復縁成功事例

依頼者
Dさん(32歳)
お相手
S子さん(24歳)
相談内容
彼女と復縁
復縁難易度
難易度E (相談時は連絡できない状態)
修復期間
7ヵ月

リセットして別れたくなる彼女との復縁事例

リセット症候群で別れたくなった彼女と復縁するには?

復縁事例

Dさんは競技の講師として先輩の運営する組織に勤務をされているが、1年前 から交際中のS子さんとの結婚を考えるようになり、年内で離職し独立(フリーになること)を考えるようになっていたそうであるが、独立について、S子さんへ近々、独立したいことを相談をしたところ、突然、別れを告げられてしまったそうである。

S子さんとは仕事を通じて生徒とし て知り合われ、S子さんからのアプローチ で交際を開始されたそうである。仕事が終わってから一緒に過ごされたり、競技のことで相談を受けるなど、共有の価値観を持たれ結婚も視野に入れた親密な交際をされていたそうである。

別れを切り出されてからメールにすら応答がない状態になられたそうである。その状態で焦り、苛立たれ何度も電話を入れられたそうだが留守電のままで折り返しなし。直接、住まいにも行かれたがドアの手前で修羅場のような状態になられてしまい、中に入れてもらえず、居留守のようで応答なしの状態になられたそうだ。

当方にご相談いただく。

DさんにS子さんとの会話の記憶を お聞きし、数ヶ月前(別れ話に至る前)ま での会話内容の状況の整理をする。

27項目のチェックシートや彼女の言葉の原文の分析などS子さんが別れたいと考えるようになった理由・原因、返答放棄の こと、対話を拒む理由=浮気=他の恋愛に移行させた可能性などを分析する。

また別れ話以降に一方的に伝達をされた内容について詳しくお聞きする。相当に浮 気と決め付けて責め立ての伝達をされていたので着手前であったが謝罪伝達のメール文章を作成し、送信していただく。

(受信状態の確認の意味もあり)2日 後、S子さんから今までありがとうのメール返答が来る。着手。

別れ話に至るまでのS子さんの急な 発言の変化、心変わり、別れ話以降の対話 拒否の姿勢から、対話をすると自分がDさんから責められるなどの意識があり、他の男性との交際への移行ではなく、Dさんが一方的に結婚を切り出されること を察して、Dさんとの交際継続についてのためらいや重荷感、自分の気持ちや考えをDさんに対して言いたくても言えない状態に困惑し、放棄したい気持ちから の無視と断定する。

(S子さんの様子から、この状態は 最近の10代から20代前半の方に多い、

【リセット症候群】と断定する。

これは幼年期から自宅にファミコンなどのTVゲーム遊具があり、ゲームで思うような進行ができない場合にリセットボタンで ゲームを最初からやり直せるという幼年期から当然と思っていたリセットするという考え方が日常生活で特に対人関係や恋愛にまで波及した思考の状態のこと、 応答しなければ相手があきらめて自然消滅ができ、自分の時間を潰してまで面倒な話を聞かずに済ませられるという発想による無視の状態です。自分が相手から 悪く思われたくない、向き合わないことでその話題から逃れられ、自分とは関係のない出来事と思い込める状態。当然、自己を正当化した思考で、終わったこと と思い込める心理状態です。このような応答に関して放棄状態の相手への過多な伝達は避けなければいけません。特に以前は10代後半の男性で学生やフリー ターの方でゲーム好きな方の特有の傾向でしたが、最近では年齢も性別も職業も徐々に広がりつつあります。現在、25歳以上の方がこのような状態を見せるこ とは少ないのですが、ここ数年、その世代の方々の年齢層も年々高くなりつつあります。メールや通話のコンタクト手段を温存することが重要な意味合いを持ち ます。当方ではコンタクト手段温存の意味でメール受信は可能な状態でも相手が単身暮らしなどの場合に限り郵送や宅配便利用でのメッセージを指示する場合が あります。)

交際の過程でS子さんから見たDさ んが発言が愛情を義務のように求めていた り、Dさんが望んでいる結論を当然と考え、価値観を押し付けていた部分について、S子さんがDさんは気持ちを確かめてくれない男性と思い込んだことが別れ たいと考えるようになった理由と推測。

これまでのS子さんとの会話内容、 メールのやり取りのデータ、Dさんの記憶 から彼女の発言や考え方について心理を分析した結果、彼女は自分がこのDさんとの交際について、まだ結婚という意思が固まっていない状態であったにも関わ らず、Dさんが先を急ぎ過ぎていたことでDさんからの提示を断ればS子さん自身が自分がDさんから悪者にされてしまうように感じて心の許容量を超える負担 になっていたと断定。

