産後クライシスで別居した妻との離婚回避体験談
産後クライシスで別居した妻と離婚回避方法
もしあなたが不在の時に家を出た場合は実家依存の可能性もありますので実家の義両親に正直に事情を伝える前に慎重に様子を見る必要があります。
産後クライシスで離婚したいと言われたら電話やメール、LINEで無理に説得をしないで下さい。
産後クライシスで別居した妻と離婚回避できた
Nさんは妻S子さんと結婚して2年。結婚をされてすぐ奥様のご懐妊がわかる。
出産準備で奥様が実家に戻られる。lineメールや電話でのやり取りはあった。出産後も帰って来なくなられてしまった。お子さんにも出産の際に病院で顔を見て以降、会わせてもらえない状態になった。
妊娠中に別居した妻との関係を修復する相談を受ける
奥様からのlineで産後、退院してからも本当に体調が悪い。育児を義母に手伝っていただいている。実家での暮らしを続けられる。そのまま1年が経過した。
子供に会いたいと頼んでも実家に来られると親が気を遣う自分も体調に悪いからそっとしておいて下さいという拒否される。
いつまでも 帰って来ない理由を尋ね、子供に会わせてもらえないことを心配になられて奥様にlineで「いつになればここに戻るの?もう2年近く一緒に暮らせてないよ」と入れたが返事が得られない。放置されてしまった。
別居以降、欠かさずに給料日当日の生活費の振込みを出張の都合で3日遅れてしまわれた。
奥様からlineで「あなたは最低ですね。離婚したくないと言いながら嫁の親に対して失礼で親も呆れています。酷過ぎます、もう信用できないのであなたと離婚をしたいです、二度とそこに帰りません。近々、荷物を取りに伺います。すぐに離婚の書類に判を押して下さい。慰謝料と養育費をいくらくれるのかちゃんと答えて下さい」と一方的なlineで離婚要求をされる。
「振込みが遅れたのは仕事で海外に行っていたからです。離婚したいと急にlineで書かれて本当に突然で驚いている、離婚は考えられない。離婚したくないのでちゃんと話そう」と返事をされた。
お金の要求の返事しか得られない。電話を入れるがすぐに義母に電話を代わられNさんの焦った言動を批難する言葉を向けられた。
以降、奥様の携帯に電話を入れても留守電になり折り返しは来ない、lineを入れても返事が来ない状態。
数日が経過して義両親が住まいに引越しに来て奥様の荷物を運び出してしまわれる。
心理と難易度を分析提示
離婚回避についての14項目のチェッ クシートで分析する。ご懐妊後に悪阻を支えてあげていない、気持ちの面で奥様が幼児性が強く出産育児に自信がなかったことや夫として頼りないという不安もあり実家に帰省された。奥様の親への甘えであり過保護 、親にNさんとの暮らしについての不満を誇張して悪く話したことも原因に含まれていることを提示。
義母の過保護な面については成婚前から感じていたとのこと。奥様にlineで通話がしたい。話し合いに応じて欲しい、ちゃんと理由が知りたいとの呼びかけなどを継続する。返事が得られず義父に電話を入れて話し合いを申し入れる。
実際に話し合いでは経緯を話して離婚したくないお願いをされる。奥様への謝罪とお金の支払い、離婚承諾のお願いをされてしまう。
2ヶ月が経過して奥様が代理人を擁立され、離婚調停を申し立てられてしまう。
当方は法律に関連する具体的なアドバイスが禁止されているため姿勢・心構えを教える。
(嘘を言わない、素直に正直に自身の考え を伝える。自身の思い当たる非を並べて謝らない、先々で覆すことになる約束や発言は控える、生活費は誠実に振り込む、一方的なlineや通話を控える、相手の悪口を言わない、思い込みや憶測での発言はしない、など)
関係修復に向けた行動を開始
5ヶ月が経過してNさんから離婚調停が不成立に終わった報告をいただく。
Nさんの両親は長期の異常な別居に呆れて一切関わりたくないと言われている。修復に関する人の輪に加えられない状態。
調停での奥様の言い分としては、Nさんが仕事優先の生活で帰宅が遅く日中夕方と寂しく不安であったこと、休日は趣味もなく一日在宅し、TVを見ている だけという生活、在宅時の会話はいつもつまらなく思いやりを感じない。決断力がなく頼れない。
金銭的な家計の締め付け厳しく 不愉快だった。奥様が休日に約束をしていた友達との外出についていつも嫌な顔をする、帰宅すると不機嫌な態度で無視をされたと言われた。
生活の価値観が違う。今後の同居継続意思がない、夫としてNさんの暗い人柄、陰気な性格に不安がある、などの内容。(事実)
生活費、養育費についてはお子さんとの面会と交換条件のように取り決めたそうである。
面会の約束などは代理人経由でののやり取りで決めることとなったが体調不良を理由に応じてくれる気配なしの様子。
同居は耐えられないなどの主張であった。この 先どうするかについては今後、二人で話し合うことになった。
慰謝料や養育費のことは、確定できていないそうであるが当面、調停で決めた金額を払 うという結論。預貯金について同居期間に貯めた貯蓄の半分を分与して欲しいという言われる。
調停でこの先、裁判で離婚成立か奥様が帰宅するまで毎月生活費を振り込む約束となられたそうである。
おそらく離婚合意までが奥様の要求であり奥様は裁判に移行する準備をされているようである。
調停での言い分から話し合いの準備を開始。
