夫・妻から「離婚したい」と言われた。自分は離婚したくないけれど、どうすればいいのか分からない。
離婚したくないと思っていると、相手を説得したり、何度も謝ったりしてしまうことがあります。しかし、相手が離婚を考えるようになった理由や現在の心理状態によって、適切な接し方は異なります。
離婚を回避したい場合は、まず相手がなぜ離婚を考えるようになったのかを理解し、現在の夫婦関係を冷静に見極めることから始めます。
この記事では、離婚回避を考えるときに確認したいこと、夫婦の話し合いの進め方、やってはいけないこと、別居や離婚調停になった場合の対応について解説します。
離婚回避したいなら最初にすること

夫や妻から離婚を切り出されたときは、すぐに相手の気持ちを変えようとするのではなく、現在の夫婦関係を確認します。
同じ「離婚したい」という言葉でも、夫婦によって状況は異なります。
- 喧嘩の直後に離婚したいと言われた
- 長期間、夫婦の会話が減っている
- 妻や夫が別居している
- LINEや電話に返信がない
- 離婚届を渡された
- 離婚調停を申し立てられた
- 浮気や夫婦間の問題が原因になっている
- 性格の不一致を理由に離婚を求められている
まず、いつから夫婦関係が悪化したのか、相手がどのような不満を抱えていたのか、現在どの程度の距離を置いているのかを確認します。
離婚したくない気持ちが強いほど、焦って行動してしまいがちです。しかし、相手が話し合いを拒んでいるときに何度も説得したり、返信がない状態でLINEを送り続けたりすると、さらに距離を置かれることがあります。
今すぐ何を言うかだけではなく、相手の現在の気持ちと夫婦関係の状態を冷静に見極めます。
夫・妻が離婚したいと思った理由を理解する

離婚したくないのであれば、相手がなぜ離婚を考えるようになったのかを理解することが大切です。
相手が「性格が合わない」「もう無理」「一緒に暮らせない」と話していても、その言葉だけでは具体的な不満が分からないことがあります。
たとえば、次のような理由が考えられます。
- 夫婦喧嘩が繰り返されていた
- 話を聞いてもらえないと感じていた
- 家事や育児への不満があった
- 金銭面で不満を抱えていた
- 夫婦の会話がなくなっていた
- 自分の気持ちを理解してもらえないと感じていた
- 浮気や異性関係に不信感を持っていた
- 長期間、不満を我慢していた
自分では「それほど大きな問題ではない」と思っていたことが、相手にとっては長期間の苦痛になっている場合もあります。
相手の不満をすべて肯定する必要はありません。まず、相手が何に傷つき、何を不満に感じ、なぜ離婚という結論を考えるようになったのかを理解します。
相手の言葉だけで判断せず、これまでの夫婦間のやり取りや最近の行動も振り返ることで、今後の向き合い方を判断しやすくなります。
離婚回避のための話し合いの進め方

離婚したくないからといって、すぐに「離婚したくない」と説得し続けることが、良い結果につながるとは限りません。
相手が感情的になっているときは、夫婦双方が冷静に話せる状態をつくることから始めます。
話し合うときは、自分の主張だけを伝えるのではなく、相手が離婚を考えるようになった理由を聞きます。
「自分にも言い分がある」と思っていても、相手が話している途中で反論すると、話し合いそのものが難しくなる場合があります。
まずは相手の話を最後まで聞き、何を不満に感じていたのか、どのような思いを抱えていたのかを理解します。自分に反省する点があると感じた場合は、その内容を具体的に伝えます。
ただし、相手が話し合いを拒否している場合や、すでに別居している場合は、無理に話し合いを求めないほうがよいこともあります。
現在の夫婦関係と相手の心理状態に合わせて、話しかけるタイミングや連絡方法を判断します。
離婚したくない気持ちの伝え方や、離婚を急がずに話し合う機会をつくる方法については、離婚したくない場合の奥の手で詳しく解説しています。
離婚回避相談【心理カウンセラーが対応】

