家庭内別居とは?夫婦の会話なしの無視が続く理由と離婚を避ける対処法を解説

家庭内別居になってしまった夫婦関係の悩みは一人では解決できないものです。家庭内別居に至った原因や夫の男性心理の本音を理解し、お互いの思いをしっかりと伝え合うことが、解決への第一歩となるでしょう。

夫の気持ちを知ることで、より良い関係を築くためのヒントが見つかるかもしれません。

家庭内別居とは?どんな状態なのか

家庭内別居とは、夫婦が同じ居住空間を共有しながらも別々の生活を送る状況を指します。

これは、精神的な距離を置くための一時的な措置として始まることもありますが、長期間にわたるものになることもあります。家庭内別居に至る原因は様々であり、コミュニケーションの不足、価値観の違い、仕事や家事育児の負担の不均衡などが挙げられます。

家庭内別居の実態を理解するためには、お互いの立場や感情に共感し合うことが不可欠です。また、冷静な立場で問題を客観的に見つめ直すことも大切です。関係が修復されるためには、信頼関係を築き直し、改善に向けての具体的な行動を共に取ることが求められます。家庭内別居の実態を踏まえた上で、夫婦ともに対話を重ね、関係の改善に向けて前向きな一歩を踏み出していきましょう。

新婚で話しができない

日常生活での夫婦間の距離感

日常生活での夫婦間の距離感には、様々な要因が関わっています。例えば、仕事や育児などで忙しくなり、やりとりが減ってしまうこともあります。また、価値観の違いやコミュニケーションの不足から、不思議な程に遠ざかってしまうこともあります。

この距離感は、お互いにとってストレスとなり、関係の悪化につながることも少なくありません。それぞれが自分の立場に立って物事を見つめることで、相手の立場や気持ちを理解することができます。さらに、コミュニケーションを深めるためには、日常的な些細なことからでも積極的に会話をすることが大切です。

お互いの関心事や思いを共有することで、夫婦間の距離感を縮め、関係を改善する手助けとなるでしょう。

家庭内別居で毎日が苦痛

家庭内別居の3つのルールとは

家庭内別居を続ける3つのルールを紹介します。一緒に住んでいても話しができない状態では大事なことも放置しなければいけなくなります。家庭内別居中でも家計は動いているのです。

無視していても同じ住居で同居している、共同生活は継続しているので生活費など家計は毎月動いているのです。

夫婦がお互いを無視して話さずにいることが冷却期間と勘違いしてはいけません。

家庭内別居の3つのルール

①夫婦・家族として同居を継続するために無視されても挨拶を続ける


②無視されても悔しくても感情的に責めない


③夫婦が家庭内でメール、LINE、電話を使わない

という向き合い方をまずは2週間試して下さい。

話し合いで夫婦の会話なしの問題を解消するために必要な決意とは?食事のこと、洗濯のことは今までと同じように家事分担を継続されて下さい。生活費(家賃や光熱費など家計)に関することも絶対に無視して放置せずに最低限の夫婦間の伝達は継続して下さい。

子供に辛く当たる
家庭内で無視が続いたらルールを作る対処法

無視されて生活費がもらえていない、帰宅するとわざと寝室に逃げられて生活費を渡してもらえないなど夫婦・家族として一緒に生活していくために大事なことに影響してしまうと感じた場合はメモ書きを手渡すなど意思を伝える最低限の手段を考えて実行してください。家庭内別居でも最低限のルールを作るなど一緒に生活することに困らない家庭内別居の仕方があるのです。

家庭内別居でご飯を作らない?食事の支度はどうする

夫から無視をされている場合は、ご飯を作っても食べないと決め付けずに、自宅でご飯を食べるか不明な場合は旦那さんの健康を考えて「食べる?」という意思確認をされるように心掛けて下さい。無視されても気にかけて問い掛けることは悪化を防ぐ効果があります。

夫から無視されている状態の場合でも食事の支度は継続されて下さい。一度「食事はいらない」と言われても夫の帰宅後に対応できるよう食材は事前に用意されることが好ましいです。小さいお子さんがいる場合は、食事は今までのように日常の食事の形態を維持されて下さい。

妻から無視されている状態の場合は、できるだけ一人で外食で済ませたりせず今までと同じように自宅で食事をされるように心掛けて下さい。

家庭内別居でご飯を作らない妻の心理とは?妻がご飯を作らない理由は、悔しくて夫に献身したくないのです。

私は夫婦の仲を元に戻したいと思っている。しかし夫婦喧嘩の後からどちらも面倒な話しを拒んでいた。最近は家で顔を合わせても無視されてしまう。妻

がご飯を作らない、だから食事も別々になった。夫婦喧嘩の態度がきっかけになり夫婦がお互いを避けて何も話しができない状態が続いてしまった場合、ご飯を作らない理由を尋ねることをきっかけにして話し合いが必要なのです。

新婚の妻

家庭内別居と仮面夫婦の違いとは?

