夫婦の修復事例

依頼者
Y子さん(32歳)
お相手
夫Bさん(34歳)
子供
なし
結婚生活
結婚3年目
相談内容
離婚を回避
復縁難易度
難易度 F
修復期間
9か月

浮気夫との離婚を避けた事例

深夜外出が怪しい夫との向き合い方がわかる事例

ご主人と結婚3年目。Y子さんは社交的で明るい性格で勤務態度も真面目であるが、お仕事が多忙になられてから家ではご主人に対して家事も疎かになってしまうなど思いやりに欠ける非があった。

1か月ほど前、休日は一人で外出していた夫が在宅していて急に家族は築けない、結婚生活は終わらせたい、パートナーと思えなくなったから年内で離婚して終わらせたいと離婚を要求されてしまった。

メールでご相談を受ける

突然のことに動揺され過度に引き留める話をされてからY子さんを避けるようになられ完全無視の状況に陥られてしまう。話しかけても無視する夫の心理についてメールでご相談をされる。

14項目のチェックシートでご主人が急に離婚したいと言い出された理由を読み取り提示する。

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夫の心理と難易度を分析提示

Y子さんの自分中心の生活、ご主人の生活態度や経緯からご主人が浮気をされてすでに再婚や同居まで話が進行している危険性が高いことを指示。

浮気の想定できる状態での離婚問題が起きた場合、引き留めや話し合いについて焦らないこと、浮気追及で相手を追い詰めないこと、自身の親族友人や義両親など仲裁など考えず、二人で解決する基本方針を提示する。

過度な連絡や浮気詮索、監視、就労時間帯のメールやLINE送信を控えるなど良識に欠ける行動は慎み、無視をされても朝晩の声掛け、家事に関連した声掛けを実行し、卑屈な表情をご主人に向けないなど冷静に現実を広い視野で見ていただくという心構えを提示する。

ご主人の自己正当化や自己保身、不倫していること、浮気を隠したまま離婚を成立させたい心理について、分析結果を提示する。お仕事が多忙で冷たい振る舞いや家事の疎かさ、会話減少、記念日を忘れていたことなど思い当たる価値観の大きな相違、思いやりと協調についての自身の非、生活態度、会話がない、家事をしない問題のことがご主人には婚姻の意味がない、甘えられない、敵視したい悔しさなどが起きていたと推測できる状態。

浮気はないと思いたい、自分が悪者になるような軽率な行動はしないなど過信はあるが、会話の問題点や性格の不一致を感じさせたなど離婚問題が起きる1カ月くらい前からご主人の深夜帰宅や朝帰り、土日の行き先不明の外出外泊、1か月くらい前から相当に様子は変化していたことを思い返される。

さらに夫婦生活については相当に前から生活時間帯の相違や休日の無関心などが原因でなくなっていたが気にしていなかったそうである。

関係修復に向けた行動を開始

注意事項を提示し、ご主人の感じた落胆、失望、Y子さんの自分中心の生活態度への不満や子供がもてないなど将来への不安を把握し自覚する作業から開始する。

相当に冷たい接し方をされていたことなどの経緯から誓えることを考える。

課題として、Y子さん自身の非の自覚を思い返していただく。放置した理由、放置しても大丈夫と思っていた理由、思いやれなかった理由、婚姻生活についての自身の非について理由説明を考える。

なぜ会話が減ったのか、なぜ会話や家事を放棄した状態でも同居継続が大丈夫だと思えていたのか、なぜ離婚したいと言われて離婚したくないと思ったのかなど理由説明を考える。

朝晩の声掛けを2か月程度継続いただくが無視の状態が続き、週末は外泊されてしまい帰宅してくれない状態に陥る。そのためこの取り組みを開始してから初めてLINEメッセージの送信を活用する判断となる。

行先は聞かないけど、家にいると私のことで気が重たくて無理に外で泊まっているのですか?という問い掛けをする。

心理的にご主人が浮気の疚しさから返事をくれる。「友人のとこです。(独身の友人の名前明記)、今夜帰ります」のような返事である。帰宅されたので次からは自分が不在にしますから家で休んでと伝えるが、「ああ、」とか「うん、」のような不愛想な受け答えをされ週末の不在は心配という提案について聞き入れてくれず平行線となる。

家でのご主人の無視は続き、平日も深夜帰宅や外泊が頻繁になられてしまう。

このまま家を出られてしまうと調停や裁判が起きるかも知れないという不安がありこれ以上の刺激は避けるべきと判断し朝晩の声掛け以外は控えて1か月の冷却期間を置く。

話し掛けても聞いてはくれるが無言で怖い表情で睨まれるだけで返答が得られな いため、何度か問い掛けるが、好きじゃない、ここが苦痛と言い切られてしまう。

再度、1か月は話し合いを控えて静観して待つように指示をする。1ヶ月が経過したので再度、ご主人に休日の朝、無断外泊で帰宅してもらえなかったタイミングでLINEで日曜の夕方などに話し合いをしたいと伝え対話を求めていただく。

未読未返答であった。日曜も深夜帰宅となり、翌週再度、話し合いを求めるメッセージをしていただく。

LINEで返事があり、無理だからこのまま別居するという突き放す返答であった。返答で離婚したくないと言われてもそれは自分勝手な言い分だと感じている、まるで同性、男と暮らしているような状態と感じていた、などの批難を受けてしまう。

再度1か月の冷却期間を置く。

謝罪をlineでご主人に伝える。謝られるだけの一方的な話は聞きたくないと話し合いの継続と同居継続の話し合いについて受け入れを強く拒否をされてしまうが、LINEのやり取りをされた日の夕方にご主人が帰宅し別居については先延ばしに応じてくれるなど微妙な変化が起きる。

なぜか平日の深夜帰宅は続くが週末は在宅してくれる状態に変化する。

この数日のご主人の言い分の心理を分析する。おそらく浮気相手が実現せず長期化が待てない様子で交際に不具合 が起きているなどご主人の不貞恋愛に動きがあったことなどが読み取れる言い分の変化であった。

浮気が関連した要求の場合、相手が事実を話すよ うになると修復まで3カ月以内という想定、浮気相手との関係が終息している場合が多いため、3か月待つ。

追い詰めず理解者と思ってもらうために当面はそっとしておく。

2か月後、ご主人から同居継続で、という返答が得られ、翌日には謝罪があり離婚の撤回を言っていただける。

浮気問題に一切触れず、無事に離婚を回避できる。

離婚回避できた方法を解説