喧嘩の多い夫婦の離婚率は?絶対にやってはいけないNG行動を解説

喧嘩の多い夫婦の離婚率について紹介しています。夫婦喧嘩はどのご家庭にも起こりうるものですが、これが長引けば離婚危機にまで発展する可能性があります。イライラをぶつけ合うだけでは溝は深まる一方です。実は、喧嘩を通じて関係を悪化させる“やってはいけない行動”が存在します。もし離婚を避け、絆を取り戻したいなら、心理学の視点から夫婦喧嘩を見直し、冷静かつ的確な対処法を知ることが重要です。

喧嘩の多い夫婦の離婚率

夫婦喧嘩が多い夫婦は離婚率が高いと言われています。実際に統計データや専門家の見解からも、喧嘩の頻度が高いほど離婚に結びつく確率が上昇する傾向が見られます。

しかし、その背景には様々な要因が絡んでおり、単に「喧嘩が多いから離婚」というわけではない点に注意が必要です。

それでも、夫婦喧嘩がエスカレートして冷静な会話が不可能になれば、離婚のリスクが一気に高まります。

避けないで話し合う

喧嘩の多い夫婦の離婚率が高い理由

喧嘩の多い夫婦においては、次のような理由で離婚率が高まると考えられます。

  • コミュニケーション不全:言い争いの中で誤解や不満が解決されずに蓄積
  • ストレスと疲労:何度も衝突を繰り返すことで精神的疲労が増大
  • 愛情や信頼の喪失:喧嘩が増えることでパートナーへの不信感が強まる
  • 二次的な原因の発生:家族や親族の介入、不貞行為、経済的問題が表面化

実際、コミュニケーションを続けられずに別居に至った場合、その後の離婚率が高まる傾向も統計データから示唆されています。相手と向き合わずに感情をぶつけ合うのみでは、修復が難しくなる危険性が高いのです。

夫婦喧嘩が起こるタイミングと場所

夫婦喧嘩が起こりやすいタイミングや場所には特徴があります。

  • 仕事や育児が忙しく、一日の終わりで疲れが溜まった夜の時間
  • 家事分担や子育ての役割分担がうまくいっていないとき
  • 金銭的な話し合いや大きな出費の相談をするとき
  • 休日に一緒にいる時間が長くなり、相手の生活態度が気になるとき
  • 親族や友人との付き合い方や行事予定が重なる時期

場所としては、家庭内を中心にリラックス空間が逆にストレスフルになるケースが多いです。特にリビングや寝室など、プライベートスペースで感情が爆発することが珍しくありません。

夫婦喧嘩の多い理由と離婚率について

1993年から2024年10月の離婚率データ:
無料相談で結論までご報告いただけた案件の統計

夫から妻への離婚要求のケース
①:夫が住まいを出て別居をされたケースの離婚率は586件中89件で 15.2%
内訳:
対話を6か月以上維持できたケースの離婚率は312件中7件で2.2%
対話が1か月未満で無視に陥り不貞相手と暮らすなど浮気が原因のケースの離 婚率は37件中25件で67.5%
別居直後に無視に陥ったケースの離婚率は43件中8件で18.6%
別居後1か月以内に離婚調停を起こされたケースの離婚率は57件中8件で 14%
夫または妻の両親親族が離婚話しに介入・関与したケースの離婚率 は137件中41件で29.9%

②:妻が住まいを出て実家に戻られたり単身居住をされたケースの離婚率は 824件中53件で6.4%
内訳:
対話を6か月以上維持できたケースの離婚率は463件中4件で0.8%
直後に無視に陥ったケースの離婚率は121件中43件で35.5%
別居後1か月以内に離婚調停を起こされたケースの離婚率は147件中2件で 1.3%
夫または妻の両親親族が離婚話しに介入・関与したケースの離婚率 は93件中4件で4.3%
※男性からのご相談は途中で修復完了や断念をきっかけに当方との連絡が 途切れてしまわれるケースが多く、集計不能でした。
ご相談の総数は男性からのご相談が若干少なく1200件程度です。修復完了直前の段階でご報告が途切れるケースもございましたが、
ほとんどが途中での1か月以内の断念(DVや浮気が原因であったことや 奥様側親族の介入、
慰謝料の高騰を警戒されての早期段階で断念)と思われます。離婚率は30%以上と推測いたします。

別居してから離婚率の低さは迷いが理由?

