夫から離婚を切り出されたらどうすればいい?夫に対して冷静に接することが大切です。
夫の言い分をじっくり聞いてから自分の気持ちや考えをしっかり伝えるようにして下さい。
夫から離婚を切り出される妻の特徴と離婚したいと言われたら返す言葉について紹介しています。
夫から妻が離婚を切り出される理由とは
夫から離婚を切り出される妻の特徴として、夫婦の性格の不一致が原因で家庭内での夫との会話不足だった傾向があります。夫に対して反抗的な態度を示すなど、夫をうんざりさせているケースが多いのです。自分のことを優先した日常生活が普通になってしまい、夫に対して冷たい接し方を続けたことが原因で夫に離婚したいと思わせているようです。
夫に対して日常的に育児や家事の忙しさからイライラした態度を夫に見せていた女性が離婚危機に陥るケースが急増しています。
夫から離婚を切り出される理由は以下の5つが多いです。
・結婚生活で夫に無関心
・夫との会話が少なくても不満は感じない
・夫に愚痴や文句を言うことがあっても感謝を伝えたり自分から謝らなかった
・夫の言葉を聞き流したり強く言い返す傾向がある
・日常的に夫の浮気を疑う傾向がある
妻は家事や育児をしつつ、夫の身の回りの世話もちゃんとしているという気持ちがあるため、自分は悪くない、何が理由で夫から離婚を切り出されたのかわからないし、離婚したいと思った夫の気持ちがわからないのです。
夫が離婚したいと思う時、1位は「性格が合わない」
統計として、妻との【性格の不一致】を感じたことが一番多い離婚したい理由です。
参考:【裁判所:令和3年 司法統計年報(家事編) 第19表 婚姻関係事件数―申立ての動機別申立人別】より
夫が離婚したいと思う妻の共通点として夫の気持ちを思いやれない、つまり自分勝手な言動や振る舞いが多いなど、夫との接し方に問題のある女性が多い傾向があります。
夫に対しての怒りの感情をすぐに向けてしまう、すぐに離婚してもいいという言葉を向けてしまう、夫や家族よりも自分の趣味を優先してしまうなど、夫との価値観の違いを感じさせてしまったことが理由で離婚を切り出されているようです。
1:性格が合わない・価値観の違い。
2:夫婦喧嘩が多い。
3:妻への気持ちが冷めた。
4:夫が浮気をしている。
5:家計・お金のことが原因。
離婚したい夫の言い分で性格の不一致と言われることが多いのですが、男女では結婚生活についての考え方、不仲が続いて性格の不一致の実感が違います。
ご相談をいただいた方の年齢層は30代前半から40代前半の方が中心でした。
夫から離婚を切り出される妻の共通点
夫から離婚を切り出される妻に共通する原因があります。妻として夫に家族としての連帯感を感じさせられないなど家庭の居心地のことで夫に不満を感じさせていたなど、離婚を切り出されるまでの相当な期間、夫に我慢をさせていたケースが多いのです。
夫から妻が離婚を切り出されたよくある理由について、この中の一つでも自身に思い当たることがあれば反省して繰り返さないように気を付けることをお勧めします。
・自分の仕事や子育てが忙しくて夫との会話を避けていた
・夫婦喧嘩の後で悔しくて夫のことを無視することがあった
・家庭生活の不満は夫が原因と言って責めてしまった
・夫に感謝や謝罪の言葉を言えなかった
・夫の発言に対して言い返してしまったことがある
旦那から離婚を切り出されたら返す言葉
夫が離婚をすると決めて、もう別れたいと思った心理を話し合いで聞き取って気持ちを理解してあげることが必要です。
夫から離婚しないと言ってもらえたら慎重に家庭生活の平穏が継続できることを優先されて下さい。
夫から離婚を切り出された後の対処法
夫から離婚して欲しい、もう気持ちがない、夫婦関係の悪さが原因で仕事に影響している、愛情がないから支えられないと離婚を切り出された場合、どうして夫は離婚したいのか、本当の理由が知りたいとしつこく問い詰めをしないなど離婚を避けるための対処法を紹介します。
夫が離婚を切り出した理由を知る
夫がなぜ離婚を考えたのかについて理由を冷静に尋ねて下さい。自分が夫に対して悪いことをした記憶がない場合でも知らず知らずに夫に不満を感じさせていたケースも考えられるからです。
夫の話しは言い終わるまでさえぎらずに聞くことを心掛けて下さい。
夫が本音や本当の離婚したい理由を言ってくれない場合でも焦らずに冷静に向き合って下さい。
ご相談に心理カウンセラーが対応
離婚を切り出した夫の心理についてチェックすることができます。
お気軽にご相談ください。
誰にも相談できていない方は、まずは【離婚したくない場合の奥の手?離婚しないためにすべき事【弁護士監修】を確認して夫との関係の修復に向けた話し合いに取り組みましょう。