家庭内別居と仮面夫婦状態は大きく異なります。仮面夫婦は親族や職場、ご近所の目を気にして家庭以外では体裁として円満を装う夫婦のことです。実際に離婚に至る確率は低いです。

ただし、家庭内別居夫婦と異なり仮面夫婦の場合は誰かに知られてしまうことが心配で安心してご近所付き合いができない状態になってしまいます。

会話なしの夫婦の老後は?一緒に暮らす意味は?老後のことを考えて一緒に暮らし続けたいという共通の認識は存在しています。いつか謝ってくれる、いつか歩み寄って話し合えるという期待をしながら修復することを選択できる意味があります。

喧嘩が家庭内別居のきっかけ

仮面夫婦の行く末の老後とは

仮面夫婦を10年続ける理由は子供がいるから離婚をできないとお互いに現実がわかっているからです。

ただし子供が大学に進学して家を出たタイミング、子供が成人して家を出たタイミングで離婚について協議が本格化するというご夫婦が多い様です。夫婦がお互いに家庭内で顔を合わせるだけでも疲れてしまうようになります。

実際に子供の成長・独立をきっかけに仮面夫婦が悪化した状態になり、その後、夫の定年時期をきっかけに老後までに離婚する話しになってしまうケースがあるのです。

仮面夫婦が続けば離婚の原因になることがあります。夫婦としての愛情などお互いの気持ちが冷めてしまう前兆として、会話ができなくなる、避けられる、避けてしまうなど家族として、夫婦として無関心な対応が増え、気持ちがわからなくなってしまます。冷めた夫婦の特徴として急に離婚の話になってしまう傾向があります。

あなたの誠意で夫、妻の離婚決意、別れの心理を譲歩させる気持ちに変化させるよう作用させて離婚を避けるための会話を重ねることにより良い方向に向け、離婚せずに修復が前提の話しができる状況に変えて行きます。

仮面夫婦とはお互いの夫婦としての愛情が冷めきってお互いに無関心な状態でもご近所や親族、同僚、友人の前では円満な夫婦を装うことです。他人の目があれば夫婦の会話が円滑にできる関係で夫婦で体裁や世間体を取り繕っているのです。

同じ住居で暮らしていてもお互いの生活リズムも価値観も完全に避けて会話をしない、関与しない、聞かない、尋ねないという夫婦が周囲の目が届かないところでは完全にお互いを避けて関わりを遮断している関係になることです。当然、1人での外出、買い物などの機会が多く、夫婦の不仲は周囲に察知されてしまいます。

謝られても信用できない

家庭内別居から修復する5つのポイント

家庭内別居に至った夫婦関係の問題を解決し、関係修復するためにには、まずはお互いの気持ちや意見をしっかりと伝え合うことが重要です。一方が押し付けるのではなく、お互いに対等な立場で話し合うことが大切です。

そして、過去の出来事や問題点を振り返り、なぜそのような状況になったのかをよく理解することもポイントです。夫婦双方の納得のいく解決策を見つけるためには、相手の立場や気持ちを理解することが欠かせません。

また、関係修復に向けては夫婦で共通の目標や希望を見つけることも重要です。お互いが共に目指すべき未来像を共有し、そのために何をすべきかを話し合うことで、新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。

家庭内別居からの関係修復は時間がかかるかもしれませんが、お互いの思いや気持ちを大切にし、良好なコミュニケーションを築くことで、道筋を見出すことができるでしょう。

家庭内別居から夫婦関係を修復する5つのポイント

①無視されても挨拶の言葉を朝晩に必ず声を出して伝える。

②無視されることを恐れずに声掛けを続ける。

③夫婦間でlineやメールは使わない。

④大事なことは絶対に近寄って声で伝える。

⑤無視されても絶対に感情的にならない、言葉で責めない。

新婚の妻

家庭内別居中の休日の過ごし方

家庭内別居中、休日はどうすればいい?男女では感じ方が大きく異なります。休日は干渉しない距離感が大事です。浮気を疑われたり別居準備で物件探しをしていると疑われないために休日に日中や夜間はなるべく在宅されることが理想です。

