怒ると口をきかない妻の心理へのと対処法とは?何日も無視されるとき夫がすること

妻が怒ると何日も口をきいてくれない。

話しかけても返事がなく、同じ家にいても妻との距離を感じてしまう。

その状態が続くと、「もう夫婦として戻れないのでは」と不安になります。

妻が黙っている理由は、その日の喧嘩だけとは限りません。以前から我慢していたことや、何度話しても分かってもらえなかった思いが積み重なっていることもあります。

このページでは、怒ると口をきかなくなる妻の気持ちと、夫が避けたい対応、会話を戻すための接し方について、実際のご相談事例をもとに解説します。

怒ると無視する妻

妻が怒ると口をきかなくなる理由

夫婦喧嘩をした後、妻が急に黙ってしまうことがあります。

話しかけても返事をしない。

食事や子どものことなど必要な話だけになる。

目を合わせなくなる。

同じ家にいるのに、妻が遠くにいるように感じる。

ご主人からすると、「どうしてそこまで怒っているのか分からない」という状態です。

しかし、妻の中では、その日の喧嘩だけで気持ちが冷めたわけではない場合があります。

以前から、

・話を最後まで聞いてもらえなかった
・何度お願いしても変わらなかった
・自分ばかり家事や育児をしていると感じていた
・気持ちを話しても軽く扱われた
・夫に大切にされていないと感じていた

など、少しずつ不満が積み重なっていたことがあります。

夫は「今日のことで怒っている」と考えていても、妻は「今日だけのことではない」と感じていることがあります。

この違いを理解しないまま話し合おうとすると、妻はさらに口を閉ざしてしまいます。

妻はなぜ怒った後に黙るのか

話したくない

妻が黙ると、「無視されている」と感じるご主人も多いと思います。

もちろん、怒っていることもあります。

ただ、その奥には、

「もう説明することに疲れた」

「どうせ分かってもらえない」

「これ以上話したらまた喧嘩になる」

という気持ちが隠れていることがあります。

何度も同じことを伝えてきた妻の場合、怒って言い返すよりも、何も話さない方が自分の気持ちを守れると考えるようになることがあります。

そのため、黙っている妻に対して、

「何で怒っているの?」

と何度聞いても答えてくれないことがあります。

怒っている理由がないのではありません。

すでに何度も伝えたため、もう説明する気力がなくなっていることもあるのです。

妻が口をきかないとき夫がしてはいけないこと

夫婦喧嘩を繰り返す

妻が黙ると、ご主人は何とか話をして解決したいと思います。

そのため、

「話し合おうよ」

「何が気に入らないの?」

「いつまで怒っているの?」

「無視するのはやめて」

と繰り返し話しかけてしまうことがあります。

しかし、妻が今は話したくないと思っているときに言葉を重ねても、気持ちが戻るとは限りません。

むしろ、

「また自分の気持ちを説明しないといけない」

「結局、夫は自分のことしか考えていない」

と感じさせてしまうことがあります。

特に避けたいのは次のような対応です。

・黙っている理由を何度も聞く
・「俺だって悪かった」と自分の話に変える
・妻の言い方や態度を責める
・「無視するなら離婚する」と脅す
・妻が話すまで何時間でも話し合おうとする
・何度も謝罪のLINEやメッセージを送る

妻の気持ちが落ち着いていないときは、正しいことを説明しても届きません。

妻が何日も口をきかないときは放っておくべき?

夫婦関係の修復がしたい

「妻が怒って口をきかないときは、放っておけばいいのでしょうか」

この質問は実際のご相談でもよくあります。

答えは、何もしないという意味で放っておくのではありません。

妻が今は話したくないという気持ちを受け入れながら、必要なことは普段通りに行うことです。

例えば、

「おはよう」

「行ってきます」

「ありがとう」

などの挨拶は、妻から返事がなくてもご主人から続けます。

家事や子どものことも、自分の役割として行います。

妻の反応を確かめるためではありません。

「返事をしてくれたらやる」という接し方にしないことが大切です。

妻が黙っている間も普段の態度は見られている

LINEは使わない方がいい

口をきかない妻は、何も考えていないわけではありません。

ご主人がどう接しているのかを見ています。

怒っている妻に対して、

「もう知らない」

「そっちがその態度なら俺も話さない」

と同じように距離を置けば、夫婦の間にある溝はさらに深くなります。

反対に、妻を責めず、必要なことをきちんと行い、感情的にならずに過ごしていると、

「前とは少し違う」

と感じてもらえることがあります。

言葉で「変わった」と説明するより、普段の態度の方が伝わることがあります。

妻が怒ると無視するのは愛情がないから?

