして、奥様の心理を分析する。奥様には被害者意識が強く、子育てについてRYさんの協力や関心が低かったことに不満があったことや奥様に対して見下すような発言や振る舞いが嫌悪感として突き刺さっている状態であること、義父母・義兄への奥様の愚痴からエスカレートした誇張報告が親族の介入原因であり、時間を要するデリケートな問題であることを提示する。RYさんの非の自覚の課題に取り組んでいただくが、奥様の身勝手と嘘、義父母・義兄に問題があり、両者の感情が複雑に拗れていることが覗える内容であった。嘘を言われたことが憎いという感情の乱れの強い回答の状態。奥様や義父への謝罪伝達とお子さんとの面会交渉のことについて例文を参考に作成していただく。

注意事項として、過多に奥様を電話やメールで刺激しない、責めない、謝り過ぎない、当面は「ご めん」という言葉を使わずに謝罪すること、言葉よりも行動で事態の深刻さを自覚している接し方をすること、お金の話はメールや電話では、なるべくしない (別居中で離婚を要求している女性に安易に通話などでお金の話をすると来月から生活費を渋られてもらえなくなる不安妄想を起こさせ事態を悪化させる危険が 大きいため)、先々で言い分を覆す発言や約束はしない(信頼が揺らいで相手を不安にする)、自分は悪くないと言わない、夜間の飲酒や飲食店滞在は控える (別居期間でいつ相手から電話が来てもきちんと応対する目的、あまり電話を取らない、騒がしい場所で取ると浮気を疑われる危険があるため)などを指示す る。特にRYさんが気持ちを冷静に落ち着かせ、相手に動揺や焦りを見せないよう、常に相手の視点から自身を見たと仮定し考えながら素直に向き合えるよう指 示をする。動揺を見せてしまうと相手も不安が大きくなり、お互いに冷静な向き合い方ができなくなることを理解していただく。

課題で作成した文章を奥様にメールで伝えていただく。返答は得られない。義父に訪問による対話を求める電話を入れていただくが拒まれてしまう。義父に会いたいとか家に 伺うと話したことについて奥様から激しい抗議のメールが来る。文面を分析した結果、奥様がRYさんを義父に会わせたくない理由は奥様が義父母に対してかな り事実と異なる報告を継続的にしており、義父母に嘘が発覚することを恐れての行動と判明する。(正確な言い分を聞き出すテクニックとして、相手の発言は言 い終わるまで遮らずに聞いてからご自分の発言をする後攻型の対話が必要です)

2ヶ月の冷却期間を指示する。義父母との通話・対話に向けての課題に取り組んでいただく。

前回の奥様からのメール文面の分析の結果を基に、義父母との通話のマニュアルを作成し、義父に 電話を入れていただく。謝罪をするが話にならない状態でお子さんとの面会のことも応じる気配はない。義父の言い分としては奥様の気持ちを優先したい、奥様 がRYさんに子供の面会で連れて行く際に顔を合わせたくない、責められたり叱られることが怖いと言っている、RYさんに実家に子供を迎えに来てもらい1日 面会させると無断で連れ去られると思っているから自分が同伴でなければ面会させない、会える気持ちになるまで待って欲しい、そういう理由で今は面会に応じ たくない、と言われているとの話しに至る。(RYさんは奥様側が一度でも帰宅して話し合わず、調停を起こして、その調停で決まったことを実行しないことに 憤慨されるが、我慢を指示。)非の自覚、安心の伝達など一連の謝罪に向けての作業を行うが、RYさん自身の非について奥様の誇張した主張=被害者意識によ る発言から提示し、どう謝り、どう理由を説明し、なぜ離婚したくないのかをどう説明したいのかについて考えていただく。

義父への数回の通話での謝罪、安心の伝達を継続いただいた結果、義父が奥様に内緒という条件で 実家付近の飲食店での面会に応じてくれることになる。義父の言い分としては、自分も奥様も調停をすれば離婚させてもらえると認識していたが、まさかこんな 状態になるとは思っていなかった、調停を起こしたことで、奥様がRYさんに対して敵意を示したと思わせ、奥様と子供をRYさんの家に戻しても、きっとRY さんが先々、このことで奥様を責め続けたり信用できずに疑い続けるだろうから親としては覆水盆に返らず、という言葉のように結論は円満な離婚しかないと考 えている、という今の心境を声にしていただけるところまでは至れたが、お子さんとの面会や奥様との対話実現についての事態は進展せず。お子さんの近況など は聞くことができたが通話のお願いについては奥様を刺激しない意味で控えて欲しいことを言われてしまう。