夫の置き手紙が無責任

家庭内別居中の夫の気持ちと男性心理

家庭内別居を選択する理由は夫の不貞行為が原因だったり、元々、夫がモラハラだった場合など、夫の性格や結婚生活についての考え方が関係しています。

家族と離れ離れに暮らすことで、生活の中で共に過ごしてきた人々からの距離を感じることがつらいものです。それに加えて、自己評価が低下することも考えられます。

家庭内別居という状況が、自分自身や夫婦関係に対する自信を揺るがすことがあるでしょう。また、ストレスや不安が増大することも。家庭内別居によって、未来への不安や関係の修復の見通しの不透明さから、夫は精神的に追い詰められることがあります。このような心理的影響は、夫婦関係の改善を困難にする一因ともなり得ます。

妻も辛い気持ち

無視されることの負担

無視されることは、心理的な負担を生むことがあります。

家庭内別居の状況下では、夫が無視されることで自己価値を低く感じることがあります。

一緒に過ごしていたパートナーからの無視は、孤独感を深め、自分自身への不安や疑念を引き起こすかもしれません。そのような状況下で、心の支えを求めることができないことは、夫にとって大きな負担となり得ます。

家庭内別居に至った夫の選択

家庭内別居に至る理由には、夫の内面にはさまざまな複雑な気持ちが絡み合っています。仕事や社会でのストレス、夫婦関係の不満、自己肯定感の低さ、そしてコミュニケーションの難しさなどが挙げられます。夫が抱えるこれらの問題が表面化し、家庭内別居という選択肢をとることもあります。

多くの場合、夫は自分の気持ちを上手く表現できないことが多いため、家庭内別居という選択を取ることで感情的な安定を求めることもあります。夫の本音に迫るためには、信頼関係を築き、冷静に夫と話しをする機会を作ることが重要です。

理解と共感を示すことで、夫婦ともに前向きな解決策を見つけ出す手助けになるでしょう。

沈黙を貫く夫の本当の気持ちとは

夫が家庭内別居に至った際、彼が貫く沈黙には実際どのような感情が含まれているのでしょうか。沈黙は混乱や無力感からくるものかもしれません。夫は自らの感情に向き合うことで不安や孤独感から逃れようとしているのかもしれません。一方で、傷ついたり怒りを感じているのかもしれません。それでも、言葉にできない感情が心の中で渦巻いている可能性もあります。夫の沈黙には、自己防衛のための行動や、その時々の夫の気持ちが含まれているかもしれません。

夫婦の会話なしで無視される理由を解決する

夫婦間のコミュニケーションを再構築するためには、以下のようなステップが重要です。

まず第一に、お互いの立場や気持ちを理解し合うことが大切です。相手の意見や感情に耳を傾け、自分の気持ちも素直に伝えることで、お互いの立場を尊重しあう関係を築くことができます。

次に、コミュニケーションを円滑にするために、定期的な会話の時間を設けることが効果的です。日常生活の中で忙しくてお互いの距離が離れがちな場合でも、特定の時間を決めてゆっくりと向き合うことで、コミュニケーションの質を高めることができます。

さらに、過去の出来事や過ちに囚われるのではなく、未来に向けて共に歩むことを意識しましょう。過去の過ちを繰り返すのではなく、改善し、向上するために共に努力することが大切です。

最後に、お互いの関係を深めるために、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。日常の些細なことから、特別なイベントまで、お互いにとって特別な時間を共有することで、絆を深めることができます。このようなステップを踏むことで、夫婦間のコミュニケーションを再構築し、関係を改善することができます。

夫が別居準備

会話がない・無視される時の心構え

夫婦の会話がなかったり、無視されると、心が不安定になります。

このような状況に直面したときには、まずは冷静になることが大切です。相手の態度が自分に関連しているかどうかを客観的に見極めましょう。自分勝手な解釈をせず、相手の立場や状況を考慮することが必要です。