夫が離婚を考え直した理由 TOP5
1:子どもの将来を考えて思い留まった。
2:親族や職場への世間体を考えたから。
3:謝られて許した。
4:妻への愛情があるから許した。
5:自分の浮気を清算したから。
男性が離婚を考え直した理由の多くは、子供と離れたくない、親族や職場への世間体を考えたという傾向があります。
夫から離婚を切り出された後の注意点
夫を説得したり謝る前に夫の言い分を注意して聞き取って下さい。
結婚生活を続けても将来が見えない、毎日一緒にいても意味がない、このままの関係では夫婦生活のない関係(セックスレス)が続いてしまうと思うなど夫婦として考え方や価値観が合わないなど抽象的な言い分でも言い返えさないで下さい。
どんなに拗れても離婚問題のことで夫の親や親族に協力をお願いするなど巻き込まないようにして下さい。
あなたに離婚を切り出す前に夫は相当な覚悟をして離婚についての考えを打ち明けているのです。
それまで優しい話し方をしていた夫の態度が急に変わった、それぞれの結婚生活での不満はあっても今まではお互いに日々の生活の中で妥協できていたはずです。
夫婦の離婚の危機はどちらかが我慢できなくなったタイミングで起きてしまいます。
悪化させないポイントは売り言葉に買い言葉の言い合いを避けて冷静に言い分を聞くことです。
夫から本気で離婚を切り出されたと感じた場合に確かめること
専業主婦の場合は離婚後のことを心配になります。実家に頼れない状況のケースでは今後の自分や子どもの生活や養育費・今後の教育や生活の費用のことが不安になるはずです。
熟年離婚の場合は一般的に離婚した後の自身の老後の生活の不安など夫への憎い気持ちや焦りで冷静に向き合えないと思いますが、まずは離婚したいと言い出した理由を尋ねて下さい。
もしも夫から「夫婦として破綻している」、「離婚調停や裁判をしてでもお前と離婚する」、「お前とは終わっている」と言い切られたら言い返さずに冷静に最後まで言い分を聞いて下さい。
努力していたつもりの家事について怠慢だったことが不満だった、幸せと思えないなどを理由にされてこれから先は一緒に暮らせない、将来がが考えられないと言われた場合、言い返しはしないように心掛けて下さい。
夫から離婚届を書いて欲しいと言われた場合の対応
離婚届にサインをしてくれたら本当のことを言う、すぐに不倫を解消するつもりなど、夫から交換条件を出して来たら「考える時間が欲しい」と答えて即答は避けて下さい。
夫が弁護士などの法律の専門家に円満に離婚することについて相談をしているケースでは今後、離婚調停などで有利な方向の話しを進めたいからです。
結果としてあなたが離婚に承諾する意思があった証拠をつくる目的で離婚届を書かせようとする男性が多いのです。
あなたが離婚に応じないと言い続けたことが原因で夫が法律の知識を主張してあなたとの金銭のトラブルを避けようとする心理を理解することが必要です。
夫婦喧嘩の後で離婚を切り出された場合の対処法
夫婦喧嘩の後でも自分が悪いと自覚できない女性が夫から離婚を切り出される傾向があります。
もちろん夫婦喧嘩で妻から意地の悪い言葉を向けられた夫はプライドが傷付いて「俺は悪くない」と思っているのです。
夫婦喧嘩の後で離婚したいと言われたら素直に自分から夫に謝るようにして下さい。
突然、夫から離婚を切り出された場合に言ってはいけないこと
離婚したいと夫から切り出された直後にいきなり夫の浮気を疑うような言葉は向けないで下さい。
離婚したいと言われてすぐに夫の不貞行為を疑うような言葉は向けないで下さい。
きちんと事実を確かめてから話すことを心掛けて下さい。
もし浮気が怪しいと思った場合はしばらく様子を見てから慎重に話しをするようにして下さい。
夫から離婚を切り出された原因が浮気の場合の解決策
突然、夫から離婚を切り出された場合、浮気なども含めてさまざまな理由が考えられます。
夫の言葉や帰宅後の様子に違和感があった。離婚したいと言い出す時の様子が変だと感じた場合でも確かな証拠がない段階では浮気が原因で離婚したいと言っていると決め付けないで下さい。
夫は離婚したい本当の事情を伏せているはずですが、「好きな人がいるの」などの言葉を向けて浮気を疑って問い詰めてしまうことは逆効果になります。
もし帰宅が今までは普通に夕方だった夫がここ最近、深夜帰宅になることが続いたこと、帰宅後の様子の変化が原因で夫の浮気が心配になりパニックになってしまい帰りが遅いことを理由に問い詰めてしまったなど、煩さが離婚を決意させた原因になっています。
