夫婦の危機の乗り越え方?離婚せずに修復できるまでの期間の対処法を解説

夫婦の危機は必ずあるのです。夫婦の離婚危機の乗り越え方と修復までの期間の目安についてを解説しています。

修復するための向き合い方として何をすればいいのか、解決するためのポイントと具体的な対処法を紹介しています。

夫婦の危機の乗り越え方を解説

離婚危機を夫婦で乗り越えるために夫婦関係が悪化する前兆のサインを見逃がさないことが重要になります。離婚危機を解決するためのポイントを解説します。

夫婦が離婚危機に直面するとき、多くの夫婦はその現実を直視することができません。夫婦ごとに不仲になってしまった事情も異なり、お互いの考え方や価値観の違いについて理解することは難しいからです。

妊娠・出産・子育てなどがきっかけでお互いの気持ちがすれ違い、夫婦関係が悪くなってしまうケースが多いようです。何かがおかしいと感じたときこそ、問題に向き合うチャンスです。

些細な喧嘩が続いて夫婦関係が冷めてしまっても子どものために我慢をして同居が続ける夫婦は多いようです。

夫婦が離婚危機に陥った理由を理解する

客観的に振り返り、どのように夫婦関係が悪化してしまったのか、理由や原因について考えてみましょう。

夫婦の会話が減少したり、口論など喧嘩が増えたり、お互いの関心や価値観がズレてきたりする場合、それは離婚を考え始めさせた兆候かもしれません。

セックスレスや産後クライシスなどの問題が生じてお互いに不満や不安を感じるようになったりすることもサインの1つです。

夫婦の危機には前兆のサインがあった

夫婦として未来についてのビジョンが合わなくなったり、家庭内での共同作業や責任の分担についての溝が広がったりすることも離婚危機を感じるサインです。

このような変化に気づくことは重要であり、これらの兆候を無視せずに向き合い、早めに対処することが大切です。

夫婦の危機の現実を認識し、そのサインを見抜くことで、問題に取り組む第一歩を踏み出すことができます。

このような問題に直面した際には、冷静に状況を見極め、適切な対処を行うことが求められます。

結婚生活に悩んでしまう

夫婦の危機に陥った後の子供への影響について

夫婦間のトラブルが続いてしまうと親として子供に対して心配をさせて恥ずかしいことです。お子さんなど家族に迷惑をかけてしまいます。どちらが悪いという責任を追及する言い方ではなく大事なのはこうなってしまったかということをきちんと自覚して謝り、家庭内での態度を改めるように心掛けることなのです。

夫婦の危機の原因がモラハラなら

自身の妻への日常的なモラハラや毎日の些細な言葉の暴力(精神的なDV)が原因で夫婦の危機に直面した場合、改めて夫婦関係の本質を見つめ直すことが大切です。

妻にずっと我慢をさせていた結果、離婚を決意させてしまうことがあります。実家の両親に相談をされて別居になったり、突然弁護士に頼んで離婚調停の手続きをされてしまうこともあります。


夫婦間の楽しい会話がなくなった、あなたのことがやっぱり嫌いと言われたなど、妻の様子がおかしいと感じたタイミングで自分からこれまでの発言や態度のことなどモラハラについて謝って下さい。ただし、反省している、これから自分は変わると約束をしても実行できなければ信用を失ってしまいます。

お互いの価値観や目標、愛情の深さに改めて気づくことで、新たな絆が生まれるかもしれません。


夫婦の危機を乗り越えるためには、妻を思いやる、気持ちをきちんと理解するなどお互いを尊重して理解し合い、一緒に未来を築いていく意志が求められます。

本気で離婚すると言わない

夫婦の危機は必ずある?その原因は

結婚生活を一緒に過ごす過程で夫婦の危機は必ずあるものです。夫婦の危機の乗り越え方について紹介します。

夫婦の会話が少なくなってしまう原因は男女で異なります。

妻は自分自身のこと(育児・子育ての忙しさ)が理由ですれ違いが多くなり、無視をしたり、会話不足が原因で夫婦生活がうまくいかないと感じるようになります。

夫は仕事の忙しさが理由で喧嘩になってしまうことが増えてしまいます。

考え方が違うなら

夫婦の離婚危機チェックリスト

夫婦の危機に直面した場合に離婚の深刻度を知りたいと思うことが重要です。

「夫婦仲がちょっと悪いな」「このままだと夫婦の危機が原因で離婚になるかも?」「家に帰って来て妻の様子が冷たいと感じる」といったときに確認しておきたいことがあります。