離婚率からも本当に離婚する夫婦の割合が少なく、別居そてから離婚を迷う夫婦が多い傾向があります。

離婚合意の結果を焦り、転居の急ぎ方は精神的に離婚を焦っていることが大きな理由です。

離婚調停でもちろん既に離婚前提で別居している、離婚準備をした理由は夫婦としての関係は壊れているから、真剣に離婚を決意しているから戻ることはない、離婚準備ではなく同居が限界だった、夫婦関係は完全に冷めきっていると言い切る目的です。

ずっとこの状態で焦った言い方や誠実な態度でも言い分が無責任な突き放し方は離婚の話しを実現、同意に向けて進める目的があるのです。対処法として夫婦の話し合いで本当に理由を教えて欲しい、という尋ね方で理由を聞き取る向き合い方が必要になります。

家を出られてから会って話せる状態を目指してやり取りを続ける必要があります。夫婦間のlineやメールの使い方には配慮が必要になります。無視されたら次にlineを送るまで3日以上は空けて下さい。

統計データに見る夫婦の別居後の離婚率

統計データによると、別居期間を経た夫婦の離婚率は全体的な離婚率よりも高い傾向があります。

夫婦間のコミュニケーションの質やストレス、経済的な要因などが影響していると考えられます。

また、喧嘩の多さだけでなく、その内容や周辺状況も重要です。こうしたデータを踏まえて、夫婦間の課題に向き合い、改善策を考えることが重要です。

令和2年度法務省委託調査研究:協議離婚に関する実態調査結果の概要のQ11では離婚理由の第一位が性格の不一致(性格が合わない)との結果があります。

令和2年度法務省委託調査研究:協議離婚に関する実態調査結果の概要

夫婦喧嘩の原因とタイミング

夫婦喧嘩は、結婚生活を送るうえでどうしても避けられない場面があるものです。しかも、原因や起こるタイミングがある程度パターン化されていることも少なくありません。

ここでは、夫婦喧嘩のよくある原因と、どのようなタイミングで起こるかを見つめ直してみましょう。

よくある夫婦喧嘩の原因

夫婦喧嘩には、以下のような原因がよく挙げられます。

  • コミュニケーション不足:お互いの気持ちを伝え合う機会が少ない
  • 性格・価値観の不一致:何か決め事をするときに意見が噛み合わない
  • 家事・育児の分担:どちらか一方に負担が集中している
  • 経済的な不安:お金の使い方や管理方法で衝突が生じる
  • セックスレスやスキンシップ不足:夫婦間の心身の距離が広がる

日頃の生活にストレスや忙しさが重なると、ほんの些細なことでも言い合いになることがあります。これらの特に多い原因から目をそらしていると、意地を張ってしまい、さらに溝が深まる悪循環に陥ります。

夫婦喧嘩でやってはいけない行動

夫婦喧嘩しゃがちですが、長引いてしまうと手の施しようがなくなる可能性があります。実は、喧嘩中や喧嘩後の対応で「絶対にやってはいけない行動」がいくつもあるのです。これらを知っておけば、離婚の危機を避けられる確率が高まるでしょう。

絶対に避けたいNG行動

  • 人格否定や暴言:相手の存在そのものを否定する言葉を使う
  • 無視や長期間の放置:一切口をきかない、家に帰らないなどの行為
  • 子どもを巻き込む:子どもを味方につけようとする、相手を貶める
  • 暴力的な態度:物を投げる、叩くなど身体的・物理的に暴力を振るう
  • 経済的な締め付け:生活費を入れない、家計を一方的に管理し締め出す

