1991年東京都生まれ。血液型A型。大学・大学院で人間科学、心理学を専攻・履修。日本心理学会認定・認定心理士。 2016年より復縁専科のチーフカウンセラー高橋純代(創設者・臨床心理士)のアシスタントを経て2018年より初回のご相談の心理分析を担当。 年間に700件以上の復縁相談・離婚回避相談の心理分析・電話やオンラインカウンセリングの業務に携わり現在に至る。 これまでに担当した120組(年間30組)以上のカップルを復縁、80組(年間20組)以上のご夫婦を関係修復に導いている。
離婚しないで別居するメリットとデメリットとは?別居を選択するメリットは言い合いが原因による夫婦の関係悪化を避けられる、お互いに気持ちを落ち着かせることができるなどですが、デメリットとして完全に気持ちの整理をされてしまったり、長期化して婚姻が破綻していると言われてしまうことがあるなど、離婚の準備で離れて暮らす選択をしたという既成事実になってしまうケースがあります。
目次
離婚しないで別居するメリットは言い合いを避けたり、傷付け合うような冷めた態度を見せないで済むことです。心にも無い失言を悔しさから向けてしまうリスクを軽減できるなど夫婦喧嘩のエスカレートを抑止できる効果があります。
ただし、別居をしてせっかく距離を置いても別居後のLINEで意地になって相手を責め続けるなど夫婦喧嘩の続きをしないで下さい。
夫婦関係を終わらせずに続けるために別居を選択したのであればしばらくはお互いの気持ちを落ち着かせる時間を置いて下さい。
夫婦としての同居継続が辛かった、一緒に暮らすことがお互いのストレスになって別居を選択するメリットは別々に暮らすことで顔を合わせる機会が減り、喧嘩を未然に防ぐことや生理的な嫌悪を軽減できる効果があることです。
離婚しないために別居を選択した場合のデメリットは別々に暮らして話しをしないことで離婚を考えるようになってしまうことです。
喧嘩や浮気が原因で夫婦が不仲になり、別居を選択した場合、離れて暮らしている期間で修復する方法があります。
別居した後で再構築をするために絶対に別居後の相手からの連絡(メール、LINE、手紙)を無視せずに速やかに誠実で正直な言葉で返事をされて下さい。
離婚したいという言い分を断固として聞き入れない態度では「言っても絶対にわかってもらえない」と思わせて相手を感情的にさせてしまいます。離婚に応じて欲しいと説得を繰り返してしまわれる平行線が予想されます。
夫婦喧嘩の後の謝り方を具体的に解説しています。家族として円満にやり直すための謝罪の伝え方がわかります。
関連記事:夫婦喧嘩を仲直りする方法とは?長引く前の謝り方がわかる相談
別居がきっかけで離婚する結論に至ってしまうデメリットとは?別居がきっかけで離婚を考えるようになるケースが多いのです。夫婦である意味を感じられなくなるのです。
別居後の会わない、話せないデメリットを解決する方法として、お互いに気持ちが切れてしまう前に会って話すことが有効な修復方法になります。別居した後で会う目的でのLINEの送り方、連絡内容と頻度や送るタイミングについて具体的な対応について解説いたします。週に1度は自分自身の近況を伝え、近況を尋ねる連絡や次にいつ会って話せそうか、というLINEを送るようにして下さい。
別居後に離婚を引き留める目的で義両親に仲裁をお願いする目的で相談されたことが原因で話しが拗れてしまうケースが多いため、義両親への連絡は控えて下さい。無断での親族への相談が夫婦間の気持ちの問題が悪化してしまうリスクがあります。
妻がもう離婚したいと言い出したケースでは悔しさからそれなら離婚すると言う言葉を返事してしまうことは夫婦としての信頼関係を壊してしまいます。
別居が長期化すると離婚を考えさせてしまいます。別居のデメリットは結論として離婚になることなのです。別居のデメリットとして別居が長期間に及んでしまうと修復の選択肢が考えられなくなり離婚に至ってしまうリスクが高くなります。
別居した後のLINEで離婚してもいいと思っている、やり直して一緒に暮らすことは無理と思っている、慰謝料も財産分与も希望を聞き入れるから帰って来て欲しいなどの言ってはいけない言葉があります。ポイントは離婚した場合の条件など離婚協議と思わせてしまうような仮説で話しをしないように用心が必要なのです。
離婚を避ける話し合いの方法を詳しく解説しています。
関連記事:離婚したくない場合の奥の手?離婚回避のために説得すべき内容
絶対に離婚すると決めたらちゃんと話しをする前に家を出てしまう女性は多い傾向があります。妻が事前に何も相談してくれずに家を出て別居になっても夫に責任があります。特に熟年離婚では事前に何も異変に気付けずに奥様が家を出てしまうケースが多いのです。
