夫婦関係が拗れた後でどう修復をすればいい?
夫・妻と関係を修復する方法について頭を悩ませることでしょう。理由もなく突然、夫婦の関係がこじれることはなく、必ず何かしら原因があります。
離婚を避けて仲直りするには、こじれた原因を突き止めたうえで、家族のためにも関係を修復できるきっかけを作ることが大切です。今回は、夫婦関係がこじれる主な原因、夫婦関係の修復のきっかけとやってはいけないこと、大切なパートナーとの信頼関係を回復する方法、夫婦としての人間関係を再構築ができるまでの注意点について解説します。
夫婦関係修復のために知っておきたいこと
夫婦関係がこじれてしまう代表的な原因は、以下のものが挙げられます。これらの原因に思い当たる節はないか、改めて自分自身の行動を見直しましょう。
・家庭生活で「ごめんね」「ありがとう」が言えていない
・お互いに相手の今の気持ちがわからない
・自分の立場を優先して話してしまう
・話しかけられても知らないと言って相手にしない
・夫婦喧嘩の時の悔しさが原因でついつい「離婚したい」と言ってしまう
・離婚するなら慰謝料や財産分与を裁判で請求すると言ってしまう
などの失言や突き放してしまう態度が関係の悪化の始まりになるケースが多いのです。

夫婦関係修復のきっかけの言葉とは
夫婦関係を修復するには、何かしらのきっかけが必要です。そこで、良い影響をもたらす、夫婦関係修復のきっかけを紹介します。
関係が悪くなるまでは夫婦円満と思っていても関係がこじれた原因が自分にあると思ったら、謝罪することが大切です。これまで気軽に本音を話せていない夫婦では謝ることも難しいケースがあります。
謝罪するにあたり、自分自身の言葉で伝える必要があります。今まで言ったことがないようなセリフでは、謝罪の信憑性に欠けるためです。
滅多に自分から謝罪しない場合、小説や映画・ドラマのセリフの言葉を参考にしたいと思うかもしれません。しかし、その言葉を伝えることはかえって逆効果になる可能性があることに注意しましょう。

夫婦関係修復のきっかけになる喧嘩の後の謝り方
些細なことからはじまった夫婦喧嘩とはいえ、攻撃するような態度を続けられると傷付けられたと感じてしまいます。「一緒に生活できない」と思うのも無理ありません。
言い合いになる前から感情的になってしまう、素直に自分からごめんなさいと言えないなど強気な態度を改めない限り、現状のままでは円満な家庭を維持することが難しくなります。夫婦喧嘩が原因で離婚に至る可能性も否定できないでしょう。

夫婦関係を修復するきっかけの言葉を伝える
気持ちの伝え方として、修復するために自分を変えることは可能ですが、離婚したいと言われた理由を自覚できていない状態では何を伝えても心に響きません。ごめんなさい後悔しています、本当に反省しています。と謝っても感情を乱して強い意見を押し付けたなど怖いと感じさせた後の謝罪では絶対に信じてもらない状態なのです。
これまでの夫婦のコミュニケーション不足が理由で結果として離婚危機に陥っているのです。夫婦の絆がとても大事だと思っています、幸せにしますと謝っても謝罪の効果がありません。
修復したい意思を素直に伝える?自分の過ちを謝罪するとともに、修復したい意思を素直に伝えることが大事です。お互いの気持ちが冷え切ったままで、修復を言葉にして伝えなければ、平行線をたどります。お互いに本音で話し合うことが必要です。これからも夫婦として一緒に暮らし続けるメリットがあると思ってもらうことが離婚を避けるためには大事なことなのです。
今後どうしたいかという将来のこともLINEで伝えるのではなく、声で伝えた方が有効です。そのためきちんと話し合いましょう。夫婦間で明確な問題がある場合、どのように解決するか前向きに考えることが大切です。

夫婦関係修復のきっかけの話し合い
話し合いで関係を修復するには、相手の気持ちをきちんと理解することが大切です。相手の気持ちを理解するには、話し合いを根気強く続ける必要があります。「本音を教えて欲しい」とストレートに質問をして相手の話を否定せず、最後まできちんと耳を傾けましょう。当方のカウンセラーなら夫婦の話し合いで言われたことから本音を読み取ることも可能です。