MEMO

離婚の危機を感じたらチェックリストで判定してみましょう。

  • 5つ以上が該当する場合、1年以内に本格的な離婚危機に至るリスクがあります。
  • 該当が3つ以下の場合、円満に回復することが可能

夫婦の離婚危機の状態を8項目のチェックリストで判定することができます。

該当が5つ以上であれば1年以内に別居など本当に離婚危機に陥ってしまう傾向があります。

該当が3つ以下であればこれから気をつけることで円満な関係を回復することができます。

もし5つ以上当てはまってしまったらすぐに対応する必要があります。そのまま放置しておくと取り返しのつかないことになる可能性が高いはずです。

  • 夫婦喧嘩の後で自分からちゃんと謝ることができなかった
  • 夫婦の結婚記念日や誕生日にきちんとプレゼントを渡せていない
  • 夫・妻が旅行など希望したことを聞き入れたことがない
  • この数カ月、ごめん・ありがとうなど謝罪やお礼を言うことが苦手で伝えていない
  • 夫婦喧嘩で離婚する、離婚してもいいと言ってしまったことがある
  • 経済的な理由や育児が理由で離婚すると言っていても本気ではないと思っている
  • 夫・妻が今、何を考えているのかがわからない
  • 夫・妻の交友関係に興味や関心がないため友達のことを夫婦で話す機会がない

夫・妻の離婚の本気度をチェックする

夫婦の危機で離婚を考える夫・妻の本気度をチェックできます。3つ以上該当したら本気で離婚を考えています。

1. 話しをする気持ちになれない:会話をしようとしてくれているか

2. 家族のために時間を作りたくない:家族の行事やイベントに参加しようとしているかどうか

3. 不満を相談したくない:離婚に関する相談をせずに自分で解決を図ろうとしているかどうか

4. 気持ちの問題を解決するつもりがいない:問題解決のための具体的な提案や取り組みをしているかどうか

5. 家族との将来のことが考えられない:将来の計画や夢を語るときに、一緒に話に出てくるかどうか

これらの項目をチェックすることで、離婚危機を解決するために自身がどう努力をすればいいのかがわかります。

妻は本気で冷めている

夫婦の危機を乗り越えるまでの期間

会話ができている夫婦:3週間以内

会話が出来ていない夫婦:半年以上

夫婦喧嘩が離婚危機の原因:1か月~3か月

自分のモラハラが原因:半年~1年

別居中の場合:半年以上

夫婦の危機は結婚何年目に起きる?

夫婦の危機は結婚して一緒に暮らし始めたばかりの1年目の新婚時期にお互いの性格や価値観がわからずに起きることが多く、次に出産・育児(子育て)やお互いの仕事が忙しくなる時期や倦怠期を過ぎた3年目と7年目に起きることが多い傾向があります。

離婚危機に直面する夫婦の年齢としては30歳以下、または35歳前後の夫婦が多い傾向があります。

特に妻(女性)側から夫(男性)に対しての強い嫌悪感や敵意を向けるようになる、話したくないと言い出して無視をする、実際に離婚を切り出す、実家に帰りたいと言い出すなど夫婦の危機を実感させられるきっかけになる夫婦が多い傾向があります。

夫婦の危機を乗り越えるための具体策

夫婦の危機を乗り越えるための具体的な方法と対策について考えてみましょう。お互いの意見や不満をしっかりと伝え合うい理解することが必要です。特に相手の発言は言い終わるまで否定せずにきちんと聞くことが修復の基本です。

夫婦の話し合いでは離婚したい理由をひとつだけでも聞き取り、これから先でどうすれば解決できるのかを話せるようにして下さい。

どんなに話し合いが一方的でも【言い分をさえぎらずに最後まで聞いて、絶対に否定しない】向き合い方を徹底して下さい。

もし今まで妻が夫のお弁当を作っていた夫婦だった場合、夫婦の危機の前兆としてお弁当の中身の変化や作らなくなるなど明確にわかったはずです。

ただし夫婦の危機に至ってから修復を望む妻が急に夫にお弁当を作る行動は控えて下さい。

夫婦の危機を乗り越えるためには、以下のような点について考える必要があります。

離婚危機を乗り越えるために夫婦で考えること
  • 夫・妻が初めて自分との離婚を考えた理由を知る
  • 夫・妻との日常のコミュニケーション(会話)不足だったら話せなかった理由を思い返す
  • 夫・妻と離婚について長時間の議論はしない。
  • 夫・妻から離婚したいと言われた理由を浮気と決め付けない。

