夫から別居したいと言われたら?引き留める言葉が伝わる修復方法

夫が別居したいと言われたら?解決方法を解説しています。別居したいと夫から言われたら家を出られる前に絶対に夫婦の話し合いが必要です。夫から別居宣言をされても結婚生活を継続する説得の方法、引き留める話し合い方を解説しています。

夫から別居したいと言われた後の対処法

夫が別居を選択して勝手に家を出て行った後で夫婦として夫と仲直りをしてやり直したいと言えること。

ご主人の視点からご自分と家庭・家族としての自分を見つめていただきご主人の心に向き合うためのアドバイスとして夫が別居したいと言い出した後で双方の両親が夫婦の話し合いに入らないように配慮が必要です。

別居したい夫の態度

別居したいと言い出した夫の心理

夫から家を出ると別居を切り出された場合、今すぐに家を出て別居をしたいと夫から言われた場合、専業主婦の方のケースでは子どもの将来や家庭生活の不安で焦ってしまい別居をされた後の生活費などの金銭の話しは最初にしてはいけません。

別居までに夫の発言や行動がモラハラと感じることがあった場合はlineやメールでの自身の非についての謝罪は送らないで下さい。

夫が別居したい原因が不倫の場合の引き留め方

夫の不倫を疑う発言、浮気の調査の予告をしたり好きな女性がいるのかと確証や根拠もなく尋ねてはいけません。夫の言い分について聞き流さず、否定する言い返しは避けて下さい。lineやメールは無視せずに受け答えすることで夫を説得することは可能です。

夫から別居したいと言われた後で引き留める言葉

気持ちをきちんと聞いて別居が止められない場合は転居先の場所を教えてもらう、婚姻費用など生活費について別居されてしまう前にきちんと決めるための話しをして約束をしてもらう、夫婦の別居前の話し合いが必要です。

夫から別居したいと言われた場合は、責めたりせずに「理由をちゃんと教えて欲しい」という問い掛けが効果的です。

まだ夫と話せている段階で悔しい気持ちから避難をして責めたり、問い詰めたり、言い分を認めないなど感情を乱して話さないで下さい。

夫が別居したい理由は家庭を放棄する覚悟

lineやメールで別居したいと伝えて来た夫の言い分は、ある意味であなたへの不満、家庭への不満を我慢して、声にされています。原因がわからない状態で別居について責めてはいけません。

婚姻関係を終わらせたい夫が離婚準備として一旦は別々に暮らす考えがあるケースが多いようです。転居後に離婚に同意する返事をするか、期間として婚姻破綻で離婚が成立するまで無視をしたり、調停で既に夫婦として破綻していると主張する男性が多い様です。別居後にメール、LINE、電話を無視しない約束をされても約束の条件が守られることは難しいです。

別居したいと言い出すまで夫が無視していた心理とは?

夫にとってあなたとの家庭がストレスになられているケース、精神的に家庭で寛げない不満がある?休日に家事の協力、育児の手伝いを強制されて、ゆっくり休めない、のんびりしたいなどの仕事の疲労が家庭で癒せない悔しさを声にしている可能性があります。

暮らしについての不満は日々の夫婦の会話で聞き取れることが大事だったのです。家庭内で無視していた夫はあなたを避けて言いたいことを言わずに我慢していた可能性が高いです。

別居したいと言い出した夫の本音とは

別居したい理由は離婚を考えているからです。応じるまで無視するつもりで別居を考えているケースが多いのです。

夫から別居の話しを進められる前に引き留める説得が必要です。別居要求は離婚したい決意の強さが理由です。解決するために聞き取るためには決め付けて言わず、言い返さず、ご主人の気持ちを聞き取って下さい。

別居したいと言う夫の本音の特徴とは

特徴としては、あなたが日頃から言い方が冷静にではない、思いやりに欠けているなど、些細な悩みをご主人が言えない雰囲気を与えているなど、夫婦間のパワーバランスが関係している場合が多いのです。

離婚せずに関係を修復する

夫から別居したいと言われた後の修復事例

離婚回避事例

依頼者:T子さん34歳(主婦・会社員)
結婚3年目の夫Fさん(32歳)子供なし。
夫との修復を希望。
期間期間:11ヶ月
難易度:B(話し合いが難しい状態)

別居すると言い出された後で冷静に言い分を聞くことが必要です。T子さんは夫のFさん結婚2年。結婚をきっかけに転職をされた。会社でも多忙な毎日だった。

朝が早く帰宅も遅い状態が普通となられ会話の少なさや夕飯の支度もしてあげられない状態が1年くらい続く。

義母の意見もあり意見を聞き入れて仕事をやめて専業主婦になり家事を優先した生活をされようと努力していた。

数か月後、職業訓練に通うことになられて朝が早いことなどからまたご主人のお世話が疎かになられた。家事の怠慢についてご主人から注意をされても聞い入れる余裕がない状況だったそうだ。在宅時の会話がなく家事も相当に疎かな状態。

ご主人に連休に一緒に行楽に行きたいと提案をしても冷たく却下されたそうである。悔しくて批難を向けてしまい言葉のDVと言われてしまう。

その直後に、ご主人が別居したい、通勤の利便を理由に実家から通うとメールで切り出される。別居状態。

T子さんは別居は通勤が理由と思い、1ヶ月くらいそのまま過ごされていた。ご主人からメールで帰宅したいとの連絡があった。メールでこれまでの言葉のDVを理由に自分は単身暮らしの部屋を借りる、弁護士に相談をしている、離婚調停を考えている、信頼関係は壊れている、婚姻生活を続けることは不可能と言われてしまう。別居したまま離婚したいと切り出される。