話し合いに疲れた

妻が何日も口をきかないと、

「もう自分に愛情がないのでは?」

「離婚したいと思っているのでは?」

と考えてしまうものです。

しかし、口をきかないという行動だけで、愛情がなくなったとは判断できません。

怒りや失望が強く、今は顔を見るだけでも腹が立つという状態のこともあります。

また、

「これ以上喧嘩したくない」

「自分の気持ちを落ち着かせたい」

という理由で距離を置いている場合もあります。

一方で、何週間も会話がなく、生活上必要なことしか話さない状態が続いている場合は注意が必要です。

単なる夫婦喧嘩ではなく、妻が夫婦関係そのものについて悩んでいる可能性もあります。

妻が口をきかなくなる夫婦に共通すること

妻が話し合いを親がる

実際のご相談では、「妻が急に怒るようになった」という話を伺っていくと、その前から夫婦の会話が変わっていたケースが少なくありません。

例えば、

以前より妻から相談されなくなった。

休日を一緒に過ごさなくなった。

妻から話しかけてくることが減った。

家に帰っても妻が一人で過ごしている。

夫婦で決めることを妻が一人で決めるようになった。

このような変化が先にあり、その後で大きな喧嘩が起きています。

つまり、「妻が怒って口をきかなくなった日」が夫婦関係の始まりではないことがあります。

その前から、妻の中では何かが変わっていたのです。

妻に無視されやすい夫の特徴

育児で辛い

ご主人には悪気がなくても、妻からすると「話しても無駄」と感じてしまう接し方があります。

例えば、妻が仕事や家事のことで疲れているときに、

「それくらい普通だよ」

「考えすぎじゃない?」

「俺も仕事で疲れている」

と返してしまうことです。

ご主人としては励ますつもりでも、妻には気持ちを否定されたように聞こえることがあります。

また、妻が話している途中で結論を出してしまうこともあります。

「じゃあこうすればいいじゃん」

「それなら俺がやればいいんでしょ」

このような返事が続くと、妻は「解決してほしいのではなく、気持ちを聞いてほしいのに」と感じます。

夫婦の会話では、何を言ったかだけでなく、どう受け止めたかが関係します。

妻が怒って口をきかないときは謝るべき?

妻に謝罪をする

悪かったことが明確であれば、謝ることは必要です。

ただし、何度も同じ謝罪を繰り返す必要はありません。

「ごめん」

「本当にごめん」

「もうしないから」

と何度も伝えても、妻が求めているのが言葉ではなく行動の変化であれば、かえって負担になることがあります。

謝るときは、言い訳を加えないことです。

「ごめん。でも君も……」

では、妻には謝罪よりも反論が強く聞こえてしまいます。

「気付けなくてごめん」

「嫌な思いをさせていたことは分かった」

そのように妻の気持ちを否定しない言葉の方が伝わりやすくなります。

妻が話し始めるきっかけは大きな話し合いとは限らない

妻から離婚したいと言われた

「一度きちんと話し合えば、妻も分かってくれる」

そう考える方もいます。

しかし、実際のご相談で関係が戻っていくご夫婦を見ると、長時間の話し合いだけがきっかけになるわけではありません。

「お疲れさま」

「ありがとう」

「今日は大変だったね」

そんな短い会話から戻っていくこともあります。

妻が安心して話せる状態になっていないのに、夫婦の将来について何時間も話しても、気持ちは動きません。

まずは普段の会話が戻ること。

その後で、これまでのことについて話せるようになること。

この順番を間違えないことが大切です。

妻が話し合いを拒否するときの接し方

妻から離婚を迫られた

「今は話したくない」

「もうその話はしたくない」

と妻から言われた場合は、その言葉を聞き入れることも必要です。

辛いからといって、

「夫婦なのだから話し合うべき」

「逃げないで話して」

と追い続けてはいけません。

今は話したくないという気持ちを受け入れることが、夫婦関係をこれ以上悪くしないために必要な場合があります。

ただし、何もしないということではありません。

妻との会話が戻るまでの間に、ご主人自身の接し方を見直して下さい。

妻が以前から何を嫌がっていたのか。

何を何度も伝えていたのか。

いつ頃から笑顔が減ったのか。

夫婦で出掛けることが減ったのはいつからなのか。

そこを考えることが必要です。

妻が口をきかなくなった本当の原因を考える

夫に苛立ちを向けてしまう

妻が怒った原因だけを探しても、夫婦関係が戻らないことがあります。

例えば、「昨日、帰宅時間が遅かったから怒っている」と思っていても、妻が本当に傷ついていたのは、以前から「家族より仕事を優先されている」と感じていたことかもしれません。

「家事を手伝わなかったから怒った」と思っていても、妻が辛かったのは、「自分が頼まないと夫は何もしてくれない」と感じ続けていたことかもしれません。

そのため、最後に起きた喧嘩だけを見るのではなく、その前から何が起きていたのかを考えて下さい。

妻が怒ると何日も口をきかない場合は離婚につながる?