一緒に過ごす時間を大切にしてください。仕事や家事、育児などで忙しくなってしまうと、二人の関係が疎遠になりがちです。そのため、日常の環境の中で少しでも一緒に過ごす時間を作ることが大切です。

何か特別なことをするのではなく、些細なことでもいいので夫婦で一緒に笑い合ったり、外で食事をするなど会話を楽しむ時間を作ることが大切です。

夫婦の危機を乗り換えて離婚を避けるためには、お互いの気持ちを大切にし、協力して問題を解決していくことが大切です。どんな些細なことでも怖れずに話し合い、一緒に乗り越えていきましょう。

夫が家を出てしまった

夫婦の危機を乗り越えるための心理学のテクニック

夫婦の会話、家庭内の雰囲気・居心地を改善するテクニックがあります。

お互いの意見を尊重し合うことが重要です。相手の話を聞くときには、ただ黙って聞くのではなく、相づちを打ったり、理解を示す言葉をかけることで、相手の気持ちを受け止めることができます。

積極的な姿勢で話しかけることも効果的です。日常生活の中で、些細なことでも会話を楽しむ姿勢を持つことで、お互いの距離が近づくことができます。また、感謝の気持ちを伝えることも大切です。日常の中で、相手がしてくれたことに対して感謝の言葉をかけることで、お互いの関係がより良好になるでしょう。

夫婦の会話をを円滑にするためには、相手の立場に立って考えることも欠かせません。自分の意見だけでなく、相手の立場や気持ちにも気を配ることで、お互いに理解し合うことができます。

大切なのは、お互いが安心して本音を話せる関係を築くことです。離婚危機に陥った夫婦関係を改善するためには、愛情と理解を持ちながら、日々の会話を大切にすることが重要です。

妻が怒っている理由がわからない

夫婦の危機を乗り越えるためにできること

「急に相手が離婚したいと言ってきた!これは相手が浮気しているからだ!」
どうしても相手が悪いという風に思ってしまいがちです。「自分は悪くない」まずはその考えを捨てましょう。
離婚の危機は夫婦二人の問題です。

自分に悪いところはなかったか、もっと改善できるところはなかったかを話し合いましょう。夫婦で離婚危機を乗り越えるために知っておきたい修復のポイントがあります。

夫婦としてのパートナーシップの破綻することがあります。結婚生活を通じて感情の不一致が原因の夫婦喧嘩などがきっかけになり関係が冷めてしまい離婚を考えるようになってしまうのです。

①自分の意志を声にして伝える

もしあなたが相手との日常の会話不足になっていたら、なぜそうなったか理由を思い返しましょう。

仕事や育児が忙しく時間がなかったなど、すれ違いが増えることはよくあります。

「今日はもう疲れたからいいや」そういった日々が重なると、どうしても夫婦の仲は冷めて離婚の危機は訪れます。

夫婦の会話が少ないなと思ったら、なぜそうなったか理由を思い返しましょう。

離婚についての長時間の議論はしないようにして下さい。夫婦間の話し合いは大事ですが、長時間の議論をしてしまうと感傷的になり、より夫婦仲に亀裂が入ってしまうことが良くあります。

一番大事なのは相手の気持ちですが、同じくらい大事なのはあなたの意志を相手に伝えることです。ただ、ここでいう自分の意志とは、不満などではなく、今後、離婚せずにどうしていきたいかということです。

具体的には「私は離婚したくない」という内容の言い分を上手く相手に伝える必要があります。夫婦の危機には慎重な対応が悪化を防ぐ方法であることを理解して下さい。

NGな行動
  • 感傷的になって、しつこく説得しない
  • LINEやメールなどの返信を放置しない
  • LINEやメールに写真や画像を添付しない
  • SNS(Facebook・Twitter)やブログに夫婦の問題に関する悩みを投稿しない

