【離婚危機の乗り越え方】夫婦が修復できるポイントと期間について解説

離婚危機の乗り越え方について解説しています。夫婦の危機は必ずあります。解決する向き合い方として何をすればいいのか、考えるポイントと修復に必要な期間について紹介しています。

離婚危機に直面した理由を自覚する

離婚の危機に直面した状況から2人で上手に乗り越える方法離婚せずに仲直りするために謝罪を伝えるポイントなど、離婚危機を夫婦で乗り越える方法について解説します。

離婚危機は新婚夫婦でも熟年夫婦でも突然起きます。

今までは大きな喧嘩やトラブルもなく結婚生活は円満だと思っていても、急に夫・妻が離婚したい言い出して結局、結論が平行線のまま家庭内で話しができなくなることがあります。

一方的に家を出てしまわれて、そこで相手の気持ちがわかったりすることもあります。

離婚危機に直面した理由が自覚できる7項目のチェックリストを紹介します。

離婚危機の夫婦

離婚危機に至る夫婦のチェックリスト7項目

「夫婦仲がちょっと悪いな」「このままだと離婚の危機?」といったときに確認しておきたいチェックリストがあります。

夫婦の離婚危機の状態を7項目のチェックリストで判定することができます。

該当が5つ以上であれば1年以内に別居など本当に離婚危機に陥ってしまいます。該当が3つ以下であればこれから気をつけることで円満な関係を回復することができます。

  • 夫婦喧嘩の後で自分からちゃんと謝ることができなかった
  • 夫婦の結婚記念日や誕生日にきちんとプレゼントを渡せていない
  • この数カ月、ごめん・ありがとうなど謝罪やお礼を声で伝えていない
  • 夫婦喧嘩で離婚する、離婚してもいいと言ってしまったことがある
  • 経済的な理由や育児が理由で離婚すると言っていても本気ではないと思っている
  • 夫・妻が今、何を考えているのかがわからない
  • 夫・妻の交友関係に興味や関心がないため友達のことを夫婦で話す機会がない
MEMO

離婚の危機を感じたらチェックリストで判定してみましょう。

  • 5つ以上が該当する場合、1年以内に本格的な離婚危機に
  • 該当が3つ以下の場合、円満に回復することが可能

もし5つ以上当てはまってしまったらすぐに対応する必要があります。そのまま放置しておくと取り返しのつかないことになるかも。

考え方が違うなら

妻と離婚危機になった理由

女性は結婚生活に対等を望んでいたり、自分を大事にしてもらえることを望んでいるのです。そのため結婚から3年以上が経過した頃に言えなかった不満が原因で夫婦の危機が起きてしまうのです。私たちは性格が合わない、幸せじゃないと思ってしまうのです。

本気で離婚すると言わない

夫と離婚危機になった理由

また、男性は自由になりたいから離婚を考え、女性は母親としての子供への愛情があり、今後の生活のこと・経済面のことが不安だから離婚については男性と異なる不安な理由があり、慎重になる傾向があります。

価値観の違いが理由で夫婦の危機になった場合の対処法として、結婚生活に関する考え方が違うのですから、話し合わないと離婚を考えた理由はわかりません。
あなたが思ってもいなかったことが、相手にとって苦痛であったりするのです。

お気軽にご相談ください。

離婚危機を夫婦で乗り越えるポイント

夫婦で離婚危機を乗り越えるために知っておきたい修復のポイントがあります。

夫婦としてのパートナーシップの破綻することがあります。結婚生活を通じて感情の不一致が原因の夫婦喧嘩などがきっかけになり関係が冷めてしまい離婚を考えるようになってしまうのです。

このポイントを知っているか知らないかでは離婚になる確率が大きく変わってきます。

ここでは夫婦の離婚の危機を乗り越えるためのポイントをまとめていきます。

離婚の危機を乗り越えるためには、以下のような点について考える必要があります。

離婚危機に直面したら考えること
  • 夫・妻が離婚を考えた理由を知る
  • 夫・妻との日常のコミュニケーション(会話)不足だったら話せなかった理由を思い返す
  • 夫・妻と離婚について長時間の議論はしない。
  • 夫・妻から離婚したいと言われた理由を浮気と決め付けない。

①自分の意志を声にして伝える

一番大事なのは相手の気持ちですが、同じくらい大事なのはあなたの意志を相手に伝えることです。

ただ、ここでいう自分の意志とは、不満などではなく、今後、離婚せずにどうしていきたいかということです。

具体的には「私は離婚したくない」という内容の言い分を上手く相手に伝える必要があります。

また、どうしても離婚したくない場合の奥の手として、こちらの記事も参考になると思います。

離婚危機を乗り越える方法として、夫婦の危機には慎重な対応が悪化を防ぐ方法であることを理解して下さい。

NGな行動
  • 感傷的になって、しつこく説得しない
  • LINEやメールなどの返信を放置しない
  • LINEやメールに写真や画像を添付しない
  • SNS(Facebook・Twitter)やブログに夫婦の問題に関する悩みを投稿しない

