一度別れた彼と復縁し、そのまま結婚できたら――。そう願う女性は少なくありません。
実際に、復縁をきっかけに結婚まで進んだカップルもいます。
ただし、復縁できたことと結婚できることは同じではありません。
このページでは、復縁後に結婚へ進むカップルに見られる関係の変化と、結婚を考える前に見ておきたいポイントについて解説します。

復縁した彼と結婚できるとは限らない
復縁すると、以前の関係が戻ったように感じることがあります。
別れていた期間が長いほど、再び会えたことへの喜びも大きくなるでしょう。
しかし、復縁した時点では、まだ二人の関係が以前と同じ状態に戻っただけの場合もあります。
別れた原因が残っていれば、交際を再開してから同じ問題が起こることがあります。
反対に、別れる前とは違う関係を築けるようになれば、結婚について考えられるようになるケースもあります。
復縁後に見るべきなのは、
「もう一度付き合えたか」
だけではありません。
「以前の二人と今の二人は何が変わったのか」
という部分です。
復縁は恋愛関係を再開すること。
結婚は、その相手と生活をともにしていくことです。
そのため、復縁後には恋愛だけでなく、生活や将来について話せる関係へ変わっていく必要があります。
復縁から結婚へ進むカップルに見られる変化

復縁したカップルの中でも、結婚まで進む二人には、交際を再開した後の関わり方に変化が見られます。
別れた原因を繰り返していない

以前の交際で、
- 喧嘩が多かった
- 束縛が強かった
- 連絡のことで揉めていた
- 結婚について意見が合わなかった
- 仕事や生活の優先順位が合わなかった
などの問題があった場合、復縁後も同じ状態なら、結婚生活をイメージすることは難しくなります。
復縁後に結婚へ進むケースでは、以前と同じ問題が起きたときの二人の対応が変わっています。
以前なら感情的になっていた場面で話し合える。
相手を責めるのではなく、自分の考えを伝えられる。
意見が違っても、すぐに別れを考えなくなった。
こうした変化が少しずつ積み重なっています。
恋愛だけでなく生活の話ができる

復縁したばかりの時期は、会えたことや一緒に過ごせることが嬉しく、恋愛の時間を楽しむことが中心になりやすいものです。
そこから結婚を考える段階になると、話題も変わってきます。
仕事をどうするのか。
どこで暮らすのか。
家族とはどう付き合うのか。
子どもを持つことをどう考えているのか。
お金をどう管理するのか。
こうした話ができるようになると、二人の関係は恋人同士というだけでなく、将来を一緒に考える関係へ変わっていきます。
相手を自分の希望どおりに変えようとしなくなった

復縁後に関係が安定したケースでは、以前の交際中よりも相手への接し方が変わっていることがあります。
「もっと連絡してほしい」
「こうしてくれないと嫌」
「普通はこうするでしょう」
と相手を変えようとするのではなく、違いがあることを受け止めながら話し合うようになっています。
結婚生活では、恋人同士だった頃には気にならなかった違いも出てきます。
だからこそ、相手を自分の思いどおりに動かす関係より、違いを話し合える関係のほうが結婚後の生活を考えやすくなります。
恋愛以外の生活も続けている
復縁すると、失いたくないという気持ちから恋愛中心の生活になってしまうことがあります。
しかし、結婚まで進んだ女性の中には、復縁後も仕事や友人、趣味、家族との時間を持っていた人がいます。
彼との関係だけが生活の中心になるのではなく、自分自身の生活を持っている。
その状態で彼との将来を考えるほうが、「彼を失いたくない」という気持ちだけで結婚を決めにくくなります。
復縁後に再び別れてしまうカップルに多い状態

復縁できたことが嬉しくて、以前の問題をなかったことにしてしまうケースがあります。
別れた原因について話せていない
「もう付き合えたから、過去のことは考えなくていい」
と考えてしまうと、別れの原因が残ったまま交際を続けることになります。
例えば、結婚観の違いが原因だった場合、復縁後も結婚について話さなければ、同じ問題が再び出てくるかもしれません。
連絡頻度が原因だった場合も同じです。
以前と同じ不満が積み重なれば、復縁した後も関係が不安定になります。
復縁できた安心感だけで関係を判断している