そのため別居について本当に自身が同居の義務を無視したことになって先々で奥様が解決の手段として離婚調停を起こした場合に生活費の未払いなどで不利になってしまうことがあります。
ただし家を出るまで専業主婦だった妻が離婚しても簡単に仕事が見つからないだろうと思い込まないことが大事です。夫婦の会話が無かったなどコミュニケーション不足が別居や離婚の理由と思われてしまいます。
別居後の話し合いを拒否されてしまい、婚姻関係を別居した時点で終わらせたいと言われる可能性があります。
別居後の連絡は無視せずに返事をする必要があります。どちらが悪いという議論にならないよう配慮が必要です。
妻が家を出て行った場合の離婚を避ける対処法がわかります。
関連記事:嫁が出て行ったその後?妻が帰って来ないけど離婚を避けたい場合
妻から結婚生活の不満を聞き取る方法があります。別居される前の話し合いの内容がわかります。
関連記事:別居したい妻の理由を知る方法について解説?離婚を避ける相談
別居中の連絡を無視されたらどうすればいい?会うための手順がわかります。
関連記事:別居中の連絡無視は不利?離婚したい妻の心理を知る方法がわかる相談
最近、無言だった妻から性格が合わないこと、日常的なモラハラを理由に家を出て別居したいと言われた。
妻から今すぐに離婚しないけど別居すると言い出われた。妻の女性としての気持ちが分からない夫の過失が無言だった理由だった?別居しても離婚を考え直して欲しいなど、正直な言葉で伝えて下さい。
言い分を絶対に変えずに根気良く時間をかけて説得できるタイミングを待って下さい。
夫婦の危機と感じた場合の解決策を紹介しています。
関連記事:離婚危機を夫婦で乗り越える方法とは?修復するための歩み寄り
絶対に「君が悪い」「君に原因がある、おかしい」「君は異常だ」「性格が合わない」「俺は悪くない」「俺が見放したら母子家庭になるぞ」「不倫を疑っている」など。相手を否定したり、疑う言葉はすべて控えて下さい。
別居した後で離婚調停になった場合に同居時に妻を責めたり否定した言葉が原因でモラハラの証拠になる場合があります。
妻の浮気が怪しいと感じたら?
関連記事:妻の浮気兆候は行動パターンをチェック?サインから不倫を見抜く方法
別居した妻と離婚に離婚を考え直してもらうにはどうする?
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関連記事:嫁が実家に帰る理由は?新婚離婚を避けるために心理を理解した対処法
別居後に話し合いが実現してから離婚を切り出された場合はLINEが重要なツールになります。別居した妻への連絡頻度は毎日では嫌われますが1週間以上の放置も悪化の原因になってしまいます。
平行線のまま話し合いが終わって事後で別居した妻にlineやメールで連絡しても離婚を迫る返信が予想されます。
離婚について話しが進まないことで焦らせてしまい激しいlineでの離婚催促をされてしまうことになります。別居後のline、メールでの連絡については別居状態が長く続くことも想定してスムーズに行われて下さい。
夫婦がメール、lineに記載する歩み寄りのきっかけの言葉について別居前の出来事やこれまでの経緯から自身の非、短所について冷静に考える必要があります。
妻がモラハラを理由に別居した場合の解決方法がわかります。
関連記事:モラハラ発言が別居された理由?離婚原因になる夫のチェックリスト
私は別居前に不満を言いたくても言えなかった、言葉の暴力もDVだと別居後のLINEで一方的に責められたら素直にLINEの返信で謝って下さい。なぜ別居されても離婚を考え直して欲しいという言葉をきちんと伝えるようにして下さい。
妻が自分の強い支配欲に耐えられず別居をした、婚姻継続の意思は示してくれている場合の対処法があります。
妻が別居を決めた理由を聞くことが重要です。もしLINEを無視されるようになって1カ月が経過したら離婚を考え直してもらう目的で謝る手紙を書くことも考えて下さい。もし妻が実家に別居しているなら事前にLINEで手紙を送ることをきちんと予告してから郵便で送って下さい。
妻の転居先がわからない、妻が弁護士に交渉を依頼している場合は、手紙は妻と会えるまで郵送せずに保留して下さい。
事前に何も相談してもらえず、一方的に妻が家を出て別居された場合、なるべく早く自分から連絡をして今後のことについて話し合いができるように呼び掛けて下さい。
関連記事:離婚の話し合いができない?夫・妻と別居して進まない場合の対処法
新婚別居で離婚しないための話し合いの手順がわかります。
関連記事:新婚別居がスピード離婚の原因?結婚1年目の夫婦の修復相談