復縁専科では、離婚したくない方からの相談について、これまでの夫婦関係と現在の状況を伺い、相手の性格傾向や心理状態を分析したうえで、夫婦関係を修復するための向き合い方をアドバイスしています。
初回相談では14問のチェックシートを使用して、夫婦関係が悪化した経緯や現在の状況を確認します。
心理学に基づいて相手の気持ちや性格傾向を分析し、次のような点を具体的に提示します。
- なぜ相手が離婚を考えるようになったのか
- 現在、相手がどのような心理状態なのか
- どのように接すればよいのか
- 謝る場合はどのような内容が適切なのか
- LINEや電話をする場合の内容や頻度
- 別居中にどのように向き合えばよいのか
- 離婚回避の可能性
- 夫婦関係を修復するために必要な期間の目安
有資格者の心理カウンセラーが、夫婦それぞれの性格傾向や現在の状況に合わせてアドバイスします。
初回相談・心理分析の提示までは無料です。
心理カウンセラーが対応
今の夫婦関係について相談したい方は、現在の状況をお聞かせください。
匿名での相談も可能です。個人情報の入力は不要で、相手に連絡することもありません。

離婚回避成功例|夫婦関係を修復できた事例
夫や妻から離婚を切り出された後、別居や離婚調停に至っても、夫婦関係を見直して再同居につながった事例があります。
離婚回避の方法は、夫婦関係が悪化した理由や相手の性格傾向、現在の心理状態によって異なります。
ここでは、復縁専科で紹介している離婚回避の成功例から、夫婦関係が変化した経緯を確認できる事例を紹介します。
妻から離婚を求められた男性が夫婦関係を修復した事例

妻から「離婚したい」と言われた男性が、自分の言葉や態度を振り返り、妻への接し方を見直した事例です。
本人には妻を傷つけるつもりがなくても、日常の会話で否定するような言葉が重なり、妻が本音を話せなくなっていました。妻の受け止め方を理解し、謝罪だけでなく普段の会話を変えたことで、再び一緒に暮らせるようになりました。
モラハラを改善して夫婦関係を修復した事例|言葉の暴力を見直し再同居できるまで
妻が離婚を決意するまでに変化が現れた事例

妻が離婚を決意するまでには、夫婦の間で小さな変化が積み重なっている場合があります。
この事例では、夫婦関係が悪化した経緯を振り返り、妻の立場から結婚生活を見直すことや、手紙での伝え方を変えることなどを通じて、関係修復につながりました。
夫から「もう無理」と言われた女性が夫婦関係を修復した事例

夫から「もう無理」と言われ、離婚を求められた女性の事例です。
離婚理由を話してくれない夫に対して、理由を聞き出そうとするだけでは会話が進まないことがあります。この事例では、夫が本音を話し始めるまでの経緯を紹介しています。
離婚を切り出した夫が離婚を撤回した事例

夫から離婚を切り出された女性が、夫の気持ちや別居後の夫婦関係を見直した事例です。
相手の言葉だけで判断するのではなく、離婚を考えるようになった背景を理解し、接し方を変えていく過程が紹介されています。
離婚を切り出した夫が撤回した理由とは?別居から夫婦関係が戻るまでの事例
突然妻に別居された男性が再同居できた事例

妻が突然別居し、離婚を求められた男性の事例です。
別居後は、すぐに帰宅を求めることだけに集中せず、妻が別居を決めた背景や心理状態を理解しながら接し方を見直すことが求められます。この事例では、妻の本音を理解し、再び一緒に暮らせるようになるまでの経緯を紹介しています。
突然別居した妻の心理とは?夫には分からなかった本音と再び暮らせるようになった事例
離婚調停まで進んだ夫婦が再同居した事例

別居後に離婚調停まで進んだ夫婦が、関係を見直して再同居につながった事例です。
離婚調停まで進んだ場合でも、夫婦関係の問題と法律上の手続きは分けて考える必要があります。この事例では、妻が離婚を考えるようになった背景を振り返り、関係修復に至るまでの経緯を紹介しています。
離婚調停まで進んだ夫婦が再同居できた事例|妻の本音を理解するまで
離婚回避できた夫婦に見られる共通点