夫の気持ちに応える声掛けのテクニック

夫の気持ちに対応する対話のテクニックには、次のようなものがあります。

自分が聞き手になり、夫の話をじっくり聞くことが大切です。

感情的にならずに、冷静に対応しましょう。また、自分の意見を伝える際には、具体的な事例を挙げて話すと理解が深まります。さらに、相手の言葉を繰り返すことで、理解を示し、安心感を与えることができます。これらのテクニックを使って、夫の気持ちを理解し、より良い関係を築いていきましょう。

新婚でも会話なし

夫婦で築く新たな生活基盤

家庭内別居から関係修復を図る際には、新たな生活基盤を築くことが重要です。夫婦で協力し合い、共通の目標を持って新たな生活を築いていくことで、関係の修復につなげることができます。

まずはお互いの役割分担や家事育児について、新しいルールや取り決めをすることが必要です。これにより、お互いの期待や負担が明確になり、ストレスや摩擦を減らすことができます。

さらに、新たな趣味や共通の活動を見つけることも大切です。夫婦で一緒に楽しめる時間を持つことで、お互いの絆を深めることができます。また、定期的なデートや旅行、趣味を通じたコミュニケーションを大切にすることで、新たな生活を楽しむことができます。

最後に、夫婦でのコミュニケーションを深めるために、お互いの価値観や希望についてしっかりと話し合うことも必要です。お互いが共感し合い、尊重し合うことで、新たな生活基盤を築くことができるでしょう。

家庭内別居から離婚を避けるための対処法

家庭内別居中は不安で孤独な気持ちになりますが、別居や離婚に至るリスクがあります。この期間はお互いが静かな時間を持ち、自己成長や再評価ができるチャンスでもあります。もしも再び一緒に住むことを決断する場合、前向きで建設的なアプローチが鍵となります。お互いに変化を受け入れ、前向きなコミュニケーションを取ることが重要です。

また、家庭内別居期間中には夫婦関係の問題に対処するための専門家への相談も選択肢の一つです。カウンセリングやセラピーを通じて、お互いの感情や考えを整理し、関係を再構築するためのサポートを受けることができます。最善の解決策を見つけるために、専門家のアドバイスを取り入れることで、より明るい家庭の未来に向けて一歩近づくことができるでしょう。

夫婦関係の改善のためにできること

家庭内別居の夫の気持ちを理解するには?ここ最近、仕事が忙しいことが理由で帰宅が遅い、同じ部屋で就寝することがない、しばらく夫婦の会話がなく愛情の変化や気持ちの異変を感じてしまった。無理に同じ部屋にいることは逆効果になるケースが多い様です。

同居を続けることができていても夫婦なのに他人よりも距離感がある二人のこれからの関係性について考えなければいけません。

夫からのサインを見逃さない

夫婦関係に悩みを抱える際、夫からのサインを見逃さないことが重要です。夫が家庭内別居を望む理由や気持ちを理解するためには、相手の言動や態度に注意を払う必要があります。

重要なのは、夫のコミュニケーション方法の変化や感情表現の違いに敏感に反応することです。例えば、無関心や距離を置く姿勢、冷たい態度の変化、家族やパートナーに対する関心の欠如など、これらのサインに耳を傾け、夫の本音を知ろうとする姿勢が大切です。

また、夫が自分から距離を置く理由について理解を深めるためには、穏やかな雰囲気のもとで対話をすることが重要です。夫の立場や気持ちを尊重し、自分の感情も率直に伝えることで、お互いの心の距離を縮め、問題解決に向けて前進することができるでしょう。

夫婦関係を見直し、再構築への道

家庭内別居が続いている場合、夫婦関係を見直し、再構築への道を探ることが重要です。初めに、お互いの思いや感情を率直に伝え合うことが大切です。その上で、過去の出来事を振り返り、お互いの立場や気持ちを理解し合うことが必要です。

次に、これからの未来に向けてどのような関係を築いていきたいのか、共通の目標や希望を見つけることが関係修復の一歩となります。お互いが納得し、尊重し合える解決策を模索し、それに向かって進んでいくことが重要です。

最後に、家庭内別居から再構築への道は時間と努力が必要です。お互いの思いや気持ちを尊重し合い、良好なコミュニケーションを大切にすることで、夫婦関係を見つめ直し、再構築することが可能です。