別居夫婦の復縁方法を具体的に解説しています。
参考:別居から復縁した夫婦は相手の心理から気持ちを知り離婚を避ける
夫婦として一緒に暮らす結婚生活の継続に限界を感じて妻が突然家を出て別居を選んだ心理とは?生理的嫌悪に妻がずっと我慢して耐えていた?まずは別居した理由をきちんと聞き取って下さい。
それぞれ離婚について言い分が異なっても根気よく話し合うことが重要です。同じ言い分で平行線が続いても話し合いを続けて下さい。無視してしまうと別居してから離婚調停や離婚裁判に至った場合に不利になるケースもあるようです。
別居中の生活費や養育費についてはすぐに電話やlineで払う意思を伝えて下さい。妻が専業主婦の場合は早急に振込み、可能であれば手渡しなど奥様の任意を尊重してきちんと支払われて下さい。
絶対に別居後に無視されても妻への生活費は毎月必ず、支払いを続けて下さい。夫婦としてやり直すことを前提として伝える言葉に注意しなければいけません。
夫婦喧嘩などが原因で不仲になった夫婦の離婚については家を出た奥様が時間をかけてあなたの行動、発言が原因で嫌なことがあったタイミングで別居婚を選択した理由は?
別居した期間で夫・妻の考えを理解することが必要になります。別居後の話し合いのテクニックとして先に夫・妻に発言をしてもらうことで気持ちを理解できるようになります。
夫婦喧嘩の言い分から別居後に様子を見て離婚のことを考えたい慎重な姿勢が別居する判断した理由なのです。
妻が無言の理由は子どもが欲しいのに考えてもらえていないなど夫婦の将来についての会話がなかった気持ちの問題など、思いやる意識に原因があるケースが多いのです。奥様の日頃の悩みを聞いていないなど自身の愛情の向け方に問題があるのです。
夫から離婚すると言われた場合の話し合いの手順がわかります。
関連記事:離婚したいと言われたら?旦那の心理を理解するための対処法
別居後の離婚率を解説しています。
関連記事:別居後の離婚率の統計・修復できるまでの期間と再構築する夫婦の特徴
妻から離婚したいと言われたらどうする?
関連記事:妻から離婚を切り出された理由とは?離婚したい心理を知る修復方法
倦怠期で離婚することを悩んで妻が別居した場合、その後の話し合いも平行線が続くことがあります。
関連記事:結婚3年目の倦怠期を乗り越えた夫婦とは?離婚せずに解決できる方法
妻が家を出て別居した後で離婚したいとlineで伝えて来た理由は?妻が同居を続けたくない理由とは?奥様が離婚交渉での自分のメリットを考えて別居を急いだ可能性があります。婚姻関係が破綻していたと言いたい心理は冷静に話しを聞けばわかります。
別居した妻、夫から無視されて生活費のことを相談できないなら?離婚を切り出された、前々から不仲だったなど離婚の危機に至った経緯は様々ですが、離婚を引き留めるための妻、夫との向き合い方、別居後の話し合いの実現のためのline、メールの使い方を解説しています。
離婚を拒否したこと嫌がらせと思われない、離婚届を書くことを拒んだことが意地と思われない言葉の選び方とは?別居した後で妻が弁護士に相談をするなど離婚調停を準備している可能性があります。
離婚調停を無意味にしないための心構えがわかります。
関連記事:離婚調停が無意味?やってはいけないことと不利になる発言とは
別居後の手紙の書き方について解説しています。勝手な謝罪を列記してはいけません。
関連記事:夫・妻への謝罪文?離婚を回避する手紙の例文と書き方のポイント
別居した後の夫婦の話し合いは恋愛同士の別れ話の引き留めや失恋した後の復縁とは違います。夫婦が離婚を避けることを目的とした話しです。つまり別居した夫婦には「愛している」「好きだから」が通用しないのです。
話し合いでの発言について責任が重視されますので絶対に言い分を変えないことが信頼を維持する方法となります。先々で覆してしまう返信の文面や発言、約束は信頼を失います。
当然、LINEやメールでも先々で覆すことになってしまう言葉は絶対に記載しないで下さい。信用を失うことで話し合いの機会が得られなくなるケースがあります。離婚事由で性格の不一致で話し合えないと主張されるケースが増えています。
別居して時間が経過した離婚危機の状態の夫婦のlineの使い方は、要点、用件を最初にわかりやすく記載して、いつ次の話し合いができるか、など大事な用事だけを伝えるようにして下さい。
夫婦の温度差が大きく、離婚を決意させてしまった。説得して思い留まってもらいたい、しかし別居後にしつこく送ったメール、lineが原因でその後に返事が無く一切、話しを聞いてくれない状態であったなど、相手に答えを求めても返事が得られない場合にどうするか?