義父との面会から1ヶ月程度静観し、マニュアル厳守で奥様への対話の呼びかけのメールを数回、 送信していただく。本人は話すことはないとの返答で、義母と通話いただく。奥様から聞いているRYさんに対する不満や不安を聞くことができる。お子さんの近況についての話も聞ける状態。通話の内容を基に、奥様にとって安心のできるRYさん自身とは?同居期間で与えた苦手意識を掘り下げ、見せてしまった自身の短所を含め、非の自覚のことについて課題に取り組んでいただく。

課題の取り組みから3ヶ月が経過した時期に義父宛に再度、近況を尋ねる電話を入れていただく が、奥様の様子に変化がなく、奥様は就労もせず連日、家に閉じ篭もっている状態であり、お子さんの世話などを義母任せになっている状態であることなどを聞くことになる。義父は、ようやく奥様の異変について奥様側にも問題があったことに気がついてくれた様子である。奥様への呼びかけを前提に安心の伝達文面や先々での奥様との通話・対話のマニュアルを作成する。

奥様に今、苦痛な日々を過ごさせていることについてメールで謝罪し、通話でも構わないので対話 したいこと、離婚に応じないと言っているつもりではなく、離婚に応じることも気持ちを理解し愛情を示すひとつと考えていること、本心は2人に帰宅して欲し いこと、離婚したくない理由と誓えることを記載し伝える。気分が悪い、との返答が来る。その返答に対し、「義父母・義兄に対して、キミの言っていたことが すべて真実だと言ってもらって大丈夫だから、安心して帰って来て欲しい」という留守電を入れる。(重要なことは手紙やメールで伝えてはいけません。基本的 に声で伝えることが先々で重要になります)

メールにて通話での対話を呼びかけ返答を待つが、これ以上義父母に迷惑をかけないで欲しいこ と、すぐに離婚に応じて欲しいこと、いくら払うつもりでいるのかの慰謝料の金額をちゃんと示してほしいこと、お子さんと会わせたくない、言う内容の回答が得られる。このメールに対してきちんと話したいから、という理由で通話を求め、通話が実現する。慰謝料の金額を言ってと執拗に問い詰められるが、マニュアルに沿って、「もしもそういう(離婚の)選択しか残らなくなった場合は、2人が先々で困らないだけできるだけ多くを分割で月々の支払いも含めてきちんとしたいと考えているが、今は金額のことまでは考えていないがキミが欲しいだけと考えてもらって大丈夫だ」という安心を与え、最悪の事態になっても不利にならない言い方を優しくしていただく。

再度、言い分を聞いた上で通話マニュアルを作成し、お子さんとの面会のことで電話を入れていた だく。今はRYさんに会いたくないとの理由で面会を拒否される。奥様からの言い分としては同居中に気持ちを理解してくれなかったり、思いやりに欠けて譲歩がなく、傲慢で恩着せの発言が日常的で愛情を感じなくなったことを言われる。マニュアルに沿い、これまでの反省として、子育てを押し付けのように任せってしまい、思いやれていなくて困らせたことの謝罪を伝えていただく。奥様の不満としては母親として見られているだけで1人の女性として愛されている実感がなく寂し過ぎたなどの本音を伝えてくれるところに至る。お子さんへの以前に送り返された誕生日の品を送りたいことを懇願されたら受け取りについて了承をしていただけた。ただし奥様の言い分としてはRYさんに済んだ事を謝ってもらっていても、取り繕いにしか聞こえず、悪いという実感がないから何年も私が我慢をさせられたのだ、気を許し同居をすれば、また以前のようにRYさんが仕事中心の生活になり、傲慢な態度になることを不安、と言われる。

これまでの同居期間と別居後の留意などでRYさんの振る舞いから見下しや冷たさ、自分本位さを感じるなどの不安を言われてしまう。慰謝料のことを明確に金額を言ってくらないことが不安で、いざ離婚になったら生活費もくれない気がするなどの疑心の言葉を多く向けられ、子供は自分1人でも育てるという強気の発言をされながら泣き
出されてしまう状態。(通話後、お礼と安心の伝達、謝罪を明記のメールを入れて静観をしていただく。)

奥様の通話での発言が常にRYさんより優位に立とうとする発言などからRYさんと言い合いになると自分は勝てないという劣等感、競争心が強いこと、お金のことが心配になっていることなどを分析し提示する。