別れている間に彼を失う不安を感じていた女性ほど、復縁できた瞬間に大きな安心感を覚えます。
その安心感から、
「もう別れない」
「今度こそ結婚できる」
と考えてしまうことがあります。
ただ、復縁直後の感情だけで結婚を判断するのは早い場合があります。
交際を再開した後、以前とは違う関係を実際に築けるのかを見る時間も必要です。
結婚したい気持ちだけが先に進んでいる

「復縁できたから次は結婚」
と考えてしまうと、彼の気持ちとの間に差が生まれることがあります。
女性側は結婚を意識していても、男性側は「もう一度付き合ってみたい」という段階かもしれません。
この差を無視して結婚を急ぐと、彼がプレッシャーを感じることがあります。
復縁後は、二人の関係がどの段階まで進んでいるのかを見ながら将来を考えることが大切です。
復縁した彼と結婚したいときに考えたいこと

結婚を目指して復縁する場合でも、「どうすれば結婚してもらえるか」だけを考える必要はありません。
まず、自分自身が彼との結婚を望んでいる理由を考えてみます。
彼と結婚したいのか、失いたくないのか

別れを経験すると、
「もう彼を失いたくない」
という気持ちが強くなることがあります。
その気持ちと、
「彼と一緒に生活していきたい」
という気持ちは同じではありません。
寂しさや未練から結婚を望んでいるのか。
それとも、別れを経験したからこそ彼と一緒に生きていきたいと思えるのか。
ここは分けて考えてみる必要があります。
別れる前と比べて何が変わったのか

復縁後に結婚を考えるなら、以前との違いを見てみます。
自分の考え方は変わったのか。
彼の接し方は変わったのか。
二人の話し合い方は変わったのか。
別れにつながった問題について、今なら違う対応ができるのか。
この部分に具体的な変化がなければ、「復縁できた」という事実だけで結婚を考えるのは難しいでしょう。
結婚生活について話せる相手なのか

結婚すると、恋愛中にはなかった現実的な問題も出てきます。
仕事や収入、住む場所、家族、子ども、家事の分担など、二人で決めることが増えます。
意見が合わないときに話し合えるか。
相手の意見を聞けるか。
自分の希望も伝えられるか。
こうした関係ができているかを見ておきます。
復縁後に結婚の話をするタイミング

復縁した直後から結婚の話をすることが悪いわけではありません。
ただし、彼がどのような気持ちで復縁したのかによって、受け止め方は変わります。
復縁直後は二人の関係を取り戻す時期

復縁したばかりの頃は、
「また会えるようになった」
「一緒に過ごせるようになった」
という喜びが中心になることがあります。
この段階で結婚の話ばかりをすると、彼が「復縁したらすぐ結婚を求められる」と感じることもあります。
まずは現在の二人の関係を見ていきます。
以前より会話が増えたか。
一緒にいるときに安心できるか。
意見が違っても話せるか。
別れた原因について話せるか。
こうした部分が変わってきた後に、将来について話すほうが自然な場合があります。
将来について自然に話せるようになったら

「結婚するつもりはある?」
と突然答えを求めるだけではなく、
「将来どんな場所で暮らしたい?」
「仕事はこれからどうしたい?」
「子どもについてどう考えている?」
など、生活に関する話から将来像を共有していく方法もあります。
彼の考えを聞き、自分の考えも伝える。
その中で結婚について二人の認識を少しずつ近づけていきます。
以前、結婚の話が別れの原因になっていた場合

注意したいのが、結婚の話そのものが以前の別れにつながっていたケースです。
女性側が結婚を急いでいた。
彼が結婚へのプレッシャーを感じていた。
家族への紹介や婚約の話で意見がぶつかった。
このような場合、復縁したからといってすぐ同じ話を再開するのではなく、なぜ以前は話がうまくいかなかったのかを考える必要があります。
以前と同じ伝え方をすれば、彼が再び負担を感じる可能性があります。
復縁から結婚へ進むために見ておきたい二人の関係

復縁後の結婚を考えるときは、彼の言葉だけで判断しないことも必要です。
日常のやり取りを見ると、二人の関係が変わっているかどうかが分かることがあります。
例えば、
- 話し合いから逃げなくなった
- 意見が違っても感情的に別れを持ち出さなくなった
- 将来について話すことが増えた
- お互いの仕事や生活を尊重できる
- 家族について話せる
- お金や生活について話しても嫌な雰囲気にならない
- 一緒にいる時間だけでなく、それぞれの時間も尊重できる
といった変化です。
すべてが揃っていなければ結婚できないという意味ではありません。
以前の二人と比べて、今の二人がどのような関係になっているのかを見ることが大切です。
復縁結婚した女性が振り返って話すこと