義両親を通じて奥様に直接の話し合いを申し込む連絡をする。
奥様と義母が話したくないと言っている。話し合いについて断りの返事。
裁判という言言葉が何度も出ていたことからしばらくの冷却期間を置く。
2週間程度が経過してから電話がある。奥様に子供が小さいのだからと説得をしたが聞く耳が無い、どうか諦めて欲しい、離婚に応じて欲しいと言う説得をされてしまう。
娘の考えではマンションは手放さなくていい、財産分与も慰謝料も払わなくていいように自分から奥様と義母を説得したい、などの条件を提示される。
義父にはお礼をきちんと伝える。しばらく冷静に考えます、と返事をする。
義母に奥様との通話をお願いする。離婚に応じてくれるまでは会わせない、言い訳のような謝罪の話は聞けないと拒否をされる。
併せて奥様に何度かlineをされた。奥様からの返事は離婚の催促のみ。直接会って話してくれるような様子が見えない状態。
奥様に話し合いのお願いを呼びかけをする。離婚に応じると約束をしない限り話にならない状態で近況やお子さんの様子なども教えてくれない状態であった。
義父に話し合いを求める。
義父自身の考えとしては、このまま奥様とお子さんを実家に住まわせたい。家族としてずっと 一緒に暮らしたい、この結婚は間違いだったと思っているとの見解を言われる。
1年も一緒に暮らしていないのだから元々性格や価値観が合わなかったと 思って諦めて欲しい、子供に執着するな、産んだ本人がN君のような頼りない父親はいらないと結論を出しているのだからその気持ちをちゃんとわかってあげて 男らしく一旦は別れて自由にさせてあげてはどうかと説得をされる。
夫婦の話し合いを行うために奥様にlineで伝える。育児疲れと不眠で体調を崩していることを理由に会う事を拒まれる。
義父から電話があり奥様が話せる状態だ、 週末に実家で話し合う約束が得られる。
お互いに前を見てこれからのことを考えて欲しいと説得をされてしまう。離婚に速やかに応じて欲しいと言う話になる。
奥様の気持ちを理解できないこと、つまり出産準備と言って帰省して以降、出産の際の病室での面会以降、最初は体調を理由に、離婚したいと言い出してからは離婚要求を受け 入れるまで会いたくないと言われている理由が理解できないこと、気まずいと思っているように感じる話しや奥様の会わずに離婚成立をさせた い気持ちについて義父と話し合う。
出産後、半年くらいは本当に体調が悪く自宅で寝ていることが多 かったそうであるが、育児を義母に任せて奥様は友達のお店を手伝ったり、深夜まで外出している。
週末は友人と旅行に 行っているなど、近況を正しく知ることができた。
義父母の思考が娘がかわいいという方向に偏り、実際に奥様が感じていたNさん、結婚生活や母親になることへの不安を利用して別居や離婚を助長しているように取れる。
話し合いで奥様の気持ちを引き留める方法を提示する。
懐妊の判明した直後の時期に奥様が実家に戻りたくなった気持ちを考慮する。を尊重する提案をする。
話し合いから2ヶ月程度が経過。lineを送る。奥様から返事がある。やり取りから話し合いが実現する。
奥様が子育てに縛られ地味に生きて行かなければならない苦悩が不安になり、子供は義母に任せて 自分は以前のように外で仕事をして社会から遠くなりたくない、このまま老けてしまうのが恐ろしいなどの本音があることを言われてしまう。
まず離婚に応じる考えもあること、奥様の意思を尊重したい。苦しい気持ちも理解していることを伝える。
奥様を絶対責めないこと、許した い気持ちでいること、一緒に過ごして愛情があり、守ってあげたい気持ちであることなど本心をきちんと伝える。
奥様の不安を解決する言葉について、安心を与える話し合いの内容など家族での話し合いに向けての伝えること、聞きたいことを考える。
奥様を悪者扱いしたり、我侭と追い詰めない意味で事前に義父母との話し合いを行い、尊重して気持ちをみんなでわかってあげる 話し合いにする方向で合意を得る。
義父母の甘やかしが奥様の当初からの強気な態度や幼稚な考え方に影響を与えた、スムーズな修復対話を阻害している気配を配慮してもし離婚撤回をして帰宅してもS子さんが義 父母を裏切ったことにならない、最初にこの問題が起きたのは僕の冷たい態度が悪かったんだ、すべて僕の責任という言葉を伝えるようにとのlineでの安心の伝達を指示。
電話があり、奥様が体調を崩して毎日泣いて苦しんでいるので 楽にさせて欲しい。愛情があると言うのなら速やかに離婚に応じてあげてくれないか、動揺をさせるのが辛いのでもう手紙とか送らないで欲しい、という内容。
2ヶ月の冷却期間を置く。
奥様の一番の理解者であり味方として伝えるべきこと、義父母を安心させる話し合いについて考える。
話し合いの翌日に奥様からlineがある。奥様との話し合いを継続できることとなる。
今後も離婚に応じず修復をしたい気持ちであることやお子さんのためにも自宅に戻って暮して欲しいことなどを伝える。
同居再開の提案も含めた話し合いをする。
親と話したいと結論を保留される。(育児をすべて義母に任せているため。自分で育児をする ことが難しいと感じている様子から)当面、現状を維持する。奥様のペースで面会を繰り返す。
奥様の希望で義父母を交えての話し合いとなる。別居後初めて奥様がお子さんを連れて自宅に来るようになる。
再度、離婚撤回についての話し合いができる。やり直す返事が得られる。