夫婦関係修復のきっかけになる話し合いの進め方
離婚危機に直面して関係がこじれてしまうと、会話する機会が一気に減ってしまいます。離婚の不安を抱えたまま一緒に暮らし続けることはお互いに苦しいはずです。しかし、関係の修復には話し合いが不可欠のため、自らが積極的に会話する機会を増やすことが大切です。夫婦の会話を増やすには、日時を決めて会話する機会を作る、共通の話題を作る、1日にあったことを聞く、自分から自己開示する、といった方法が効果的です。
夫婦関係を修復するには自分自身が変わるよう努力する
相手の欠点を直してもらうと指摘しても、指摘された怒りで事態が悪化する可能性があります。そのため、相手を変えようとするのではなく、自分を変えるという観点をもつことが大切です。自分の悪い部分を反省し、直すように努力することで、相手も自分の良い変化に気がつくはずです。
また、相手の悪い部分ではなくいいところを見る、相手を不安にさせないように本音で話しをして下さい。相手が変わることを期待しないようにすることも大切です。イライラや不満が解消されるため、夫婦喧嘩の原因を減らすことが可能です。
人間は誰しも、男女共に自尊心を満たしたい欲求をもっています。相手の良い部分をさりげなく褒めたり、尊敬したりすることで、こじれた関係を修復する土台を作ることが可能です。なぜなら、褒められると嬉しい気持ちになり、相手も自分の良い部分に目が向くようになるからです。お互いのいいところを褒め合い、認め合う関係になれば、夫婦関係も徐々に修復されるでしょう。

夫婦関係修復のためにこじれた原因を知る
価値観の違い喧嘩が原因で夫婦関係がこじれるのは、自分の価値観を押しつける、相手の価値観や考えを否定する、少しでもいいから譲歩するなど妥協点を探らないといったケースです。価値観の違いは、離婚原因にもなり得る重要な問題です。

夫婦の性格の不一致は結婚してからわかる
料理の味付けや食の好み、金銭感覚、子育ての方向性、休日の過ごし方、趣味など、価値観が違うと感じる場面はさまざまです。育った環境や生活習慣が異なるため、価値観の違いが起きるのも無理ありません。交際中は見えなかった価値観の違いが、結婚して一緒に暮らすことで明らかになるものです。価値観は生まれ育った環境で形成されるため、簡単に変えることはできません。価値観を受け入れることが難しいとしても、価値観が作られたバックグラウンドを知る必要があるでしょう。
夫婦関係が壊れるのはモラハラ行為が原因
夫婦として性格が合わないことに関連する「モラハラ行為」もこじれる原因のひとつです。モラハラは肉体的外傷を与えない精神的DVであり、身体的暴力のDVに次いで多い傾向にあります。
よくあるモラハラ行為は、相手を無視する、言動や行動をすべて否定する、家事ができない・収入が少ない・容姿や性格などを非難する、自分の目の前で子どもや友人などに悪口を言う、などが挙げられます。
ただしモラハラ行為について、調停や裁判においては、妻(女性)側が嘘を言ったとしても、夫(男性)側から日常的に精神的な威圧を受けたと認定されることもあるようです。
そのため、妻が自分の親や親族、夫人相談の窓口、弁護士などに虚偽や誇張の伝えたり報告をしたことで、関係が悪化するケースもあります。
夫婦関係が拗れたら理由が性格の不一致なら
夫婦の性格の不一致も関係がこじれる大きな原因です。性格が合わないと感じるのは、意見が合わない、相手の考え方や行動が理解できない、趣味が合わないといったケースが多いでしょう。時には、相手の行動を「非常識」と感じることもあるかもしれません。
なお、性格の不一致は、モラハラ行為と密接に関係しています。性格が合わないことが原因で何かにつけて文句を言われる、話しを聞かない、人格を否定されるなど、モラハラ行為に発展する可能性があります。
交際中であれば簡単に別れられますが、結婚するとそう簡単に離婚できません。そのため、夫、妻のどちらかが相手に合わせるようにし、小さな我慢を積み重ねることになります。言いたいことを言わず、胸の内に抱え込むのも限界があるため、いつ夫婦関係にヒビが入ってもおかしくないでしょう。もしくは、意見が合わないことで夫婦喧嘩が絶えなくなり、結婚生活を続けることが困難になる可能性もあります。

夫婦関係が悪化した原因は小さな不満の積み重ね
言葉使いや生活態度、会話を面倒と言われて避けられるなど悩みを聞いてくれない、家事を手伝ってくれない、感謝の気持ちが伝えられていないなど、実際は些細なことが多いはずです。夫婦喧嘩が勃発すると、お互いを罵倒するような言い合いに発展することも珍しくありません。
夫婦喧嘩の延長で、離婚して慰謝料をたくさんもらうつもりなど、心にもない言葉をぶつけることもあるでしょう。挨拶されても返事しない、目も合わせないなど、相手を無視するような行動をした覚えがあるはずです。
また、夫婦喧嘩の原因はすべて夫(妻)にあると考え、自分を擁護したり正当化したりすることもあります。ストレスから自分の身を守る行動とはいえ、悪者にされた方は相当なストレスを受けるでしょう。喧嘩の後でギクシャクする原因になってしまうのです。