依頼者:TTさん38歳(男性・会社員)
結婚1年目の妻U子さん(27歳)。子供なし。
別居後の離婚を避けたい
修復期間:1年7ヶ月
難易度:F(妻が無視状態で相談時は話し合いが困難)
奥様と婚活サイトを通じて知り合われて7ヶ月程度のお付き合いを経て結婚された。奥様の希望するマンションに入居されたそうである。
同居しても妻と会話ができない、掃除・洗濯・料理など家事をしないなど妻として行動が自分勝手と感じた。不機嫌な態度が原因で夫婦喧嘩になった。別々の部屋で過ごすなど順調ではなかった。
2ヶ月が過ぎた頃、奥様に異変が起きた。アルバイトを理由に帰りが遅くなられた。心配いていると話しても謝ってもらえなかった。週末には実家への帰省と思われる外出が多くならた。
同居開始から1ヶ月が過ぎた頃から奥様が無断で外泊をする、使途不明の浪費、家計管理ができていない、家事をせず実家に帰ってしまうなど身勝手な振る舞いを繰り返された。意見したことが原因で夫婦喧嘩になり言い合いになる。その後。行き先を告げず外出して翌朝まで帰らないことが続く。無断で実家に荷物を運んで別居をされた。
やっぱり今は離婚はしないけど一緒に暮らしたくないから別居しますとメールがある。住まいから自動車も持ち出されてしまわれた。
帰宅を頼む連絡をされたことが原因で別居しても離婚はしないと言っていたが電話で離婚を切り出されてしまう。
離婚を要求する内容の離婚調停を起こされてしまわれたそうである。調停での奥様の言い分が離婚はしないけど別居のままがいい。不成立なら今後は離婚したいという主張で不成立になられてしまう。
その調停で別居中に夫が支払う生活費の額は決定はした。しかし実質、給与は全額が奥様の手に渡る状態。裁判をするか、本人同士で良く話し合いなさいという終り方をされたそうである。
手紙などで話し合いを求める連絡をされた。奥様からメールで「そっとしておいて下 さい」と話し合いを拒む返事と離婚を要求される内容の返事。別居してから言ってはいけない言葉がある。憤慨されて実家まで行かれたそうだが会うことを拒まれてしまう。それ以降、電話を入れても出てもらえず、メールも無視の状態。
詳しく事情をお聞きする。14項目の質問のチェックシートで分析をする。奥様の言い分の言葉から奥様が何か不満の問題を伏せていることがあるとわかる。修復について向き合う意思が低く、経済面で依存したい が話し合わず離婚したい意思が強い。
離婚について話すことに煩わしさが原因で非常に強い苦手意識を持っていることなどがわかる。実家の親は愛情不足、しつこいなどの理由で一方的に悪いと考えている状態。被害者意識が強いことが判明する。
拗らせるリスクが高いことを理由に手紙での連絡をしないようにする。奥様に感じさせてしまわれた嫌悪や奥様の気持ちの理解、結婚生活について考えていた理想と実際の結婚生活の態度との相違、夫婦としての気持ちの温度差、結婚前にお互いがどういう気持ちだったのかを確認して性格の不一致のことも含めてお互いの愛情について考える。
奥様が結婚で期待していたことと実際の生活の差、結婚前に約束していた話が実現していないなどの不満が原因とわかる。
奥様の言葉から感じていた暮らしについての不安とは一緒に暮せないと感じたことについてきちんと理由を考える。
奥様に対する謝罪をするための非の自覚や反省する。電話も出てもらえない状態。苦渋の選択として、口座から毎月、生活費を持ち出された通帳の口座に振り込む方法にされる。随時、メールを入れるが返事はない。
奥様からの離婚要求について考えを聞く姿勢を示す、言葉を少なく要点から明朗に伝えることを考える。
そのことも含めて会って話して欲しいと返事をする。やり取りの後、会って話したいことを手紙で伝える。電話があり離婚のことについての話し合いが実現する。
実家の両親からの意見として離婚は待つがやり直せないと感じていることや奥様の幼児性について話が出てしまう。再度、実家に連絡を入れて話し合いの継続をお願いをする。