紹介した事例では、離婚を考えるようになった理由や、夫婦関係が変化するまでの経緯はそれぞれ異なります。
一方で、相手を説得することだけに集中せず、夫婦関係が悪化した理由を振り返り、自分の言葉や態度、連絡の取り方などを見直している点が見られます。
ただし、ほかの夫婦で関係修復につながった方法を、そのまま自分の状況に当てはめても、同じ結果になるとは限りません。相手の性格傾向や現在の心理状態、別居の有無、離婚の話し合いがどこまで進んでいるかによって、適切な向き合い方は異なります。
自分の状況に近い事例を参考にしながら、これまでの夫婦関係と現在の相手の言葉や行動を冷静に見極めることが大切です。
カウンセリングメモ|夫婦喧嘩のたびに離婚を口にする場合と、本気で離婚を考えている場合
夫や妻から「離婚したい」と言われた方の相談では、相手がどのような経緯で離婚を口にするようになったのかを確認します。
夫婦喧嘩の最中に感情的になって離婚を口にする場合もあれば、以前から不満を抱え、何度も我慢した末に離婚を求める場合もあります。
離婚したくない側は、喧嘩が終われば相手の気持ちも落ち着くと考えがちです。しかし、相手にとっては、それまで積み重なった不満を伝えるための言葉になっていることもあります。
反対に、相手が強い口調で離婚を求めていても、夫婦間の問題について話す余地が残っている場合もあります。
相談では、離婚という言葉だけで相手の決意の強さを判断せず、いつから夫婦関係が悪化したのか、これまで何度話し合ってきたのか、相手の言葉や態度にどのような変化があったのかを確認します。
離婚を回避したい場合は、相手が離婚を口にしたことだけで判断せず、そこに至るまでの経緯と現在の心理状態を見極めることが必要です。
カウンセリングメモ|不満を話さなくなった妻・夫が、突然離婚を求めるように見えるケース
夫婦関係が悪化していても、相手が不満をすべて言葉にしてくれるとは限りません。
何度話しても理解してもらえないと感じたり、話し合うたびに言い争いになったりすると、自分の気持ちを伝えることを諦めてしまう場合があります。
一方、離婚したくない側は、普段どおりに生活できていることから、夫婦関係がそこまで悪化しているとは考えていないことがあります。そのため、相手から突然離婚を告げられたように感じるのです。
このような相談では、離婚を告げられた直前の出来事だけでなく、以前から会話が減っていなかったか、相手が不満を伝えたときにどのような返答をしていたか、夫婦間で同じ問題が繰り返されていなかったかを振り返ります。
「何も言ってくれなかったから分からなかった」と感じていても、相手の態度や日常の会話に変化が現れていた可能性があります。
ただし、相手が不満を話さなくなった理由は夫婦によって異なります。無理に本音を聞き出そうとするのではなく、これまでのやり取りを振り返り、相手が話しにくいと感じていた可能性も含めて考えます。
カウンセリングメモ|離婚したくない側が謝罪や説得を繰り返し、相手が距離を置くケース
離婚を切り出された方は、相手の気持ちを変えたいと思うあまり、何度も謝ったり、離婚を考え直してほしいと伝えたりすることがあります。
自分に反省する点があると感じている場合、誠意を伝えるために繰り返し謝罪することもあります。しかし、相手がすでに話し合いに疲れている場合、謝罪や説得が続くことで、さらに負担を感じることがあります。
たとえば、LINEの返信がないと不安になって追加のメッセージを送り、返事が届くとすぐに夫婦関係について話そうとする。会話ができても、離婚を考え直してほしいと繰り返し求めてしまう。このようなやり取りが続くと、相手が連絡そのものを避けるようになる場合があります。
相談では、謝罪した回数や伝えた言葉だけでなく、相手がどのような反応を示しているか、連絡の頻度が以前と比べてどう変化したかを確認します。
謝罪すること自体が悪いわけではありません。自分の言動について具体的に反省し、相手の気持ちを理解しようとする姿勢は大切です。ただし、相手が何を求めているのかを考えずに謝罪や説得を続けても、気持ちが伝わるとは限りません。
自分の気持ちを伝えることだけに集中せず、相手が今どの程度の距離を望んでいるのかを見極めて、接し方を判断します。
カウンセリングメモ|別居や離婚調停に進んだ夫婦では、関係修復と手続きへの対応を分けて考える
別居や離婚調停に至った方からの相談では、「ここまで進んでしまったら、もう関係を修復できないのではないか」と不安を感じているケースがあります。
しかし、別居していることや離婚調停を申し立てられたことだけで、相手の心理状態や夫婦関係を修復できる可能性を一律に判断することはできません。
相手が離婚を決意した経緯、別居後の連絡状況、夫婦間に残っているやり取り、これまでの話し合いの内容などによって、状況は異なります。
一方で、離婚したくない気持ちが強いあまり、調停への対応を軽視したり、相手の意向を確認しないまま突然会いに行ったりすることは避けなければなりません。
相談では、夫婦関係を修復するためにできることと、調停や離婚届などの法律上の手続きについて確認すべきことを分けて考えます。心理面での向き合い方と法律上の対応は別の問題であり、必要に応じて弁護士などの専門家にも相談します。
別居や離婚調停に至っている場合こそ、焦って行動するのではなく、現在の状況を冷静に見極め、夫婦関係と手続きの双方に適切に対応することが求められます。
離婚を回避したいならやってはいけないこと