これらはいずれも夫婦間の信頼や愛情を破壊する行動であり、簡単には修復がききません。将来的な絆が損なわれる上、子どもの心や家庭環境にも深刻な悪影響を与えます。

仲直りの際にやってはいけないこと

一度喧嘩が起きてしまったあとの仲直りでは、以下の点にも注意を払う必要があります。

  • 曖昧に済ませて核心に触れない:根本原因が解決せず、再燃リスク大
  • 「謝ったからもういいよね」と一方的に話を打ち切る:相手の気持ちが宙ぶらりんになる
  • 過去の不満を再び持ち出す:せっかくの仲直りムードが台無しになる

仲直りの目的は、関係を元に戻すだけでなく、より強固なものにすることです。お互いの本音を正直に伝え合い、誤解を解きほぐすプロセスが重要になります。

男女別の喧嘩中の気持ち

夫婦喧嘩は男女の心理的差異が表れやすい場面でもあります。男性側と女性側とでは、発言や態度の取り方に心理学的な違いがあり、それが衝突の原因にもなるのです。

男性の心理と反応

男性は、喧嘩の原因について論理的に解決を目指そうとする傾向がある一方、感情のやり取りを避けるケースが少なくありません。とくに議論が白熱すると、

  • 黙り込んでしまい、相手の気持ちを受け止め切れない
  • 「どうせわかってもらえない」と考え、投げやりになりがち
  • 問題解決の提案ばかり言い、相手の感情面を軽視

このように、感情の対立に苦手意識を持ち、どちらかというと自分を守る発言や態度に出てしまうことがあるようです。

女性の心理と反応

女性は喧嘩になると、感情をしっかり共有したいという願望が強い傾向があります。たとえば、

  • 「なぜわかってくれないのか」と相手を責めるような言い方になる
  • 相手の論理的な解決策よりも共感や理解を求める
  • 言い合いの最中に過去の喧嘩や不満を掘り返す

結果として、男性の態度に理解や共感を得られないと感じると、さらに感情が高ぶることがあります。お互いの気持ちのぶつけ合いが激化すると、すれ違いが大きくなり、収拾がつかなくなる可能性も高いです。

共依存夫婦はLINEが気になる

夫婦喧嘩の心理的な影響

夫婦喧嘩は精神的には大きなストレスであり、長期的に心にさまざまな影響を及ぼします。まずは、その心理的影響がどのようなものか把握しておくことが大切です。

喧嘩が長引く心理的な理由

喧嘩が長引く背景には、以下のような心理が関係している場合があります。

  • 意地やプライドが邪魔をして謝れない
  • 感情をぶつけることで相手に自分の思いをわかってほしい
  • 相手の態度が誠実に思えず、不満が晴れない
  • 自分が我慢すればよいと考え、問題を先送りしてしまう

これらの要素が複合的に絡み合って喧嘩がこじれ、双方の心が折れる寸前まで追い込まれることも少なくありません。

メンタルへの影響

夫婦喧嘩の頻度や激しさが増すと、次のような精神的ダメージを受けるリスクがあります。

  • 不安やうつ状態の増加:気持ちが落ち込み、生きる意欲が低下
  • 自尊心の低下:否定的な言葉を浴び続けることで自己肯定感が減少
  • 眠れない・イライラが続く:精神的に休まらず、体調不良にもつながる

心理的な負担が蓄積すると、夫婦関係の修復がますます難しくなるので、早めに手を打つことが重要です。

夫婦喧嘩を仲直りするための方法

喧嘩が多い夫婦でも、適切な手順を踏むことで関係を修復し、絆を深めることは可能です。ここでは、心理学・コミュニケーションの観点から効果的な仲直りの方法を紹介します。