家庭内で話しができない
家庭内別居の悩み相談でお答えできることは、

・夫婦の会話なしの心理と気持ち、原因について心理学の観点による分析を無料で提示

・会話なしで無視する夫、妻の『性格傾向』『結婚観』についての分析を提示

・どうして無視されるのか?離婚を切り出されたり家を出られてしまう可能性について分析を提示

・会話を回復する方法について、心理学の観点で問題の解決の手順を教えます。

夫婦の会話なしの状態を解決するためのポイントがわかります。

夫婦問題に関する具体的なアドバイスの詳細はメールにてお問い合わせ下さい。

お気軽にご相談ください。

家庭内別居の夫婦が離婚に至るリスクとは?

家庭内別居が続いた夫婦の行く末は離婚です。家庭内別居が続いた夫婦の多くが別居や離婚を考えてしまうようです。

夫の無視が続いたことが原因で離婚すると言われたら?本心ではない言葉は絶対に声にしないように気を付けて下さい。

どうすれば夫婦の会話が回復するのか、お互いに結婚生活の不満を声にできるような話し合いを心掛けて下さい。謝りたいという自分の意思を伝えて下さい。

あなたからの無視が家庭内別居の原因だった場合でも拗れてしまう前に離婚は考えていないという意思は伝えて下さい。

話し掛けても無視される生活パターンなど冷めた雰囲気のまま解決方法がわからないなど、不仲に陥られた理由から解決します。少しでも家計や料理のことなど話しをする曜日を決めるなど溝を埋めるための譲歩を示す必要があります。

離婚率が高い理由は夫婦として一緒に暮らす意味がないとお互いに感じているからです。

離婚率が低い理由は育児

家庭内別居中の夫との修復事例を紹介

相談者・CE子さん(27歳)

相手・夫Sさん(28 歳)

結婚3ヶ月

家庭内別居で完全無視する夫と復縁するまでの流れ

CE子さんは夫のSさんと熱烈な恋愛を経てご相談の2か月前のにSさんと挙式入籍をされた。Sさんのご両親の応援で分譲のマンションを購入されて一緒に暮らし始めたそうである。

修復に向けた相談をいただく

当方にメールで相談。ご相談の数週間前、些細の口論をされてから寝室を別にされたそうである。そのまま家庭内別居になってしまったそうだ。

夫のSさんが深夜になっても仕事から帰宅せず、異変が起きてしまわれ、その 後、明け方まで 戻らない日が続き、不安な状態であったが、とうとうご相談の3日前から帰宅されなくなり、メールで一方的に賃貸を借りたのでもう帰りません、すぐに離婚し たいことを告げられ別居状態に陥られる。謝りたい、という理由で話し合いをしようとしても電話に出てもらえず、メール、LINEに応答がなく、無視の状態に陥られる。

心理分析で難易度を提示

詳しく事情をお聞きする。14項目の設問と人格分析と心の温度差に関 連する40項目のチェックシートによる判定を 実施し、ご主人の異変、離婚要求のメール文面、別居までの短期間での行動などから逃避行動での準備は実家の協力も想定できる強引な別居と断定をする。

CE 子 さんは夫の浮気を疑っていたが、どうやら深刻な浮気と関係のない怯えがあり実家の義父母も離婚問題のことを知っていることが理由の強引な別居の可能性があ るとの分析を提示する。義父母にCE子さんから今の段階では 連絡はしないよう指示をする。

ご面談にて浮気ではない急な別居の理由はご主人の短気さや軟弱な性格 も関連はしているが CE子さんの愛情や接する態度に問題が大きいことを推測し提示する。

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修復に向けた行動を開始

引き留め伝達のための課題を提示し考えていただく。

課題回答を分析し、初期の設問解答に相当な抜けがあることを指摘し、 きちんと質問に答えていただく。特に口論のことについて前後の会話経緯を詳しくお聞きする。結果、CE子さんのご主人に対してのセックスレス問題の提議か ら深夜から早朝までの度重なる話し合い、批難などがあったことを伏せたと事実を教えていただけ、その問題が心の温度差の原因ではないかという推測に至る。 新婚旅行先、その後、新居での同居をされて2週間程度はCE子さんが安心できる頻度で円満なセックスがあったそうであるが、翌朝が辛い、疲れているなどの 理由で平日はご主人が断ってしまわれることが重なり、自分が飽きられたのではないか、もう好きという大事にする気持ちがないのではないかという不安が大き くなられ、断られる度に泣いたり、セックスを拒む理由を明け方近い時間帯まで問い詰めたり、強引にスキンシップを求められてしまったそうである。そのため 激しい批難や疑う問い詰めを何度もされていてご主人が帰宅されなくなられ別居に至られたという正直な経緯を把握することができた。