夫婦関係修復のためにやってはいけないこと
夫婦関係を修復するうえでやってはいけない行動と判断について紹介します。

①親を夫婦の問題に介入させない!
相手の親・兄弟・親族との関係もこじらせないことが大切です。夫婦関係のことを親に協力してもらうのが当たり前と思わないで下さい。どちらかの両親が仲裁に入るケースはよくあります。しかし、夫婦関係だけでなく、親族との関係も悪化するおそれがあるため、話し合いは夫婦間で行なうようにしましょう。
②夫婦関係の修復を焦らない!
早く仲直りをして安心したいなど、修復を急ぎすぎると、結果的に返事を強要するかたちになります。モラハラに近い状態になることも多く、復縁どころか離婚に至る可能性も否定できません。
特に、気持ちに温度差がある場合、話し合いで過去の思い出が蘇り、話しを続けることすら困難になるおそれがあります。修復したいという前向きな気持ちであっても、悔しい気持ちをぶつけられ続けるとモラハラに感じるのです。
温度差をなくすには、自分の気持ちはなるべく小さくし、相手の気持ちを大きくする必要があります。同じ物事でも感じ方は人それぞれで異なるため、修復を前提で話し合いを進めず、夫婦関係がより良くなるような意識で話し合いに臨みましょう。
③話し合いでは関係修復より別居の解消を優先させる!
一度冷静になるために別居する夫婦も少なくありません。しかし、別居は話し合いの機会が減るため、修復が困難になる可能性があります。現在同居している場合は、別居せずに話し合いで解決するようにしましょう。
すでに別居している場合、無理に今すぐの解決を求める必要はありません。一緒に住むことよりも、直接会って話し合う方が重要なためです。相手の考えを理解し、関係がこじれた原因を探りましょう。
④相手を否定する言い方は控える
話し合いの際は、二人で話すことです。相手に要求しないことも大切なポイントです。自分の悪いところも直すから、あなたも直して欲しい、といった改善を要求すると逆効果になります。修復に必要なのは要求ではなく、自分の悪い部分に自分自身で気がついてもらうことです。
また、相手の意見や言葉、考え方、行動などを否定する行為も止めましょう。自分の考えを一方的に押しつけると関係は悪化の一途をたどるため、自分と異なる意見でも尊重することが大切です。
夫婦関係修復のために伝えること
家庭内の生活環境でお互いの気まずさが原因の無視を解決することが必要です。もちろん、夫婦の話し合いで今まで以上に自分の考えを知って欲しい、伝えたいという意欲が必要です。お互いの存在について言葉の面でも認めることが必要なのです。

夫婦関係の悪化から離婚を避ける基本的な知識について
夫婦関係の悪化の度合いを冷静に自分で判断することは難しいのですが、いつから、どんなことが原因で夫婦関係が悪くなったのかを思い返して下さい。
まだ同居のまま夫婦として一緒に生活できている、家庭内で最低限の会話はあるという状態から既に離婚を要求されている、一方的に家を出られて別居してしまった、別居してから無視されている、実際に離婚を前提で弁護士さんを擁立されてしまった、離婚調停が不成立になってしまった。など夫婦関係の悪化の進行の段階によって離婚を避けるための修復方法が異なります。
私は悪くない、私が悪かったと謝っても気持ちは理解してもらえません。具体的に会話で今、何を改善できるかを考えて誓うことは難しいのですが、自分が妻・夫として必要とされる努力についてしっかり約束できること伝えて下さい。そういう話しは聞きたくない、嫌と言われたら無理に自分の話しをしないで下さい。
別居してから夫婦関係を修復できる対処法
結婚生活で性格の不一致と感じさせる言い合いがあったなど意識でもモラハラが理由と言われている場合は6ヶ月以上の別居期間に至ることが多いようです。離婚しない選択なら別居してからゆっくり話し合いを積み重ねる必要があります。
家庭内別居状態でも夫婦関係を修復できる対処法
家庭内での無視や大声で怒鳴るなどのモラハラ行為がなくても毎日の生活で我慢をさせていたことが離婚理由と言われるケースが増えています。自覚ができていないモラハラ行為については話し合いできちんと不満を聞き取るようにして下さい。