離婚したくない気持ちが強いと、何とか相手を引き止めようとして行動が増えてしまうことがあります。しかし、夫婦関係が悪化しているときには、次のような対応が相手との距離をさらに広げる場合があります。
何度も離婚を考え直すよう説得する

「子どものために考え直して」「もう一度だけチャンスをください」と何度も説得すると、相手が精神的な負担を感じる場合があります。
一度気持ちを伝えた後は、相手の反応を確認しながら、次に何を伝えるのかを判断します。
謝り続ける
自分に原因がある場合でも、ただ何度も謝るだけでは夫婦関係が改善するとは限りません。
相手が何に不満を感じていたのかを理解し、その後の接し方や行動を見直すことが求められます。
謝罪文や手紙の具体的な書き方については、妻・夫への謝罪文の書き方と例文で紹介しています。
相手の不満を否定する

「そんなつもりではなかった」「あなたの考えすぎ」「自分だって我慢している」と反論すると、相手が話をすること自体を諦めてしまう場合があります。
まず相手がどのように感じていたのかを聞き、自分の考えを伝えるのはその後にします。
LINEを何度も送る

返信がない状態で何通もLINEを送ったり、離婚を考え直すよう繰り返し求めたりすると、相手がさらに連絡を避けることがあります。
返信がない理由や、それまでの夫婦関係を確認したうえで、連絡する内容と頻度を判断します。
突然会いに行く
別居中など、相手が距離を置いているときに突然会いに行くことは、相手に負担を与える場合があります。
会いたいという自分の気持ちだけで行動せず、相手が現在どの程度の距離を望んでいるのかを踏まえて判断します。
親族や友人に説得してもらう

親や友人から相手に「離婚を考え直してほしい」と伝えてもらうことで、相手が周囲から追い詰められたように感じる場合があります。
第三者に間に入ってもらう場合も、相手が仲介を望んでいるのか、負担に感じないかを考えて判断します。
SNSで夫婦の問題を発信する

夫婦間の問題や相手への不満をSNSに投稿すると、相手との信頼関係がさらに悪化する可能性があります。
離婚したくない場合は、相手を責める内容を公開するよりも、夫婦間で問題を解決する方法を考えます。
離婚回避が手遅れになる前に

夫や妻から「離婚したい」と言われたとき、同じ言葉でも、その背景は夫婦によって異なります。
一時的な夫婦喧嘩で離婚を口にしている場合もあれば、以前から不満を抱え、すでに離婚後の生活まで考えている場合もあります。
また、別居や家庭内別居になったからといって、すべての夫婦が同じ状態になるわけではありません。会話が残っている夫婦もいれば、相手がほとんど気持ちを話さなくなっている夫婦もあります。
そのため、離婚したくないと思ったときは、「まだ離婚を回避できるか」と漠然と考えるのではなく、現在の相手の気持ちと夫婦関係がどのような状態なのかを見極めます。
相手の離婚意思がどの程度固まっているのか、何を理由に離婚を考えているのか、現在も夫婦関係を見直せる余地があるのかによって、その後の向き合い方は変わります。
離婚を回避したいのであれば、相手の気持ちが分からないまま時間だけが経過する前に、現在の夫婦関係を冷静に判断をしてこれからどうしたいのかについてきちんと話しをするようにしてください。
離婚回避の手紙の例文|夫・妻に気持ちを伝える書き方