謝罪面会のための通話マニュアルを作成し暗記していただく。その後、 当方で作成したメール文章をご主人に送信していただき、会って今後のことを話し合いたいという伝達をしていただく。ご主人は親を交えて両家で離婚清算の話 を決着しようと言われるが、マニュアルに従い、二人だけで話せる気持ちになられたら会って話したいです、しばらく反省もしたいので待って欲しい、しばらく は今のマンションで帰宅を待ちたいという伝達をしていただくが、ご主人からはマンションは親が委託で賃貸会社に預けたいので月内で退居し実家などに引っ越 して欲しい、離婚以外の答えはないです。という突き放す返答に至り面会は拒まれてしまう。

ご主人の言い分を心理分析する。同居以降、CE子さんが愛情をセック スで実感し安心していたという心の問題について、詳しく事情をお聞きする。どうやらCE子さんがご主人のSさんと知り合う前にお付き合いをされていた男性 が急にセックスレス状態になられ、そこから約束を破られたりメールや電話を無視されるようになり、縋ってしまわれた時に性格の不一致や冷めたと突き放され 別れてしまわれたそうである。しかし共通知人などからその男性がその後すぐに違う女性とお付き合いを始められていて結婚が決まったという噂を聞いたこと、 CE子さん自身、幼少期に親や先生から優等生だったために叱られたり褒められるなどの関心を示してもらえず、大学生の頃に男性とお付き合いをされるように なり誰かから自分を必要と認めて貰える安心感を得てしまわれ、以降、自分が存在して必要とされたいというセックス依存に類似した価値観で男性と交際をされ ていたそうである。その恋愛の流れでご主人のSさんとお付き合いをされ、そのまま成婚に至られたためSさんがセックスを拒んだり頻度が減ったことで愛情や 関心が薄れたと不安になられ浮気や愛情のことを過敏に心配されてしまったと断定のできる経緯をお聞きすることになる。

謝罪と理由説明のマニュアルを作成する。離婚調停を視野にLINEや 手紙では伝えず会って目を見て話す指示をする。ご主人に会いたいということをLINEで連絡をするが応答は得られない。翌日、義母から激しい電話がありマ ンションから月内に引っ越して欲しいと言われてしまう。言い分をお聞きし、彼と会って話せたら応じますと答えていただき、彼と相談をして後日、義母が日程 を知らせてくれるという話になる。それから数日で義母から連絡があり彼との面会が実現する。離婚したくない理由説明とセックスレス批難の理由説明と謝罪を 伝えていただき、月内で引っ越す約束を伝えていただく。ご主人からはセックスレス批難のことよりも愛情を信じてもらえなかった、疑われて気持ちが沈んで傷 付いたことなど不満を言われてしまう。性格が合わない、このまま別居をしていたら違う男性を好きになるんだろうのような不信や軽視落胆の言葉を向けられて しまう。

転居していただき、転居の連絡を入れるが応答は得られない。

2か月の冷却期間を指示する。

2か月の期間で信頼する、夫婦の愛情はセック スだけでなく価値観の共有や同 じ目標や夢を持つこと、気持ちの面で支え合うことなど心と心での夫婦の結び付きについての課題作文に取り組んでいただく。ご主人に対して、責めたことを謝 りたいことや自覚されて いる非についてCE子さんの 自覚をお聞きする。

課題の過程で新居では日常的に些細な気持ちの声での伝達や会話の少な さなどをご主人に不満と思わせていたとが判明する。口論の理由が浮気詮索や外出先の詮索など執着と浮気を疑う言動であったこと、飽きられているのではない かと倦怠についての不安、 愛情のことを責立てられ過ぎたり、愛情を疑われていることをご主人がCE子さんとの暮らしの継続が無理と決めた理由と断定する。

現状、近況伝達も厳しいこと、責められたことで向き合い方に困 惑され転居後の完全無視(無言)の状態に陥られた可能性が高いことを提示する。ここで向き合い方の注意事項を提示する。