壊れた夫婦関係を別居後に修復して再構築するには?
夫婦関係を別居後に再構築するためには心構えが必要です。円満な関係を維持するために無視せずに夫婦でちゃんと話そうとする強い意思が必要です。
別居した夫・妻との関係の修復のために半年以上の時間が必要なケースとは?別居期間を本音で話し合うための準備期間と考えて下さい。なぜ、今すぐに夫・妻との関係が修復できないのか?別居中に冷静に思い返すことをおすすめします。
別居は夫婦仲が悪くなり一緒に暮らすことがお互いに苦痛になり、夫や妻、家族と距離を置いて別々に過ごすことです。実際に夫・妻と離れて暮らしてみて気付いたこと、自分の考えが変わったことを話し合いで伝えて下さい。
別居状態から夫婦関係を修復してやり直したい理由を【子供や家族への愛情】と伝えるならLINEよりも直接、自分の今の考えを会ってから話して下さい。
熟年夫婦が長期の別居になったら熟年離婚の原因になってしまいます。焦らずに話し合いを続けることが重要になります。
別居された後の対処として、会って話しても許してもらえると思えないケースでも無視はしないで連絡を継続することが大事です。
夫婦が別居を選択して離れて暮らす期間のLINE、メールでのやり取り、話し合いが実現してからの話し合い方、聞き上手になる向き合い方で解決できたケースの事例で解説しています。別居後のLINEの使い方は?別居直後は悔しい、譲れない、答えは変わらないという意地があるはずです。その時期に送信するLINEは自分が正しいと言いたい心理がマイナスに作用するリスクがあります。
壊れかけた夫婦関係を修復してもいいと思わせる向き合い方とは?多くの夫婦カウンセリングで最近、一般的にカウンセラーがアドバイスしているような謝り方、つまり「ごめんや反省している」と言う謝り方が通用する状態ではありません。
夫婦の不仲問題解決の情報サイトに記載されている謝り方の言葉をそのまま伝えても信憑性のことで疑心を感じさせてしまいます。夫婦としてこれから一緒に困難を乗り越えて協力できると思えるような謝り方が必要なのです。

浮気が原因で夫婦関係が拗れた場合の修復方法
夫または妻が浮気した場合、関係がこじれるのは当然といえるでしょう。たとえたった1回の過ちだったとしても、浮気された側は相手を信用できなくなります。どんなに仲のいい夫婦でも、裏切りによって夫婦の絆や信頼感はいとも簡単に崩壊してしまうでしょう。
どれだけ反省したとしても、ひとたび芽生えた不信感は簡単に払拭できません。信頼関係を元に戻すのは、一筋縄ではいかないと心得ておく必要があります。浮気が原因で夫婦関係が悪くなった後で離婚回避を成功できるケースの特徴として、責め続けないなど相手の気持ちを配慮する気遣いが必要なのです。
どちらかの浮気が不仲の原因だった場合、冷静な対応を心掛けて下さい。悪化させないために夫婦で問題を乗り越える前提で冷静に話しを聞いて事実をきちんと確認して下さい。これからトラブルを2人でどう解決できるのかについて話すことが必要です。
浮気を疑ったことが理由で夫婦関係が悪くなることがある?浮気そのものよりも、疑ったり嫉妬したりする行為で、夫婦関係がこじれることも多々あります。仕事や生活に支障をきたすケースも少なくありません。
夫の浮気に対して妻がした証拠を探す行動と追及する行為は、以下のものが挙げられます。
・妻が夫の浮気を疑う
・ 夫のスマホを無断で触る
・残業を浮気と思い込み、業務中に何度も電話やLINEする
・玄関のドアチェーンをしたまま就寝し、夫を外に放置
・夫の財布から現金やカードを抜き取り、浮気を防ごうとする
特に、電話やLINEの連絡は、業務に支障をきたします。単なる業務連絡に対し、妻が勝手に上司や同僚の女性名称で「嫌いになったから二度と連絡しないで欲しい」と返信した事例もあります。
また、仕事を浮気と疑って業務中に電話した挙げ句、同僚や上司に電話を代わる、居場所の画像を送信、テレビ通話への切り替えなど強要することもあるようです。こっそり財布から現金やカードを抜き取られたケースでは、昼食代を同僚に借りて恥をかいたなど、思わぬ弊害も生じます。