効果的な仲直りの方法

  • 冷静になれる時間を持つ:まずは感情が高ぶった状態をクールダウン
  • 相手の気持ちに耳を傾ける:自分の主張よりも先に相手を理解する姿勢を持つ
  • 具体的に謝罪する:何が悪かったかをしっかり言葉にし、行動でも示す
  • 解決策を協力して考える:二人で問題解決のアイデアを出し合う
  • 日常的に感謝を伝える:小さな行動に対しても感謝を忘れない

仲直りまでの流れ

仲直りには段階があります。

  • ステップ1:時間を置いてから話し合う
  • ステップ2:お互いの意見を順番に言い合う
  • ステップ3:相手の主張を要約して確認し、自分の解釈を伝える
  • ステップ4:着地点を見つけたり折衷案を作ったりして合意を形成
  • ステップ5:いったん合意したら、後から不満を持ち出さない

このように段階的に冷静にコミュニケーションを進めることで、問題点を整理し再発を防ぎやすくなります。

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  • 話し合いやLINEで伝えられた言葉を随時、心理分析を行い提示いたします。
  • 夫婦関係を修復するために必要な心構えを課題として提示(課題への取り組み)

夫婦喧嘩を減らすための秘訣

喧嘩をせずに済むならそれに越したことはありません。ここでは、夫婦の衝突が起こりにくい環境作りや考え方についてまとめます。

夫婦円満に過ごすためのコツ

  • ルール・役割分担を明確にする:家事や育児の範囲を事前に話し合う
  • 夫婦の時間を確保:食事や休日に共通の楽しみを作る
  • 相手のペースを尊重:感情のグラフやリズムは人それぞれ違う
  • 自分の軸をしっかり持つ:お互いが主体性をもって生活を楽しむ

このような基本的な工夫を欠かさないことで、日常の些細な摩擦が大きな喧嘩に発展しにくくなります。

コミュニケーションの重要性

コミュニケーションが不足すると、相手の意図や気持ちがわからず、勘違いや思い込みが生じます。特に夫婦では、以下のような形でコミュニケーションを活性化すると効果的です。

  • 一日一回はゆっくり会話する時間を作る
  • ポジティブな表現:ほめ言葉や感謝の言葉を大切にする
  • LINEやメールで適度に連絡:仕事などで時間が取れないときも軽いやり取りを続ける

このように「会話が続く仕組み」を作ると、衝突を起こす前に不満や疑問を解消する余地が広がります。

夫婦喧嘩の子どもへの影響と対処法

夫婦喧嘩が多いと、子どもは自分のせいで喧嘩が起きているのではないかと感じたり、不安定な家庭環境にストレスを受けたりします。ここでは子どもへの影響と、その対処法を考えます。

夫婦喧嘩が子どもに与える影響

  • 不安定な情緒:夫婦の不仲を目の当たりにし、安心感が揺らぐ
  • 学校や友人関係への影響:集中力が低下し、勉強や友達付き合いに支障が出る
  • 自己評価の低下:親同士が否定し合う姿を見て、自己肯定感が下がる
  • 将来の人間関係に悪影響:暴言や無視といったコミュニケーションを模倣してしまう

これらを防ぐためには、親としての責任感を再確認し、子どもの視線や気持ちを意識する必要があります。

子どもへのフォローと対処法

夫婦喧嘩を目撃した子どもには、以下のような対処を心がけると良いでしょう。

  • 「あなたが原因ではない」と伝え、子どもの不安を取り除く
  • 夫婦で仲直りしたら、子どもの前で和解の姿を見せる
  • カウンセラーやスクールカウンセラーに相談する
  • 子どもの気持ちをしっかり受け止め、悩みを自由に話せる環境を用意する