心理分析にて提示したご主人の不安についてよく思い出しながら考えて いただく。

何度かLINEで通話を求める連絡を継続していただき、疑い批難し続 けたこと、家庭の居心地についての反省など、ご主人に対しての謝罪伝達をしていただくが、応答は得られず、再度1か月の冷却の期間を指示する。義母から連 絡があり両家での離婚清算の決着がしたいと言われてしまう。激しくCE子さんが自身の親に離婚問題を聞かれたくないという抵抗をされてしまう。親に離婚問 題を知られて心配されたくないということである。義母に事情を伝えるとかなり立腹をされて呆れられてしまう。

1ヶ月の冷却の期間を置いて再度、ご主人に連絡をしていただきようや く2人で話し合うという結論に至る。

同居中に口論で言われた暴言(CE子さん自身の浮気告白やご主人の浮 気を決め付ける発言等)を理由に信用は回復できない。離婚に応じないなら調停でも裁判でもして離婚する、絶対に二度と一緒に暮らしたくないと批難されてし まう。

2か月の猶予をもらう。

安心伝達と信頼構築のための誓いについての課題に取り組んでいただ く。

2ヶ月後にLINEで面会を求め、面会をして誓いを伝えていただく。 ご主人は少し考えたいという返答に至る。

話し合いから2週間が経過しLINEで返答が得られる、同居はしな い、しばらく食事などで会うだけならということで、という返答であった。思うようにアポが合わず月に1度程度の面会を3ヶ月くらい継続していただくが、義 母から介入したいという連絡があり義母を交えての会食となる。その後、義母とご主人の話し合いにて、離婚は急がないという結論をいただく。ただし義母から こ の問題についてSさんが深く話したがらず、浮気を疑われた、精神面が不安定で急に夜中に怒り出して明け方まで激しい口論が続くから仕事に影響してしまうと いう話しか聞けていないということ、Sさんが別れたいというから賛成していた、という事実を聞くことになる。

ご主人にはCE子さんの言い分が理解できていない、不信や警戒の心理 が強く不安定なCE子さんへの嫌悪感・苦手意識が強いことを提示。

今後、このご主人の警戒、CE子さんへの苦手意識や不安を軽減する ために聞き上手になり会話で愛情を伝えることをアドバイスする。デート毎に日報をメールで提出していただき修正点や次回伝えるべきことなどを随時アドバイ スということを継続する。

7か月程度、平行線で面会デートを繰り返していただく。愛情を疑わな い、時間を有意義に共有する、共通の趣味を持つ、など価値観について恋愛状態からやり直しをする目的で焦らずに接していただく。12年のクリスマス は一緒に過ごしていただく。年末に義母を交えてSさんの実家にて話し合われる。前回の対話よりご主人からの発言が多くなり、先々、購入したマンション の委託期限が終われば マンションに二人で戻っても構わないとの返答に至る。課題で作成した復縁への対話のマニュアルを厳守で向き合っていただく。年が明けて4月を目途の賃貸での再同居を開始されることとなる。

13年の2月の下旬、Sさんから離婚要求の 撤回の結論を言ってもらえる。以後、賃貸を借りる時期を3月と決められ、3月の中旬に引っ越しを完了され、週末から新居での生活が始まり、無事、離婚を回避され同居再開に至る。

家庭内別居・仮面夫婦の対処法のまとめ

家庭内別居という状況は、夫婦双方にとって精神的にも大きな負担となります。特に夫の場合、自分の気持ちや悩みを表に出すことが難しいと感じることが多いです。

家庭内別居の原因は様々であり、夫の気持ちに対する理解が深まることで、その原因も理解しやすくなる場合があります。夫の気持ちに敏感になり、適切なサポートを提供することは、家庭内別居からの脱却に向けて重要なステップです。一方で、夫側にも率直なコミュニケーションが求められます。夫婦双方がお互いの立場を理解し合い、夫の気持ちを包み込むようなサポートを行うことが、改善への近道となるでしょう。

この記事の著者プロフィール
復縁専科運営事務局・横山美咲
復縁専科運営事務局・横山美咲

1991年東京都生まれ。血液型A型。2016年より復縁専科のメール相談を担当。月間50件以上のご夫婦の離婚問題と恋愛の復縁カウンセリングの業務に携わる。 日本心理学会認定・認定心理士。