復縁から結婚へ進んだ女性からは、
「復縁したことより、復縁してから関係が変わったことが大きかった」
という趣旨の話を聞くことがあります。
別れる前は、彼にもっと変わってほしいと思っていた。
復縁後は、自分自身の接し方を変えてみた。
以前なら喧嘩になっていた話も、落ち着いて話せるようになった。
彼の考えを聞く余裕ができた。
その結果、結婚についても二人で話せるようになった。
このように、復縁そのものよりも、その後の二人の関係が変わったことが結婚につながっているケースがあります。
結婚を急いで彼の気持ちを動かすというより、二人で生活を考えられる関係になっているかを見ていくことが、復縁後の結婚を考えるうえで大切です。
復縁から結婚を考えるときに気を付けたいこと

復縁できた後は、「もう二度と別れたくない」という気持ちが強くなります。
そのため、彼の言葉や態度を必要以上に気にしてしまうことがあります。
少し返信が遅いだけで不安になる。
結婚の話が出ないと「また別れるのでは」と考えてしまう。
友人の結婚と自分たちを比べてしまう。
この状態になると、結婚を急ぐ気持ちが強くなります。
しかし、復縁後の関係は一度別れた経験があるからこそ、以前とは違う形に育てていくことができます。
結婚という結果だけを急ぐのではなく、
「今の二人なら以前と同じ問題が起きても話し合えるか」
「一緒に生活する相手としてお互いを見られているか」
というところに目を向けます。
復縁から結婚までの期間に決まりはない

復縁してから結婚まで、どのくらい交際すればよいのかと悩む女性もいます。
しかし、半年なら大丈夫、1年なら結婚できる、といった一律の目安があるわけではありません。
別れた理由や交際期間、年齢、仕事、家族の事情などによって違います。
短期間で結婚を決めるカップルもいれば、復縁後に時間をかけて将来を考えるカップルもいます。
見るべきなのは期間よりも、その期間に二人の関係がどう変化したかです。
復縁から結婚へ進むために

復縁から結婚へ進む場合、復縁できたことだけで将来を決める必要はありません。
別れる前と比べて何が変わったのか。
二人で将来について話せるのか。
結婚生活について現実的な話ができるのか。
相手を変えようとする関係から、話し合える関係へ変わっているのか。
こうした部分を見ながら、今の二人に結婚の可能性があるのかを考えていきます。
復縁は、以前の恋愛をそのまま元に戻すことではありません。
一度別れた経験があるからこそ、以前とは違う関係を築ける場合があります。
その先に、
「もう一度この人と人生を歩みたい」
と二人が思えるようになったとき、復縁は結婚へつながっていきます。
復縁後の結婚について悩んでいる方へ

復縁できたものの、
「彼は本当に結婚するつもりがあるのか」
「結婚の話をすると、また彼が離れてしまわないか」
「以前と同じ問題を繰り返さないか」
と悩んでいる場合、自分だけで彼の気持ちを判断するのは難しいものです。
復縁前の別れの理由と、復縁後の彼の態度を一緒に見ながら、今の二人の関係を考えていくこともできます。
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まとめ

復縁から結婚へ進むために大切なのは、復縁できたという事実だけではありません。
別れる前と比べて二人の関係が変わっているか。
別れた原因について話し合えるか。
結婚や生活について現実的な話ができるか。
お互いの考え方や生活を尊重できるか。
こうした部分が、復縁後の将来を考える材料になります。
「復縁したから結婚できる」と決めつける必要も、「復縁したから結婚は難しい」と考える必要もありません。
一度別れた二人だからこそ、以前とは違う関係を築けることがあります。
その変化を見ながら、彼とこれからの人生を一緒に考えられる関係になっているのかを見ていきましょう。
参考記事
監修者プロフィール

臨床心理士・心理カウンセラー
高橋純代
金城大学大学院 人間科学研究科 心理学専攻 修了。
臨床心理士資格を有し、夫婦関係修復・離婚回避・復縁サポートを専門とする心理カウンセラーとして活動。
2003年より夫婦問題・恋愛問題の相談に従事し、これまでに5,000件以上のカウンセリング実績を持つ。
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