2ヵ月後、離婚同意も考えるを理由に別居後してから初めて奥様と話し合いができる。話し合いが実現するが平行線の状態で話し合いにならず、ただ自由になりたいことと、間違った結婚をした後悔の話しになる。この話し合いで、当面は今の住居を維持して解決を待ちたいことを伝える。
その話し合いの翌週から数回、話し合いが継続されるが、その話し合いでは日常 の奥様の様子から離婚したい意思が強いとしか言えない、わかってもらえないなら裁判をするしかない、という発言が出てしまうくらいに平行線の状態。3ヶ月はそっとしておくことになる。
想い入れについてお互いに理想が大きかった、双方が相手に大きな期待をしていた ことなどが問題として浮上する。
呼び掛けとして、会わなくていいから離婚したい理由をちゃんと教えて欲しいや結婚を決めた時にどんなことを僕に期待し ていたのかを教えて欲しいと問い掛ける。
話し合いを求める。健康を気遣う呼びかけるメールを入れる。2ヶ月が経過した頃、奥様から「もう解放して欲しい、自由にして欲し い。お金が足りない。」とメールが来る。
本人に「僕も辛いから会ってちゃんと話そう。お金のことはもう貯金がないけど工面はす る、気持ちが落ち着いてからでいいから会ってきちんとまた話したい」と返事をする。
お金のことを理由に2人での話し合いが実現する。この話し合いで初めて不満が言葉として向けられた。一緒に暮していて、言葉が多い、態度が冷たい、約束が違うなど期待に応えていないことを言われる。
家事が苦手なことは交際の過程で話していたことなど反論をされる。家が散らかっているなどの理由で不機嫌な態度が許せないと感じた、欲しい物(軽自動車)があっても買ってくれる気配がなかった。
言い合いの後で話しかけても無視され休日もほとんど構ってくれない態度が耐えられなかった。同居してから優しい言葉を言われた記憶がなく、結婚してから買い物や外食に一緒に行った記憶がない、約束と違うと感じた、などの調停とはまた異なった言い分であった。
2ヶ月程度、返事がない。電話で謝罪を伝える。実家で話し合いをすることになる。この話し合いで以降は気持ちや感情の伝達にメールは使わない約束をする。
感情の伝達は会って声で伝えることとして今後、奥様に誓える約束の提案などを話していただく。話し合いの結果として誓える約束(1年後、5年後、10年後の約束)を話す。
親としてはU子さんの甘えは理解できる離婚が本意ではないこと奥様の気持ちが落ち着くまでもう少し時間が欲しい、今回は離婚の要求については保留しても構わない。
実家で暮して来たから生活環境を変えたことも情緒が不安定になった理由かも知れない、いきなりの同居は難しいと感じている、これから2人できちんと夫婦としてやっていって欲しいことを言われる。
離婚は撤回する方向での話しになる。調停での奥様側の酷い主張についてお詫びの言葉ときちんとした理由説明を受ける。浪費について実家では義父に対して否定していたそうである。
数日後、で実家で2人で話し合いをされる。月に1回程度、週末に2人で会う提案に 至られる。しばらくこの状態で向き合っていただく。
4ヶ月程度で奥様と2人で数回、週末に外出できる状態となる。そこで課題を通じて学んだ時間の共有や気持 ちの理解を優先した向き合い方をしていただく。(安心の伝達)
1か月後、奥様からメールで離婚撤回について考えてもいいという返事が得られる。話し合いをする。同居生活が再開される。
実際の事例で別居後の話し合いの方法を解説しています。
参考:夫婦関係修復のきっかけとやってはいけないこと?離婚を避けた方法
参考:性格の不一致が離婚したい理由なら?夫婦の価値観の違いの解決方法を解説
参考:別居中の妻の心理と気持ちがわかる対処法を解説?離婚を避ける相談
参考:単身赴任は夫の気持ちが離れる?離婚を避けて修復するための対処法