夫婦喧嘩の度に子どもの心は揺れています。丁寧なフォローで心の負担を軽くする努力が大切です。

夫婦喧嘩をこじらせないために

夫婦喧嘩をこじらせると離婚危機へと発展する可能性が高まります。そうならないためにも、普段からの意識づけが欠かせません。

心がけたいこと

  • 相手を大切に思う気持ちを常に言葉や態度で示す
  • イライラしたときこそ、深呼吸やクールダウンの時間を作る
  • 不満は早めに小出しにして溜めこまない
  • 「私ばかり我慢している」という被害者意識を手放す

日頃のちょっとした気遣いが、いざ喧嘩になったときに感情的な衝突を避ける支えになります。

感情のコントロール

「怒り」の感情は、夫婦喧嘩の火種になりやすいものです。以下の対応策も考慮してみましょう。

  • 怒りの度合いを客観的に数値化(10段階など)してみる
  • 頭の中で数を数えて落ち着く時間を作る
  • スマホのメモなどに、不安や怒りの原因を具体的に書き出す

言い争いをするとき、思わずきつい言葉をぶつけて取り返しのつかない事態に発展することを防ぐ手段となります。

夫婦喧嘩に関するよくある質問

最後に、夫婦喧嘩が原因で抱えやすい疑問や悩みについて、市販のデータや心理学の見地から解説します。

夫婦喧嘩の頻度とその対策

夫婦喧嘩の頻度が増えるほど離婚率が高くなる傾向がありますが、一概に回数だけが問題ではありません。どのように解決し、どう次につなげるかが重要です。

  • 喧嘩後は感情を引きずらずに、話し合いの場を必ず設ける
  • 毎回の衝突から学び、同じ問題を繰り返さない工夫をする
  • 必要に応じて専門家(カウンセラーや仲介人)への相談も検討

離婚に発展する可能性とその対処法

統計データから、別居や冷却期間を経て離婚率が上昇することがわかっています。しかし、実際には別居後も戸惑いや迷いを感じている夫婦も多く、必ずしも離婚に直結しないケースも少なくありません。対処法としては、

  • 別居直後こそ相手との連絡を完全に遮断しない
  • LINEやメールの返事はすぐに求めず、3日以上あけて冷静にやり取りする
  • 両親や親族の過度な干渉が混乱を招く場合は、プロに仲介を依頼
  • 「本当の理由」をきちんと相手から聞き出し、理性的に向き合う

離婚危機を回避したいのであれば、感情の伝え方や話し合いの場の作り方を工夫することが不可欠です。

夫婦喧嘩は単なる衝突や不満をぶつけ合うだけの行為ではなく、最悪の場合は離婚にまで至る大きなリスクをはらんでいます。しかし、心理学的な見解や具体的な対策を踏まえて行動すれば、喧嘩を通じてお互いを理解し合い、むしろ関係を深められる可能性もあります。

特に「絶対にやってはいけないNG行動」を避けることは、大きな傷を残さずに関係を改善するための最優先事項です。話し合いの姿勢や感情のコントロールを大切にし、お互いの思いやりを忘れなければ、離婚危機を乗り越え、家族として強い絆を育めるでしょう。

たとえ喧嘩が多くても、そこには解決策や修復への糸口が必ず存在しています。

子どもへの影響、メンタル面の不調、経済的な不安など、さまざまな要素が複雑に絡む問題であっても、正しいアプローチと粘り強いコミュニケーションを通じて、新たな関係を築くことができます。まずは日常の小さな対話から始めてみてください。きっと夫婦ならではの温かい絆を再発見できるはずです。

この記事の著者プロフィール
復縁専科運営事務局・横山美咲
復縁専科運営事務局・横山美咲

横山美咲(よこやまみさき) 1991年生まれ。血液型A型。金城学院大学・大学院(人間科学部心理学科)で心理学を履修。専門分野は行動心理学・社会心理学・人格心理学。2016年より復縁専科で夫婦カウンセラーとして勤務。夫婦問題の解決や恋愛相談など男女の愛情についてのアドバイスを得意としています。 心理カウンセラー・日本心理学会認定・認定心理士