一方、夫が妻の浮気を疑った場合、以下のような行動をとるようです。
・妻のスマホを監視
・職場の仲間とのやりとりを浮気と疑い、スマホの利用を制限する
・働いている妻に対し、門限を強要する
・ 単独行動を浮気と決めつけ、行き先を追求する
・ 無断で服や下着をチェックする
このように、浮気と疑われるような行為をすると、夫婦間で争いごとが生じます。本当に浮気していない場合、相手から逃げずに身の潔白を主張しましょう。もしも浮気した事実がある場合は、嘘をつかず、正直に白状すべきです。
夫婦関係修復方法のポイントのまとめ
夫婦関係がこじれる主な原因は、喧嘩や価値観の違い、性格の不一致、浮気などが挙げられます。どんな理由であれ、こじれてしまった夫婦関係を改善しない限り、離婚という最悪の結果になるかもしれません。離婚はお互いの人生の重大な選択なのです。
夫婦関係を修復するには、自らがきっかけを作ることが大切です。別居が長引いたケースでは、法律ではもう夫婦として関係が破綻していると言われても、自分の悪い部分を認めて素直に謝罪し、好きだからどうしても関係を修復したい、これからも一緒に暮らしたいという意思を相手に伝えましょう。
ただし、第三者から話してもらったり、一方的に関係の修復を迫ると逆効果になるため、相手の気持ちを理解したうえで話し合いをする必要があります。夫婦喧嘩で向けた言葉が関係悪化の原因だった場合は、まず謝罪を伝えてから時間を置いて下さい。
あなたに歩み寄れる気分ではないと言われた後でも話し合いができる夫婦は2人話し合いの流れで関係を修復することができる傾向があります。夫婦で話し合いをして修復する手順とは?会って話す提案を伝えるための連絡方法があります。
関係が悪化した夫・妻との関係を修復できるケースの特徴としてどんなに関係が悪くなっていても2人で冷静に話すことができる夫婦が多いのです。
離婚した場合の財産分与や慰謝料など離婚の条件については絶対に言わないように用心をして日常の会話を回復させることを最初の目標にして下さい。夫婦の会話をする機会を増やしてお互いが歩み寄るきっかけをつくるには素直な謝罪の言葉が必要なのです。
「気持ちはわかる」「気持ちをわかりたい」という言葉が修復のきっかけになるケースが多い傾向があります。
話しをきいてくれるという安心を感じさせる謝り方が求められています。
配偶者と離婚前提で別居をした場合、一番の対策は会って話をするために根気よく連絡を続けることです。会って話すための連絡の内容とタイミングを考えることが重要です。
自身の後悔や反省の言葉を伝えても言い訳をしていると感じさせて会って話そうとしている連絡とは思ってもらえません。謝ってばかりの連絡の内容では会って話しても解決することについて期待できないと思わせてしまうのです。
実際の話し合いの内容とは?変わると何度も約束して同じことを繰り返して別居状態に至っている経緯から安易にもう改心しました、変わりますと謝っても信じてもらえません。離婚調停を申し立てられることも想定して思い当たるちょっとした自分の非(悪かったと思うこと)をlineに列記して謝罪を並べるようなことは控えて下さい。特に離婚要求をされた後の話し合いがうまくいかない場合でも焦らないで下さい。セックスレスのことなど夫婦のセックス・スキンシップについての不満には触れないように配慮が必要です。
離婚寸前の状態で別居に至っても夫婦関係の修復は不可能ではありません。離婚を考えさせてしまった気持ちの理解についてきちんと言い分を聞き取り、不満について気持ちを受け止める冷静さが必要になります。このままでは離婚を切り出されると感じたら状況を解決するための話し合いが必要です。お互いを敵視したり無視をしていたなどこのまま当面のお互いの言い分が平行線なら言われてる理由を理解するように話しを聞くようにして下さい。
一緒に暮らしていて今まで気が付かなかった気持ちの問題を聞き取れる向き合い方がわかります。謝罪の手紙を書く場合でもきちんと論点を要点から整理する必要があります。

夫婦関係が修復できた後で気を付けること
夫婦関係を修復してから気を付けることがあります。離婚せずに夫婦が再び一緒に暮らせるようになれば離婚危機は解決できたことになりますが、今回、同居の再開をされてからも会話を心掛けるなど思いやることを忘れないようにして下さい。
もし夫婦喧嘩で悔しい気持ちになって失言を向けないように用心が必要です。自分自身が離婚を本気で考えていた時に弁護士に相談したら慰謝料や養育費がもらえると言われた、など蒸し返して離婚の関する有利・不利という話しをしないように注意が必要です。家事の事、家計のことなど夫婦間でのLINEの言葉に気を付けて下さい。
良好な状態で継続できるように家庭内での会話を大切にして下さい。お礼を言われたら必ず笑顔で応えるように心掛けて下さい。
お互いに努力した結果、関係を再構築して離婚を回避できた夫婦も存在します。関連記事の体験談をぜひ参考にしてみてください。
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