何日も会話がないからといって、すぐに離婚になるわけではありません。

ただ、妻が口をきかなくなる状態を何度も繰り返している場合は、夫婦関係の中に解決できていない問題が残っている可能性があります。

特に、

「もう夫婦としてやっていけない」

「一緒にいる意味が分からない」

「離婚した方がいい」

などの言葉が出ている場合は、単なる喧嘩として考えない方がよいでしょう。

その場合は、妻がなぜそこまで考えるようになったのかを理解する必要があります。

妻が怒って口をきかないときに夫ができること

今は育児が大事

妻が黙っているからといって、こちらも黙り込む必要はありません。

かといって、何度も話しかける必要もありません。

まずは、

・妻の気持ちを否定しない
・返事を求めて話しかけない
・必要な会話は落ち着いてする
・家事や育児を妻任せにしない
・約束したことは守る
・感謝を言葉にする
・過去の喧嘩を何度も蒸し返さない

ことを心掛けて下さい。

妻に「変わった」と説明するより、妻が「以前と少し違う」と感じることの方が大切です。

実際のご相談で妻との会話が戻ったケース

妻に愛情がない夫に悩む

実際のご相談では、妻が数日から数週間にわたって口をきかなくなり、ご主人が何度も話しかけていたケースがあります。

ご主人は「妻と話をしないと夫婦関係が壊れてしまう」と考えていました。

しかし、妻は話したくないのではなく、話してもまた自分の気持ちを否定されることが怖くなっていました。

そこで、ご主人には無理に話し合いを求めず、必要な会話を落ち着いて行い、家庭のことを自分からするようにしていただきました。

しばらくすると、妻から少しずつ話しかけるようになりました。

最初から夫婦関係について話したわけではありません。

「今日どうだった?」

という短い会話が戻り、そこから少しずつ以前のような会話ができるようになりました。

このように、妻の気持ちが戻る前に話し合いを急ぐのではなく、妻が話しても大丈夫だと思える状態を作ることが必要な場合があります。

妻が怒ると口をきかないときのまとめ

離婚を避けた

妻が怒ると口をきかなくなる場合、その日の喧嘩だけが原因とは限りません。

これまで我慢してきたことや、何度伝えても分かってもらえなかったことが積み重なっていることがあります。

その状態で、

「どうして怒っているの?」

「いつまで無視するの?」

と何度も聞いても、妻の気持ちは戻りません。

まずは、妻が今は話したくないという気持ちを受け止めて下さい。

そして、言葉で「変わる」と約束するだけではなく、毎日の接し方を変えていくことです。

妻の気持ちを理解しようとする。

話を最後まで聞く。

感謝を伝える。

家庭のことを自分からする。

約束を守る。

そうした日々の態度によって、妻が「また話してもいい」と感じることがあります。

妻が怒ると口をきかなくなってしまい、お困りの方へ

妻が何日も口をきいてくれない状態が続くと、何をしても逆効果になるように感じてしまうものです。

ただ、同じように妻が黙っている場合でも、これまでの夫婦関係や喧嘩の経緯、奥様の性格によって接し方は変わります。

現在の状況をお聞きしたうえで、奥様がなぜ口をきかなくなったのか、これからどのように接すればよいのかを心理分析いたします。

心理カウンセラーが対応

よくある質問

妻が怒ると何日も口をきいてくれません。放っておけば自然に戻りますか?
数日で落ち着くこともありますが、以前から不満が積み重なっている場合は、時間がたっても状況が変わらないことがあります。会話が戻ったように見えても、問題そのものが解決していなければ、同じことを繰り返しやすくなります。
妻が無視するようになったのは離婚を考えているからですか?
必ずしもそうとは限りません。
怒りや失望から距離を置いている方もいれば、「今は話したくない」と気持ちを整理している方もいます。
無視だけで離婚を判断するのではなく、それまでの夫婦関係や現在の様子を総合的に考えることが大切です。
こちらから謝り続けた方がいいのでしょうか?
謝罪そのものが悪いわけではありません。
ただ、何度も同じ謝罪を繰り返したり、「これだけ謝っているのだから許してほしい」という気持ちが伝わると、妻には負担になることがあります。
謝罪よりも、その後の行動が変わったと感じてもらえるかどうかが大切です。
妻が話し合いを拒否しています。どうすればいいですか?
話したくない気持ちが強いときは、無理に話し合いを続けても前向きな結果になりにくいものです。
必要な会話だけにとどめながら、日常生活で安心して過ごせる雰囲気を取り戻すことを優先した方が、結果として話し合いができる状態になりやすくなります。
妻が怒るたびに黙る性格は変わりますか?
性格そのものを変えることは簡単ではありません。
しかし、夫婦の会話の仕方や受け止め方が変わることで、怒りをため込みにくい関係になることはあります。
実際に修復できたご夫婦では、「妻が変わった」のではなく、お互いの接し方が変わったことで衝突が減っていったケースが多く見られます。
記事監修
高橋

臨床心理士・心理カウンセラー
高橋純代

金城大学大学院 人間科学研究科 心理学専攻修了。

2003年より、夫婦関係修復、離婚危機に関する相談対応を行う。

この記事の著者プロフィール
復縁専科運営事務局・横山美咲
復縁専科運営事務局・横山美咲

横山美咲(よこやまみさき) 心理カウンセラー・日本心理学会認定・認定心理士 2016年より夫婦問題・離婚回避・復縁相談に対応。 別居・離婚調停・夫婦関係修復に関する相談を中心に、実際の相談事例をもとにした心理分析と対応アドバイスを行っている。