お子さんへのプレゼントを発送していただく。その際、奥様に対して、以前から奥様が好んで飲んでいたことにあるドイツの甘いワインを同梱していただく。
(相手に自分への前向きな好意が感じられない場合や信頼を回復する前の段階での贈り物は、食べ物・飲み物・石鹸・入浴剤など消費する品が理想です。貴金属・衣類・CDソフト・DVDソフト・電化製品などカタチの残る品や身につける品は信頼を回復し円滑な関係の兆候が見えるまでは控えることが弊社の取り組みのセオリーです)

会って話したいことを伝えるが、拒まれてしまう。数ヶ月の静観を指示する。この静観の期間で奥様の主張・言い分を分析し、会いたくない理由について気持ちを察する課題に取り組んでいただく。無意識で与えた非の自覚、相手の気持ちになって考 える課題に取り組んでいただく。直接の対話を苦手と思い込ませた自身の過失(非)について、じっくり理由説明ができる文章を作成していただく。この課題で の回答を基に電話にて奥様に謝りたいことを理由として、お子さんを交えての面会を求めていただく。奥様から数日後メールがあり、電話で話しただけでも気分 が滅入ってしまって精神的苦痛を感じる、義父母も義兄も離婚を待っている、子供もパパはいらないと言っているなどの交渉されることが嫌であることや電話を 控えて欲しい内容。静観を指示する。数週間静観してから義父と電話で近況について話をしていただく。最近、奥様が事務のパートタイムでの就労を始めたこと を聞かされる。詳しくお話しを聞いてみたら、対人接客の仕事は2日くらいで辞めてしまい、人と多く関わらないパソコンでの入力作業の仕事をしているとのこ と。奥様宛に生活費の心配はしないで欲しいこと、就労で無理をして体調を崩さないようにとの気遣いの言葉を手紙で添えて、疲れ目を癒す、眼の温浴グッズを 数箱小包にして発送をしていただく。(この品も消費する品であることから相手の心の重荷にはなりません。)

義父から電話があり、どう見てももう無理としか思えないので離婚に同意して欲しいことを言われ てしまう。離婚問題のストレスが原因で奥様が体調を崩し働けない状態であることを言われてしまう。奥様に通話で体調を心配する呼びかけと無理に働かなくて もきちんとお金を支払い続ける誓いを話し、離婚しないと言っているわけではないことを伝えていただく。奥様は泣き出されてしまい、かなり感情を乱されてし まう。翌日、義父から電話があり週末に実家まで話し合いに来て欲しいことを言われる。

実家での話し合いにて義父が主導で離婚した場合についての話をしていただく。そこで奥様がRY さんの発言を遮るように「見放された、最初から離婚をする気で私に冷たくしていたのだ、私を苦しませるためにすぐに離婚に応じずに慰謝料を払わずに逃げよ うとしていたのだ」と声を荒げ泣きながら抗議をされ、責め立てられてしまう。離婚したくない本心と離婚したくない理由については話していただき、どんなに 謝っても離婚としか言ってくれないから気持ちを察して離婚に応じることも考えるのが愛情であると説明をしたが、離婚したくないと言い続けていて急に離婚す ると言い出したことが裏切りであり嘘つきだからお金を貰えるか疑わしいと思う、私と子供を放棄して若い女と再婚する気ではないか?既に誰かと不倫している ように感じる、冷たい、などの感情を激しく乱した発言に至られてしまう。奥様の本心としては離婚したくない、将来の収入や子育てが不安、だが、RYさんの 冷たい家庭での態度からいつ見放されるのかが不安だったことや結婚当初までは優しかったのに子育てが始まってから女性として見てくれていないことに寂しさ を感じていた。口論をしても難しい理屈ばかり言われて発言できなくなり我慢をさせられたことが許せなかった、などのこれまでにない発言が向けられる。この 話し合いで離婚の撤回には同意してもらえたが一緒に生活をすることに不安がある、体調を治したいことを理由に同居については先々で再度話し合いたい、とい う結論で話し合いが中断する。

以降、お子さんとの面会について奥様側から連絡をするという方向になる。

数ヶ月が経過し、お子さんの面会を実家付近で2回実現する。3回目はRYさんの住まいにお子さ んと奥様が1日帰宅することで実現をする。反省を行動と発言で継続的に安心として伝達することで奥様への同居再開交渉のタイミングの様子を見る状態となる。

その後、半年が経過し、奥様の様子が安定したことを理由に実家にて義父母・義兄夫婦を含めての 話し合いにて同居再開に同意が得られる。年末にお子さんの転校手続きをされ引越しをする予定で話し合ったが、奥様の強い希望で11月の上旬、以前のRYさんの住まいへの引越しを完了され、再同居を開始され完了する。

家族で暮らす

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