夫婦の修復事例

依頼者
F子さん(33歳)
お相手
夫Mさん(34歳)
子供
子供なし
結婚生活
結婚4年目
相談内容
離婚回避を希望
復縁難易度
J(話し合いができない状態)
修復期間
1年3ヶ月

不倫をやめない夫との修復事例

旦那が不倫を続けている場合の対処法がわかる事例

1年前から別居中。ご主人は浮気問題の異変が起きるまでは夫婦関係は円満であった。しかし1年ほど前、別居の理由になったご主人の浮気が発覚。職場の既婚女性とダブル不倫をしていた。

帰宅時の様子でこそこそ携帯スマホを操作していたり、かなり様子が怪しいため浮気の可能性を疑い、スマホが怪しいと思い盗み見て彼女とのラインやメールの内容で異常なやり取りを発見された。怖くなられて激しく追及した。不倫の追及が原因でご主人に帰宅してもらえない事態から別居。

浮気の追及が原因で別居をされる。

不倫をしたことを開き直られてメール無視、電話を取らない。焦りから浮気調査を依頼され証拠を確保され不貞相手に弁護士を擁立して交渉をしてもらったそうであるがきちんとした謝罪も得られず平行線に終わられてしまった。

この後で離婚調停が平行線で不成立に終わられている。

修復に向けた相談をいただく

不貞行為を続けている状態でもまだこの時点ではご主人との通話もできていて証拠について伝え激しく言及をされてしまい、以降、後は離婚裁判でと開き直られてそのまま1年近く音信が途絶えてしまわれたそうである。調停や係争について一切の見解が言えず、法律面が関連した説明やアドバイスも難しいことをお伝えする。

心理分析で難易度を提示

14項目の夫婦問題のチェックシートによる心理分析を実施する。

ご主人の話し合わずに離婚したい意思が強く、二度と話し合う意思がないこと、不倫が悪いという意識があっても離婚理由とは無関係と思いたい保身があり、執拗な不貞追求や調査をされたことへの嫌悪感や被害者意識が強いことがわかる。

不貞行為・浮気は気持ちの面で女性を支えたい、守りたい、話したい、一緒にいたいという彼の甘えたい、頼られたい願望が原因と判明。

これまでのF子 さんの意識は不倫をしたら結束が強く繋がり、自分が負けた気持ちになり不潔で許せない、不貞行為を続けていることが悔しいという嫉妬心と先入観から彼の心に寄り添う譲歩や気持ちの理解、自身の反省ができず追及に意識を向けたことで事態を追い詰めて悪化させた。ご主人と不貞相手の心の繋がりを連帯感として深めさせるという悪循環に陥られている。

夫婦がもう一度やり直せる状態ではなく、結果は浮気が起きる前の円満時期にR子さんが仕事中心の生活であり、帰宅後に彼との会話が少なく料理をする ことがない、外食で済まされるなど、お互いに夫婦意識が薄くなり過信から家庭の意義を感じない生活になっていたこと、子供が欲しいと言う発言はお互いにあ るが夜の夫婦生活はお互いに求めず、求められずの状態になられていた。

休日もご主人との会話がほとんどなく、コミュニケーション不足が甘えたい 気持ちを強くさせ、不貞になっても新規恋愛を繰り返す願望の傾向や職場恋愛・既婚女性とのW不倫の異変、気持ちの変化の原因とわかる。

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修復に向けた行動を開始

別居以降の通話やメールでのやり取りにて、会うことを避ける内容しか 来ていない状態であったため、謝罪と話し合いを求める提案文章を送信いただくが、無視であった。近況を尋ねる送信をしたところ、連絡は迷惑です、気持ちは伝えた通りで変わりません。と敬語主体の返事。

内容から考えて3か月の冷却期間を置く。

万一裁判になって自身の不利になる謝罪は明記せず、有責性は明記しないが気持ちの面での謝罪を送る。

「あんなことをされて二度と一緒に暮らしたくない関わる意味がない、悪いと思うなら書類にサインしてくれ、自由になりたいです」などの離婚催促の返事が来る。

別居後も浮気相手と別れずに不貞行為を続けている、浮気問題も解決が難しい、ご主人の家庭での居心地、夫婦とし ての気持ちの温度差、結婚前にお互いがどういう気持ちだったのかを確認する。

激しい嫉妬心が怖いと感じさせたF子さんの非の自覚や不貞についての自己解釈と憶測での言及、安易な相手への慰謝料請求行動についての謝罪について考える。

ご主人の言葉からご主人が感じていたF子さんとの夫婦での生活、愛情についての不満や嫌悪、苦手意識など内面の問題提示をする。

ご主人の言い分は浮気相手を擁護する保身の言葉や突き放す言葉など敵意の言葉の返事。

既に調停が不成立になられていることもあり要求の裁判を起こされる危険もあるため刺激を避けるために1か月の冷却期間を置く。

離婚を求めて譲らない相手を安心させられる提案が現状では離婚合意の返答しかない状態で あるため、聞く姿勢を示すことについて考える。

このまま別居状態のまま破綻で離婚したくない理由説明について、素直な気持ちで要点から考える。

しかし実際に今の状態で一緒に生活が円滑に気まずくない気持ちで営めるのか、という現実を考えたり、彼が気まずくない自分について反省も含めて考える。

F子さんが浮気の悔しさから円満な時期には 穏やかに見せていて内面の気性が相当に激しいとご主人に感じさせたマイナス点が拒否の原因。

冷却期間が終わり今後についての話し合いがしたいことをメールで伝える。

ご主人に話し 合いを提案するが、不貞行為を続けていると開き直り、会いたくないとの理由で拒否をされてしまう。ご主人からのメールにて「もう戻れない」「嫌いになった、変わらない、離婚 に応じてくれる話し以外は聞きたくない」と返事がある。

一緒に暮らしたい理由、与えた い愛情、気持ちを察していることなど冷却期間中に行った課題での相手への気持ちについて伝達をする。返答は信用できない、決め付けて話す性格が嫌い、再婚したい、いつ離婚に合意をしてくれるのか、 戻る気持ちになれない、と返事。

数日後、ご主人とのメールのやり取りで、再度話し合いに応じる返事がる。

ご主 人と向き合っての話し合いができることになる。

謝罪と今後のことについての気持ちの伝 達、浮気を言及した謝罪と離婚したくない明確な理由の説明など不安を軽減する話し合いをする。

離婚の結論について保留にする提案はご主 人から了承を得る。

F子さんの嫉妬心が向 かなくなれば元々の絆の弱さから別居後に続いていた不貞行為を続けた相手とは今は別れている、浮気は自然消滅に至ると分析して一切その浮気相手ことに触れずにご主人と向き合うよう指示。

話し合いの後、ご主人との連絡が無視されずに継続できるようになる。

保留状態のまま時々会って時間を共有できる状態。

愛情のことや気持ちを察することなどに注意して向かい合う。会話も別居前の状態まで回復するに至る。

おそらく不貞は沈静した様子である。

連休を一緒に過ごされ、ご主人からしばらくはこの問題は話し合わなくてもいい、話し合いも今は必要と思えなくなったと言われる。

2か月後、ご主人が要求撤回の返事をしてくれる。別居から話し合いで離婚回避される。無事に同居での生活が始まる。

離婚回避できた方法を解説