驚いたT子さんは決め付けで浮気を疑いさらに激しく責めてしまわれる。次の休日のご主人の実家での話し合いをされ、その際の激しい口論が原因で義母とも最低限の妻としての義務を果たせていないことなどを強く指摘されたことで言い合いになられた。

義母からトラブルの原因は譲歩しない、話しを聞かないあなたが悪いと言われてしまう。今後の生活費の確保のことなど不安から強い言い方になり、かなりまずい状態になる。

メールにて相談。分析の結果、ご主人がT子さんとの生活でT子さんの自己中心的な性格、言葉のDV、家計のお金の感覚、生活習慣、多忙を理由 に在宅時にいつも疲れている状態で無口、休日の過ごし方や自分を見てくれない冷たい態度・発言に不満と感じており、言ってもわかってくれないと思い込み 不満についての発言を控えて我慢していたこと、結婚にメリットがないと実感させてしまいその不満が理由で夫婦でいる意義を見失われていることなどを提示。

ご主人には結婚生活で平穏に暮らしたい願望が強くその期待に応えてあげなかったことが離婚要求の原因。愛情も未練も大きく残っている。

ご主人の 離婚要求からご主人は今はT子さんへの大きな不満があり話し合いたくない気持ちで振る舞いや考え方が変わ るまでは離婚という言い方をされている。

浮気を疑う発言など口論の際の発言が相当に今は突き刺さった状態。そのことの謝罪する。ここで向き合うに当たって謝罪の言葉を考える。まずは義母への謝罪を伝える。

共有共通の価値観など引き止める言葉についてご自身が与えた不信感・嫌悪感など離婚問題の原因と向かい合って考える。離婚を避けたい理由の説明、結婚した理由の説明、次の話し合いにてご主人と義母に謝罪を伝える。

ご主人から「離婚すれば楽になるよ、嫌いになって別れるわけじゃないから。」という突き放す返事。義母からは離婚宣言は取り消せない、許 せない本人同士で話し合いなさいと言われる。

話し合いでの言い分からT子さんに課題として相手の視点か ら見た妻としての自分、反 省・非の自覚、思いやり、結婚前にお互いが相手に求めていた愛情についてと実際の同居期間でT子さんの自己中心的な振る舞いが原因でご主人の期待に応えられなかったことを理由から考えながら反省をしていただく。

話し合いが再度実現した場合に伝える謝罪と理由説明による意思の伝達、この先で修復できた場合にできる約束など(安心の伝達)を考える。愛情伝達、家庭でのご主人の居心地について謝罪を考える。

1人で暮しているマンションの家賃は負担されているままということもあり同居再開の提案を急ぐ方向で復縁きっかけ言葉を考えながら待つ。

1ヵ月が経過した週末にメールを入れてご主人と話し合う。身勝手な振る舞いの謝罪と理由説明、離婚の意思がないことを伝える。離婚以外の結論が考えられないと言われる。

同居再開の提案については離婚するのだから考えられないと言われる。1週間後、て義父母に説得をお願いする。義母から返事があり実家でのご主人、義母、T子さんの3人での話し合いが実現する。

結果は、「一緒に暮していて結婚した実感が感じられなかった。謝られても遅い」などの離婚しか望んでいないとの過去形の言葉。

離婚の決断まで6ヶ月の猶予が欲しいと頼む。「時間を置いても僕の結論は変わらない」や「別れてお互いに人生をやり直すことを考えよう」などの言い分。離婚について気持ちが変わらないことを言われる。

就職が決まってからでいいので離婚に合意して離婚届への署名・捺印を懇願される。理由説明や修復と改心の意思があることなどを伝える。

再出発のための準備期間としての時間を置くことに合意してはもらえた。義母の意見はまだ離婚と決めずやり直せるかも知れないので時間を置いて考えて行こうということになる。家庭料理を練習するよう指示。

随時、義母に教えてもらえるよう義母にお願いをする。再就職は探さず、職業訓練を活かしたパートタイムでの就労を始められた。その報告を兼ねて実家で会うことができる。この話し合い以降、随時、近況をメールで伝える。

ご主人から返事が来るようになる。話し合いに料理を持参していただくなど改心していることを示す。

順調に何回か の話し合いが進む。ご主人の離婚したい気持ちが動かない状態。月に一度、週末を一緒に過ごす提案を伝える。

しかし最初 、離婚の話し以外は会いたくないという断りが返ってくるだけであったが数回の提案を続けて応じてもらえる状態になる。

義母を交えて の話し合いが行われる。失言の再発がないことを誓う。気持ちを確認して離婚宣言についての要求の撤回の合意は得られないが離婚以外の結論も考えても良いという返事。週末に一緒にマンションで過ごされるようになる。

この記事の著者プロフィール
復縁専科運営事務局・横山美咲
復縁専科運営事務局・横山美咲

日本心理学会認定・認定心理士。1991年東京都生まれ。血液型A型。大学・大学院の人間科学心理学科にて心理学を履修。 2016年より復縁専科のメール相談の分析と回答を担当。月間50件以上の夫婦問題と恋愛の復縁カウンセリングの業務に携わる。