S子さんの性格からまだ誰との結婚 も考えられる状態ではなく、結婚を望む相 手は束縛をする、重荷と感じてしまい、相手が結婚を切り出し、断れば裏切りと責められることを苦手と考えたことから、Dさんとの恋愛を終わらせ、別れを告 げてからは相手と対話をせず、どんな留意についても無視をすればあきらめてもらえて、別れ=恋愛の放棄について自分が責められずに済むという逃避の心理が あり、相手からの連絡に対して応答をしなければこれまでの関係をリセット【自然消滅】でき、面倒な留意を聞かずに済むと考えていると推測し相手の考え方に ついての分析を提示する。

(これは最近の20歳代前半の女性 に多く見られる自分が悪く思われず責めら れないための無視の傾向であり、回答が得られないことを理由に複数のメールを送信したり、浮気についての憶測や責める問い詰めるような文面や悲観的な内容 をメール、留守電、手紙で伝達されてしまうと相手に苦手意識を持たせてしまい対話が不能に陥るケースが多いので配慮が必要です。また伝達は短文で簡潔であ ること、要点を先に伝えること、友人や周囲から気持ちを聞いてもらうなど複数の方からの連絡も控えた方が良いです)

やり取りからの心理の分析結果から S子さんがDさんのことを苦手と感じたこ との詳細、別れを切り出したことについての罪悪感はなく、S子さん自身、自己を正当化して考えていることを分析提示。

対話回復への注意事項を提示する。静観を指示する。約2週間の冷却の 期間を置く。冷却の時間で相手の気持ちを察 することなく一方的に物事を決めたり、取り繕いで表面上の留意の謝罪をされた非の自覚など、S子さんと再度、向き合うための自己改革のアドバイスを行う。

相手の感じた嫌悪感、決め付けについて非を自覚し、気持ちを察することや相手が安心して向かい合える自分について考えていただき、責めてしまう発言やメールの重荷感について自覚いただくことや相手を安心させる提案について作文を通じて考えていただく。

この作文を基に安心の伝達や謝罪の為の対話に向けてのやり取りを想定しての台本(対話のマニュアル)の作成に入る。特に対話実現の場合にS子さんから言われると想定される不安・不満について経緯から細かく分析をし、説明・謝罪・安心の提案ができるマニュアル作成を開始する。

冷却の期間が経過してから、気持ち を察しなかったこと、聞き上手になれな かった謝罪と責めることはしない約束、離職独立を延期して今の仕事にしばらくは集中したいことなど近況をS子さんにメール送信し伝達する。応答はなし。

クリスマスの5日前に、メールにて 食事に誘う内容を送信。仕事を理由に断りの返答。そのメールに気遣うレスをするが応答なし。競技の仲間や共通の知人から別れについて聞かれたり、触れられたなどがこちらの指示を厳守していただ き、嘘は言わない、相手を悪く言わない、やり直したいと考えていることも言わない、自身の非についてのみ語るよう徹していただく。

(類似のケースでも別れ について興味本位で尋ねてくる知人や留意に介入しようとする知人への発言は静観をお願いすること、相手の悪口や自分の希望を言わないことが重要になると思 われます。)

新年の挨拶のメールを送信する。短 文で返答があるが内容がかなり義務的な返答。

1ヶ月の静観をし、冷却するよう指 示し、交際に至る際にS子さんが好感を持 てたDさん自身について自己愛の視点からご自分の長所をこの恋愛に対して取り戻せるよう作文でのやり取りを開始する。

バレンタイン前であったので20日を 過ぎるまで連絡を控える(催促と誤解されない目的)

2月の下旬に安心の伝達、謝罪は重荷になるので記載せず、競技のことを気に した近況を尋ねるメールを送信する。メールにて返答があり、通話に至れるやり取りに至る。

メールのやり取りが回復する。ただ し、過多な連絡を制限。なるべくメールの 内容に中心に彼女を置いた思考でやり取りをしていただく。3月の下旬にS子さんと別れ話以降、初めての面会会食が実現する。

ただし引き留め・謝罪には触れず、 彼女の近況を聞くなど聞き上手に徹した面会をしていただく。

4月の上旬、再度、面会が適う。こ こで、マニュアル厳守を前提に安心の提案 をしていただき相手の様子からその場での判断をしていただき、謝罪を含めた交際のことについての話題に移行していただく。

S子さんからDさんとの交際についての不 安や苦手と感じたエピソード、寂しい時や言えない時に気持ちをわかってもらえなかった不満、重荷感についての不安などを言われる。

特に講師として他の知人 の居る場所で自分の所有物のような見下した態度が許せないなど、初めて別れを考えた理由の説明に至る。(事前の分析でS子さんの心理分析を提示していたの でマニュアルに謝罪内容は記載)Dさんにはで聞き上手に徹していただき、安心の提案を含めた謝罪と後悔、その時にそうしてしまった理由や別れを言われた後 に追い縋りや謝罪をしたかった理由説明をしていただき、次回もS子さんと会える感触を得る。

連休中も彼女の心の許容量やペースに合わせて数回の面会をされる。5月の上旬、Dさんからの誘いで一緒に外出された際にS子さんから交際再開を言われ交際の再開に向けて関係を戻さ復縁できる。