これらの行動に気を付けてください。

感傷的になってしつこく説得したり、連絡を放置してしまうと相手も感傷的になり、今後無視されるリスクも高くなります。

連絡に写真や画像などを添付することも避けましょう。読む前に不快な気持ちにさせてしまい、削除されたり、未読のまま放置されるリスクがあります。

夫・妻に言えない夫婦問題の悩みなどをSNSやブログに投稿するのも危ない行動になります。

お互いに譲れない

②夫婦の価値観の違いが理由で危機になったら

価値観の違い・性格の不一致と言われたら?離婚の危機になった原因を話し合うときに、こちらから過去の話を蒸し返さないことも大事です。

相手の言い分が間違っていても、過去の話を蒸し返してしまうと、感傷的になり解決に向けた話し合いができず、喧嘩になってしまう可能性が高いです。

まずは夫婦仲がなぜ悪くなってしまったのか、原因を理解して同じことを繰り返さないようにしましょう。

約束や夫婦で決めたルールを大切にできるなどお互いに誠実な家庭生活を過ごせるように配慮が必要です。

価値観の違いで悩む

③夫婦の危機を解決するまでには一定の期間が必要

離婚の危機に陥ってしまった場合、解決するには一定の期間が必要です。

離婚せずに修復できるまでの期間は離婚危機に至った原因やそれまでの信頼関係により異なります。

修復までの期間がわからない

夫婦の危機の乗り越え方がわかる事例

離婚危機に陥った夫婦の中には、それを乗り越え、より強固な絆を築くことに成功したカップルもいます。

実際に関係を修復できた夫婦の成功事例をご紹介します。

【実例1・夫婦カウンセリングを活用する】

夫婦関係において溝ができ、お互いに対する不満やストレスが積もり積もり、離婚を考える状況に至ったA夫婦。しかし、夫婦間のコミュニケーションを取ることで、お互いの気持ちや不安を共有し、より良い関係を築くことに成功しました。カウンセリングを受けることで、夫婦間の課題に向き合い、解決していきました。

【実例2・夫婦の時間を共有して修復する】

B夫婦は、共通の趣味や関心事が減少し、何気ない会話も減っていく中で、関係が冷え切ってしまいました。しかし、一緒に過ごす時間を大切にし、新たな趣味や週末の小旅行などを通じてお互いを見つめなおし、再び絆を深めることができました。

【実例3・夫婦の性格の不一致が離婚危機の原因なら】

C夫婦は、お互いの価値観や生活習慣の違いから、意見の不一致が頻発し、離婚を考えるまでに至りましたが、カウンセリングを受け、お互いの違いを受け入れることで、新たな理解が生まれ、より良い夫婦関係を築くことができました。

これらの実例からも分かるように、離婚危機を乗り越えるためには、冷静な判断と共に、お互いを理解し、適切な支援を受けることが重要です。離婚危機は、夫婦関係を見つめ直すチャンスでもあります。

夫から離婚すると言われた後

夫婦の危機の乗り越え方のまとめ

夫婦の危機についての具体的なアドバイスをまとめました。

離婚危機を感じた時には、冷静な判断と正しい対処が重要です。夫・妻との会話不足だけでなく、お金のこと、夫の女性問題など不倫の発覚が原因で夫婦が離婚の危機に直面することがあります。

どんなことが原因であっても放置せずにお互いの気持ちをしっかりと確認して下さい。お互いにとっての問題点を正直に話し合うことで、原因を明らかにし、解決につなげることができます。

大切なのは、お互いを思いやり、支え合うことです。私たちが幸せに暮らせるためのチャンスと捉え、前向きな対処を心がけましょう。

問題を冷静に見つめ直しましょう。感情的になってしまうこともあるかもしれませんが、問題解決には冷静な判断が不可欠です。

お互いが自分の意見をしっかりと述べ、相手の意見を尊重することが大切です。次に、具体的な解決策を見つけるために、お互いの立場や理由を理解し合うことが重要です。自分たちの気持ちや価値観をしっかりと伝え合いましょう。

さらに、お互いが求める変化や解決策について話し合い、共通の目標を立てることが大切です。次に、具体的な行動計画を立てましょう。問題解決には時間と努力が必要です。

それぞれが何をするべきか、具体的なステップを踏むことで、問題に対処しやすくなります。

最後に、変化を実感するために状況を定期的に振り返りましょう。変化が見られない場合は、再び話し合い、調整を図ることが大切です。このような積極的なアプローチにより、夫婦間の問題を解決し、より良い関係を築くことができるでしょう。

浮気と決め付けて責めない

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夫婦関係の専門家によるカウンセリングは、夫婦の危機を乗り越えるためにとても効果的な手段です。

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この記事の著者プロフィール
復縁専科運営事務局・横山美咲
復縁専科運営事務局・横山美咲

1991年東京都生まれ。血液型A型。2016年より復縁専科のメール相談を担当。月間50件以上のご夫婦の離婚問題と恋愛の復縁カウンセリングの業務に携わる。 日本心理学会認定・認定心理士。