夫や妻から離婚を切り出されたとき、直接話しても気持ちが伝わらない、相手が話し合いに応じてくれないなどの理由から、手紙で離婚したくない気持ちを伝えたいと考える方もいます。
離婚回避を目指して手紙を書く場合は、「離婚したくない」という自分の思いを伝えるだけでなく、相手が離婚を考えるようになった理由や、これまでの夫婦関係を振り返ることが大切です。自分の言動で相手に負担をかけていなかったか、相手の不満や気持ちを十分に理解できていたかを考え、相手の立場にも目を向けた文章にします。
離婚回避の手紙の例文

たとえば、次のように、自分の気持ちと相手への理解を伝える書き方があります。
「あなたが離婚したいと思うようになったことを、私はまだ十分に理解できていなかったのだと思います。
これまでの夫婦生活を振り返り、私の言動でつらい思いをさせていたことがなかったか、改めて考えています。
私は離婚したくありません。だからこそ、あなたが何を感じ、どのような思いを抱えてきたのかを、これからはきちんと理解したいと思っています。
今すぐ返事を求めるつもりはありません。あなたの気持ちを尊重しながら、これからのことを考えていきたいです。」
これはあくまで一例です。相手が離婚を考えるようになった理由や、現在の夫婦関係によって、適切な文章や伝えるタイミングは異なります。自分の気持ちを一方的に訴えたり、返事や話し合いを強く求めたりする内容にならないように注意してください。
また、相手が連絡を拒んでいる場合や、離婚調停などの手続きが進んでいる場合は、手紙を送ることが適切かどうかを慎重に判断してください。手紙を送れば必ず返事が届く、相手が離婚を考え直すという保証はありません。
離婚したくない場合に手紙をどのように活用するか、具体的な方法については、こちらの記事で解説しています。
夫・妻に謝罪したい場合の文章の考え方や例文については、こちらも参考にしてください。
夫・妻への謝罪文の書き方と例文|手紙・LINEで気持ちを伝える方法
離婚回避する方法【状況別の対応】
離婚を切り出されたときの対応は、夫婦が現在どのような状態にあるのかによって変わります。
夫婦喧嘩が原因で離婚したいと言われた場合

喧嘩の直後は、夫婦双方が感情的になっていることがあります。
その状態で離婚を考え直すよう説得するより、まず感情を落ち着かせ、相手が何に不満を感じているのかを聞きます。
同じ内容の喧嘩を繰り返している場合は、その原因だけでなく、これまでの夫婦間の接し方も見直します。
性格の不一致で離婚したいと言われた場合

「性格が合わない」と言われたときは、その言葉だけで判断せず、具体的に何が合わないと感じているのかを確認します。
会話、生活習慣、金銭感覚、家事、子育て、夫婦の時間など、実際の不満が別のところにある場合もあります。
家庭内別居になっている場合

同じ家に住んでいても会話がない、食事を別にする、生活時間が違うなど、家庭内別居の状態では、無理に会話を増やそうとすることで相手が負担を感じることがあります。
現在の距離を確認しながら、必要以上に干渉せず、夫婦としての接点をどのように戻していくかを考えます。
参考:サイレント離婚とは?夫婦の特徴と家庭内別居との違い、関係修復の方法
別居している場合

別居中は、会うことだけを目的に連絡するのではなく、相手が現在どの程度の距離を望んでいるのかを見極めます。
LINEや電話の頻度、内容、連絡するタイミングも、夫婦によって適した方法が異なります。
別居の理由や期間、これまでの連絡状況を確認してから対応を判断します。
子どもがいる場合

子どもがいる夫婦では、離婚の問題だけでなく、子どもの生活や学校、親子関係なども関係します。
「子どものために離婚しないでほしい」と相手を説得し続けるのではなく、夫婦の問題と子どもの問題を分けて考えることも必要です。
離婚届を渡された場合

離婚届を渡された場合は、相手がどのような経緯で離婚を求めているのかを確認します。離婚届を渡されたという事実だけで、相手の心理状態や夫婦関係を修復できる可能性を判断することはできません。
離婚届不受理申出など、離婚届の提出に関する制度については、離婚したくない場合の奥の手で詳しく解説しています。
離婚調停を申し立てられた場合

離婚調停を申し立てられた場合は、相手が何を理由として離婚を求めているのかを確認します。
調停を申し立てられた時点で離婚が成立するわけではありません。夫婦関係の修復を希望する場合は、その意思を調停でどのように伝えるのか、また法律上どのような対応が必要なのかを確認します。
法律上の対応については、弁護士などの専門家への相談も検討してください。
離婚回避についてよくある質問