これらの行動に気を付けてください。

感傷的になってしつこく説得したり、連絡を放置してしまうと相手も感傷的になり、今後無視されるリスクも高くなります。

また、連絡に写真や画像などを添付することも避けましょう。読む前に不快な気持ちにさせてしまい、削除されたり、未読のまま放置されるリスクがあります。

また、夫婦問題の悩みなどをSNSやブログに投稿するのも危ない行動になります。

お互いに譲れない

②価値観の違いが離婚理由と言われたら

価値観の違い・性格の不一致と言われたら?離婚の危機になった原因を話し合うときに、こちらから過去の話を蒸し返さないことも大事です。

相手の言い分が間違っていても、過去の話を蒸し返してしまうと、感傷的になり解決に向けた話し合いができず、喧嘩になってしまう可能性が高いです。

まずは夫婦仲がなぜ悪くなってしまったのか、原因を理解して同じことを繰り返さないようにしましょう。

約束や夫婦で決めたルールを大切にできるなどお互いに誠実な家庭生活を過ごせるように配慮が必要です。

価値観の違いで悩む

③離婚危機を解決するまでには一定の期間が必要

離婚の危機に陥ってしまった場合、解決するには一定の期間が必要です。

離婚危機を乗り越えて修復できるまでの期間は離婚危機に至った原因やそれまでの信頼関係により異なります。

離婚危機解決までの期間の例

会話ができている夫婦:3週間以内

会話が出来ていない夫婦:半年以上

夫婦喧嘩が離婚危機の原因:1か月~3か月

自分のモラハラが原因:半年~1年

別居中の場合:半年以上

修復までの期間がわからない

離婚回避方法について詳しく紹介しているページです。関連ページ:弁護士監修!離婚回避方法

夫婦の危機は必ずある?乗り越え方

結婚生活を一緒に過ごす過程で夫婦の危機は必ずあるものです。夫婦の危機の乗り越え方について紹介します。夫婦の会話が少なくなってしまう原因は男女で異なります。

妻は自分自身のこと(育児・子育ての忙しさ)が理由ですれ違いが多くなり、無視をしたり、会話不足が原因で夫婦生活がうまくいかないと感じるようになります。夫は仕事の忙しさが理由で喧嘩になってしまうことが増えてしまいます。

些細な喧嘩が続いて夫婦関係が冷めてしまっても子どものために同居が続けるケースは多いようです。

お互いの気持ちの擦れ違いや不満などが原因で夫婦の危機は必ず起きます。その理由は男性と女性では結婚生活に関する考え方が異なるからです。

子どもが生まれたことがきっかけで妻が育児に忙しくなったなど夫婦の溝が生じてしまうことがあります。

男性は結婚生活で平穏を望む傾向があり気が緩んでしまいます。女性は子どものことを優先してしまう傾向があります。

女性は結婚生活に対等を望んでいたり、自分を大事にしてもらえることを望んでいるのです。そのため結婚から数年が経過した頃に言えなかった不満が原因で性格の不一致を感じるようになり夫婦の危機が起きてしまうのです。

夫婦の危機に直面した場合、男性は自由になりたいから離婚を考え、女性は母親としての子供への愛情があり、今後の生活のこと・経済面のことが不安だから離婚については男性と異なる不安な理由があり、慎重になる傾向があります。

夫婦の危機は話し合いをすることで解決することができます。

離婚危機を乗り越える謝り方

日常の会話ができず夫婦のコミュニケーション不足だった場合の改善策

もしあなたが相手との日常の会話不足になっていたら、なぜそうなったか理由を思い返しましょう。

仕事や育児が忙しく時間がなかったなど、すれ違いが増えることはよくあります。

「今日はもう疲れたからいいや。。」

そういった日々が重なると、どうしても夫婦の仲は冷めて離婚の危機は訪れます。

夫婦の会話が少ないなと思ったら、なぜそうなったか理由を思い返しましょう。

夫婦の危機なら離婚についての長時間の議論はしないようにして下さい。夫婦間の話し合いは大事ですが、離婚についての長時間の議論はしないようにしましょう。離婚の危機になっている時に、離婚について長時間の議論をしてしまうと感傷的になり、より夫婦仲に亀裂が入ってしまうことが良くあります。大事なのはこうなってしまったかということをきちんと自覚することなのです。

離婚危機になった

自分は悪くないと決め付けない

「急に相手が離婚したいと言ってきた!これは相手が浮気しているからだ!」
どうしても相手が悪いという風に思ってしまいがちです。

「自分は悪くない」まずはその考えを捨てましょう。
離婚の危機は夫婦二人の問題です。

自分に悪いところはなかったか、もっと改善できるところはなかったかを話し合いましょう。

浮気と決め付けて責めない

離婚危機を解決するためにやるべきこと

夫・妻が自分との離婚を考えた理由を知るために、話し合いが必要になります。
この場合、重要なのが言い分をさえぎらずに最後まで聞いて、絶対に否定しないことが大事です。