浮気と決め付けて強い言い方で責めて夫を疑い続けていた場合は話し合いで一度はきちんと謝ることが必要です。まだ浮気を隠していると感じる確かな根拠がない状態で浮気を調べることは夫婦の関係を悪化させる原因になってしまいます。
実際に不倫を正直に認める男性は少なく、当然、離婚要求に不倫が関連していると感じる理由について冷静に判断が必要です。
夫から離婚を切り出された後の接し方
夫が険しい表情で言い分を変えず平行線になった場合はまず、焦らず、責めるような感情的な言葉を向けないで下さい。
離婚には応じたくないと自分の修復意思をきちんと明確に伝えて下さい。
夫から離婚したいことを声にされた後はしつこく引き留めたり、説得を繰り返さないで下さい。
妻からの言葉の暴力やセックスに関する不満を理由にしたい男性が多いのです。つい言い返してしまい、夫を責める言葉が原因で拗れてしまいます。そのまま家を出てしまわれて離れることを選択された場合、別居後に無視に陥る危険があります。
家事の事、家計の浪費のことなど夫の不満を聞くことが重要です。何度か謝っても改善しないことが理由で夫があなたに意見することが無駄と思うようになった可能性があります。
夫からLINEで離婚を切り出された場合の対応
夫からLINEで突然、離婚を切り出されるケースが多くなっています。話し合いが平行線のまま結論が出せない状態で無視されてしまう事態に陥ることがあります。
平行線で無視になったタイミングで夫からLINEで一方的にこのままなら調停の手続きをする、離婚弁護士を雇うなどの脅しを言われても「会って冷静に話しを聞きたい」と返信をするなど焦らない冷静さが重要なのです。
夫が離婚を切り出した後で別居した場合の対応
夫が家を出てしまい別居になった場合、夫婦間のLINEやメールでは浮気が原因と決め付けで責めるような言葉を送らないで下さい。
別居後の連絡をきっかけにして会って話すことから修復を始めて下さい。
本当の離婚したい理由は焦らずに直接会って話せるタイミングで冷静な話し合いをしなければ聞くことができません。
夫に対する自身のモラハラに自覚がある場合の対応
夫に対して人格を否定するような発言を繰り返していたり、家庭内で無視をしていた、すぐに浮気を疑って責め続けたなどは夫へのモラハラ行為です。
妻からの日常的な言葉の暴力・精神的なDVが離婚したい理由と一方的に言われても言い返したり否定しないように気を付けて下さい。
離婚調停や裁判でモラハラや性格の不一致が理由で離婚したいと主張されてしまうリスクがあります。
「妻からのモラハラが離婚したい理由です」と主張されてしまう前例が多数あるからです。
気持ちが一度離れた夫が冷静に話しを聞いてくれるまで時間が必要です。
離婚を切り出した後の夫の行動とは
夫が離婚するつもりの場合、話しかけても無視をしたり、LINEやメールで一方的に離婚を迫り続けるなど話し合いを避ける特徴があります。
本気で離婚を切り出している場合は「一緒に生活することが我慢できない」、「気持ちがないから一緒に暮らすのはもう無理」という言葉を向けて来ます。離婚交渉を進める覚悟がある場合、家に帰って来なくなることがあります。
別居後に生活費のことや健康保険のこと、生命保険の受取人名義の変更など離婚に向けた手続きの交渉があれば夫が本気で離婚を迫っていると判断できます。
結局、夫が離婚を切り出すまでに何を考えていたのか?結婚生活で感じていたストレスのことや不満に感じていたことの原因を話してもらえるのか?離婚に応じる結論以外求めていないと言われた場合でもその場で夫の発言を否定しないで下さい。
流れとして離婚の方向に話しが進んでしまうリスクがあるからです。普段から夫との会話が少なかった、夫婦のコミュニケーション不足などパートナーとして考えが理解できない状況での離婚の決意を告げられても納得できないはずですが、既に別居状態の場合は今後の話し合いの実現について冷静に様子を見ることが必要になります。
夫が離婚を切り出した後で別居すると言われたら?
夫から離婚を切り出された時に別居すると予告された場合、本当に同居の継続が無理なのかを話し合う必要があります。
もしも夫が本気で家を出る様子でもこの際に生活費、つまり別居後の婚姻費用のこと、慰謝料や財産分与などのお金の話は最初の話し合いでは控えて下さい。嘘や言い訳の多い夫の言い分は離婚条件のことも含めて必ずメモに書き留めて対処されて下さい。
夫から離婚しなくてもいい、これからも一緒に暮らし続けたいと言われた後の向き合い方としては、結婚生活の不満について悩んでいた夫の言い分を聞いて気持ちを理解するようにして下さい。家庭内での夫の居心地の良さを具体的に考えて下さい。
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