- 離婚したくないとき、まず何をすればいいですか?
- まず、相手がなぜ離婚を考えるようになったのかを確認します。
そのうえで、現在の夫婦関係や相手の気持ちを見ながら、話し合うのか、謝罪するのか、距離を置くのか、連絡方法を変えるのかを判断します。
- 離婚したくないと何度も伝えてもいいですか?
- 何度も繰り返し伝えることが、必ずしも夫婦関係の改善につながるとは限りません。
相手がどのような状態なのかを見ながら、伝える内容やタイミングを判断します。
- 別居していても離婚回避はできますか?
- 別居しているからといって、必ず離婚になるわけではありません。
ただし、別居の理由や期間、連絡状況、相手の離婚意思によって、適切な接し方は変わります。
- LINEを無視されています。連絡しないほうがいいですか?
- 返信がないからといって、すべての夫婦が同じ対応になるわけではありません。
最後に送ったLINEの内容、それまでの夫婦関係、相手が連絡を避けている理由などを確認したうえで、連絡する頻度や内容を判断します。
- 離婚届を渡されたら、すぐに離婚しなければいけませんか?
- 離婚届を渡されたことだけで、すぐに離婚が成立するわけではありません。離婚したくない場合は、自分の意思と現在の状況を確認し、離婚届の提出に関する制度や法律上の対応について必要に応じて専門家に相談してください。
詳しくは、離婚したくない場合の奥の手で解説しています。
- 離婚調停を申し立てられたら、離婚するしかありませんか?
- 離婚調停を申し立てられた時点で、離婚が成立するわけではありません。
調停では夫婦双方の事情や意見を確認し、話合いによる解決を目指します。
調停への対応や離婚の法律上の問題については、弁護士さんに相談してください。
離婚回避に役立つ法律の知識

離婚したくない場合でも、夫婦関係の問題と法律上の問題は分けて考える必要があります。
協議離婚では夫婦双方の合意が必要です。また、相手から離婚調停を申し立てられた場合でも、その時点で離婚が成立するわけではありません。
別居中には婚姻費用、子どもがいる場合には親権・養育費・面会交流、離婚する場合には財産分与や慰謝料など、法律上の問題が生じることがあります。
離婚届を勝手に提出されることが心配な場合には、離婚届不受理申出という制度もあります。制度の詳しい内容については、離婚したくない場合の奥の手をご覧ください。
法律上の判断が必要な場合は、弁護士に相談してください。
復縁専科では、法律上の判断ではなく、夫婦関係や相手の心理状態を踏まえたコミュニケーションについてアドバイスしています。
法律についての監修
弁護士法人プラム綜合法律事務所
弁護士 梅澤康二
※この記事は夫婦関係の修復やコミュニケーションについて解説するものであり、個別の法律問題について法的判断を行うものではありません。具体的な法律上の対応については弁護士にご相談ください。
離婚したくない気持ちを大切にしながら、夫婦関係を見極める

夫や妻から離婚したいと言われたとき、「どうすれば相手の気持ちを変えられるのか」と考えてしまうことがあります。
しかし、離婚したくないからといって、相手を説得し続ければよいとは限りません。
相手がなぜ離婚を考えるようになったのか、現在どのような心理状態なのか、夫婦の間にどの程度の距離ができているのかを理解することが、離婚回避を考えるうえで大切です。
夫婦関係が悪化した原因によって、謝罪の仕方、話し合いの方法、LINEの内容や頻度、別居中の接し方も変わります。
「離婚したくないけれど、何をすればいいのか分からない」という場合は、まず現在の夫婦関係を冷静に見極めてください。
復縁専科では、これまでの夫婦関係、現在の相手の言葉や行動、性格傾向、心理状態を確認し、離婚回避に向けてどのように接すればよいのかを具体的にアドバイスしています。

臨床心理士・心理カウンセラー
高橋純代
金城大学大学院 人間科学研究科 心理学専攻 修了。
臨床心理士資格を有し、夫婦関係修復・離婚回避サポートを専門とする心理カウンセラーとして活動。
2003年より夫婦問題の相談に従事し、これまでに5,000件以上のカウンセリング実績を持つ。
離婚危機・別居・家庭内別居・不倫問題など、複雑な夫婦問題に関して心理学に基づいた実践的な改善アプローチを提供している。
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