たとえ相手が一方的な言い分でも、途中で止めずに最後まで話を聞く姿勢を貫いてください。

きちんと話しを聞くことで相手の言い分からこれから話すべきことを考えることができます。

夫婦の危機を乗り越えることが目的の話し合い時の注意点

相手の言い分にさえぎらずに最後まで聞いて、絶対に相手の発言を否定しないこと

夫婦の危機を解決する秘訣のポイントとして、

離婚危機と感じた後の夫婦の話し合いでは離婚したい理由をひとつだけでも聞き取り、これから先でどうすれば解決できるのかを話せるようにして下さい。

どんなに話し合いが一方的でも【言い分をさえぎらずに最後まで聞いて、絶対に否定しない】向き合い方を徹底して下さい。

もし今まで妻が夫のお弁当を作っていた夫婦だった場合、夫婦の危機の前兆としてお弁当の中身の変化や作らなくなるなど明確にわかったはずです。

ただし夫婦の危機に至ってから修復を望む妻が急に夫にお弁当を作る行動は控えて下さい。

結婚生活に悩んでしまう

離婚危機を乗り越えて修復するまでの期間の目安

離婚危機から修復できるまでの期間は最短でも3カ月です。話すことも難しいくらい悪化した状態のケースでは1年以上の期間が必要になることがあります。

修復までの期間で離婚危機に至るまで夫婦関係が悪化した理由を考えて下さい。

相手がまだ言えていない結婚生活で感じた自分への不満、夫婦のコミュニケーション不足の原因を思い返して改善策を示して下さい。

どちらかの浮気や家計のことなど経済的な問題、家事や仕事、子育てのストレスが離婚危機の原因になっていたら修復までの期間できちんと話し合うことが必要です。

離婚危機になった夫婦

離婚危機を夫婦で乗り越える方法のまとめ

離婚危機を乗り越える方法のまとめとして、夫婦の危機には慎重な対応が悪化を防ぐ方法であることを理解して下さい。離婚の危機を感じても絶対に焦って感情的になってしつこく説得しないことが大事です。

離婚の危機になって、夫婦の関係に亀裂が入った場合、放置してしまうと悪化する一方です。
自分に非があると思えずに、関係を修復することが難しくなります。

適切な対応をすることで離婚の危機から改善することは十分に可能です

わかっていないのにわかったと返事をしたり信頼を回復するためにきちんと話しを聞いて理解してあげられるように心掛けることができるのです。お互いに素直に「ごめん」や「ありがとう」と言える夫婦が離婚の危機を乗り越えています。気持ちがわからないことはその時に「どうして?」と問い掛けられるようにして下さい。

妻の妊娠や出産がきっかけに夫婦喧嘩が多くなったり、会話ができなくなったなどの夫婦の危機を感じた場合に気をつけることがあります。

何度も話し合いをしたつもりだった。平行線のままで謝罪の言葉を聞き入れることを避けていると感じたら?

①今回の話し合いの言い分から妻が弁護士に相談をして離婚調停の手続きを考えてたり、既に弁護士に相談するなど調停の申し立ての準備をしてい可能性が高い状態と感じられる場合の向き合い方があります。

②妻の言い分がおかしいと感じたら?離婚になった場合の財産分与や慰謝料のことなど法律の知識を調べて自分が不利にならないような言い分が多いと感じたら絶対にLINEや手紙で自身の日常的なモラハラや夫婦喧嘩の時の暴言について文字で謝らないように用心が必要です。

③話し合いができない状態で別居したいと言われたタイミングで一緒に暮らしたい理由を本心で伝えて下さい。修復まで話し合う期間の目安を半年を目標に進めて下さい。

④別居した妻が離婚を要求している。別居した妻が自分との結婚生活に疲れた、家族として仲良く一緒に過ごすことがストレスになっている、これ以上は一緒に暮らしたくない、妻としてあなたに毎日食事を作ってあげたいと思えなくなった、家事も苦痛になったと言っている。

⑤奥様から日々、不満を聞いていても取り合わずに仕事が忙しく過ごしていた、我慢していることを知っていてもそのままにしていた。聞き流しがモラハラのように感じさせても悪いと自覚できずにいたことが別居された原因だったのです。夫婦の仲が悪くなったと実感してから何があっても離婚しないと伝えても困らせるための意地悪な発言と思わせてしまうのです。

離婚危機で別居を選択
この記事の著者プロフィール
復縁専科運営事務局・横山美咲
復縁専科運営事務局・横山美咲

日本心理学会認定・認定心理士。1991年東京都生まれ。血液型A型。大学・大学院の人間科学心理学科にて心理学を履修。 2016年より復縁専科のメール相談の分析と回答を担当。月間50件以上の夫婦問題と恋愛の復縁カウンセリングの業務に携わる。